背景
自分のスキルアップを目指して取得する資格を探すなかで、
先輩のススメもあり「Oracle Master Bronze」を取得することにしました。
※Oracle Master Bronzeの概要はこちらをご覧ください。
そして先日無事に合格することができました。
新卒文系エンジニアがIT業界のことすらわからない中で取得してみて感じたことを受験記的に書いてみたいと思います。
問題の解説とかよりも心構え的な内容ですのでご了承ください。
受験概要
- 勉強期間: 約1ヶ月 (約80時間くらい)
- 獲得点数: 75% (合格ライン: 75%)
- 事前知識: ほぼゼロ (文系でIT業界に入り現在1年目です)
- 使用教材:
- Bronze 11g SQL基礎Ⅰ 完全詳解+精選問題集(白本)
- めざせオラクルマスター
- @IT
勉強方法
前提としてOracleに触ったことすらなければ、
データベースのこともよくわからないという方に向けて書いています。
4週間前~2週間前
実際に触ってみる
まずはOracle問わずなにかしらのDBに触れてみることから始めました。
PostgreSQLやSQL Serverを業務で使用していたので開発環境で実際に使用されているSELECT文等をコソコソみていました。
Oracleの試験といえど、Bronze程度では仕様の違いに苦しむ問題は殆どないとどこかで読んだ気がするからです。
正直Oracle受けるんだからOracleを触りたいと思いながらチラ見していましたが、
今となっては知識ゼロのクリーンな状態から雑食的に知識を入れていくことに抵抗を感じる必要性はエンジニアという職業においてはないと感じております。
そしてこの試験はSQLに対する理解を測る試験ですので、構造的な部分は気にしない方がよかったです。
GUIを触ればテーブルを開いてSQLを打ち込む前に、ビュー?シノニム?なんて疑問はたくさん生まれたのですが、わからないことを無理して読み解こうとするよりも今わかることを広げていく方が良い気がします。
テキストを使用する
テキストを使用した勉強ですが、まずは白本を読み込んでいきました。
試験は1z0-017ですが、古い試験のため参考書がありませんでした。
9iの試験内容を踏襲したもののためです。
11gの参考書は1z0-017を包括していますので、
なにかしらの教材を使用する場合は、11gのものを選べば間違いないようです。
読み込んでいくわけですが、1,2日で読み終えられるわけではないので、
1週間かけて1周目、4日かけて2周目、2日かけて3周目、1日かけて4周目と区切った上で、
更に2日かけて1~n章...と細かく区切っていくことをお勧めします。
「あ、ここわかるから軽めでいいかな」とか私たち素人にはありません。
なにより社会人になり時間を確保することが難しくもなるので、
細かく計画を立てておけば万が一急用によって遅れが出ても取り戻せます。
2週間前~1週間前
問題を解く
白本の解読と業務の合間の触ってみる時間に注力すると、
中々実際の問題を解く時間がないのでここで集中的に問題に慣れていきました。
繰り返し解きすぎると問題を覚えてしまって効果が、、、
なんて心配もしましたが、問題に対する慣れが必要ですね。受験を思い出しました。
4択問題ではないこと、言葉の使い回しなど、
問題を理解しながら繰り返し繰り返し解いていきました。
とはいえ慣れすぎて反射的にしか答えられないとなってはいざ本番の時に困ってしまうので、
この時に、めざせオラクルマスター等の出題サイトにお世話になりました。
1週間前~本番
知識の補填をする
この期間は仕上げです。
白本しか殆ど使わなかった状況で、@ITなどに入っていくと知識が線で繋がっていくような気がして気持ちが良かったです。
基本的に終盤は知識に対する枠組みを外して柔軟に理解を広げることが大切だったと思います。
感想
知識ゼロで勉強する足がかりがほしいという状況で受けました。
正直言ってまだまだ業務で活用できるかといえば怪しいですが、まずは合格して一安心です。
個人的には、
- 1z0-017の教材がほとんど無い中でどういう切り分けで教材を使いこなすか
- 覚える量が膨大な中でどれだけ勉強時間の確保をできるか
この二点が上手くいったのではないかと考えております。
最後に試験というか受験する上でのポイント
- 1z0-051の試験よりはだいぶ易しいので、やはり1z0-017を受験することをオススメ。
- めざせオラクルマスターや白本問題の応用が多いので暗記するだけでは難しい。
- 会場で受けたほうがオンラインで受けたときよりも簡単(らしい)
- ビアゾンVUEの公式でチケットを買うより楽天で購入したほうが2,000円は安くなる(後から知る)