#はじめに
Tableauについて勉強を始めたので、調べたことを残しておきます。
#Tableauとは
Tableauは、多彩な表現力によってデータやプロセスの可視化に優れています。
この表現力を生かしたダッシュボード機能は、経営指標、営業指標など様々な状況を可視化し周知共有することが可能です。
Tableauでは、柔軟にデータの見せ方を変えることができ、効果的に図表間を連動する様々な仕掛けを作れます。
#Tableauの製品
製品 |
概要 | ライセンス | |
---|---|---|---|
1 | Tableau Desktop | データに接続し、図表やダッシュボードを作成するために用いる製品 Tableauを使用する製品では、必ず1名は使う必要があります。 自由自在なビジュアル分析と、目的に合わせた柔軟なダッシュボードの作成が可能 Tableau Server、Tableau Onlineに比べて分析機能が豊富 Tableau Desktopで作成したファイルは、Tableau Server・Tableau OnlineとTableau Publicにパブリッシュ(=アップロード)して共有できます。 パソコンにインストールする製品なので、オフラインでも利用可能です。 |
有償 |
2 | Tableau Desktop Public Edition |
無償で利用できる製品 通常のTableau Desktop と比べてビジュアル化する機能に差はありませんが、ファイルを保存することができません。 作成したワークブックは、Tableau Publicにパブリッシュすることになります。 |
無償 |
3 | Tableau Prep Builder | データ準備のための製品 Tableau Desktopで接続する前に、データの加工が必要な場合に利用 Tableau Prep Builderで加工してデータ準備が完了した出力ファイルは、パソコンに保存できるほか、Tableau Server・Tableau Onlineにパブリッシュして共有できます。 パソコンにインストールする製品なので、オフラインでも利用可能です。 |
有償 |
4 | Tableau Server | Tableau Online ビューやダッシュボードを含むワークブック、データソース、フローなどを共有・管理する「Tableauの基盤」となります。 抽出データを自動更新したり、ダッシュボード画面をメールで定時送信したり、閾値に応じてメールでアラートを配信したり、ダッシュボードでコメントし合ってディスカッションしたり、権限設定を行ったりといったことができます。 ユーザは、Webブラウザからアクセスします。 Tableau Server→ユーザ自身がサーバ環境を用意しインストールから管理まで行います。 Tableau Online→Tableau ServerのSaaS版(クラウドサービス) |
有償 |
5 | Tableau Reader | 無償でダウンロード・利用可能な、ワークブックの参照に特化した製品 Tableau Desktopで作成したファイルや、Tableau Server・Tableau Online からダウンロードしたファイルを開くことができます。 対象ファイルは、抽出データを包含したパッケージワークブック Tableau Readerではデータの更新ができないので、Tableau Readerのユーザに ワークブックを共有する前に、更新された抽出データを含むパッケージドワークブックを作成・共有する作業が必要です。 |
無償 |
6 | Tableau Mobile | Tableau Server・Tableau Onlineにモバイル端末からアクセスするときに利用するアプリ | 無償 |
7 | Tableau Public | 無償で利用可能な、ワークブックを公開するWebサービスです。 内部でTableau Serverが動いています。 Tableau PublicにはSNSとしての側面があります。 ユーザは、Tableau Public用アカウントを作成して、自分のページにワークブックをパブリッシュします。 参考になるワークブックを多く公開しているユーザをフォローすることもできます。 全世界に公開されるので、ビジネスデータを利用するシーンには適しません。 なお、Googleスプレッドシートに接続している場合のみ、24時間に1回の頻度でテータは更新されます。 |
無償 |
#ライセンスの種類
対象製品 | Tableau Creator | Tableau Explorer | Tableau Viewer |
---|---|---|---|
Tableau Desktop | 〇 | ||
Tableau Prep Builder | 〇 | ||
Tableau Server・Tableau Online | 〇 | 〇 | 〇 |
価格 | 1ユーザあたり 年間102,000 円 ※1つは必ず必要 |
1ユーザあたり 年間51,000円 最低購入数: 5 |
1ユーザあたり 年間18,000円 最低購入数:100 |
※2019/08 現在 正確な情報は下記を参照
#概要図
- 有償版
有償となる製品(Tableu Desktop、Tableau Server)の概要を書くと下記のようになります。
開発を行うには、Tableu Desktopが1つは必ず必要になります。
- 無償版
Tableu を最初に触ってみようと思ったときに、有償版を購入するのは敷居が高いですし、トライアル版がありますが、14日間と少し短めです。
そうすると、Tableau Publicは、無償なので勉強するにはぴったりです。
また、100万を超えるユーザーの作品が保管されている、世界最大のデータビジュアライゼーションのライブラリを探索、操作して感化を受けてみてください。
ただし、Tableau Publicには、いくつか注意点があります。
- Tableau Desktop Public Editionでの保存は、Tableau Publicサイトのみに限定されており、他者の閲覧が可能です。
※会社の内部情報など機密情報での利用は厳禁です。あくまで、公開して良いデータの範囲で利用してください。
- 使用できるデータソースに制限があります。
※使用できるデータソースは、Excel、テキスト、JSON、Access、PDF、空間ファイル、統計ファイルになります。
- Tableau Publicサイトにパブリッシュするワークブックは、すべてのデータソースの抽出が必要です。
※Tableau Publicサイトには、1ワークブックあたり1000万行までという制限があります。
- Googleスプレッドシートのみ手動で更新でき、自動的に24時間に1度抽出が更新される仕様です。
概要を図にすると下記になります。
#最後に
次は、Tableau Publicサイトに実際にパブリッシュしてみます。
#参照
Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック ~データ加工からダッシュボード作成まで~
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ExcelファイルをTableauで読み込んで簡単なダッシュボードを作る
Tableau Public