最近、転職活動をしたので情報を共有します。
私が転職活動を始める際にはQiitaの転職系記事を読み漁ってお世話になりました。
この記事が転職を検討している人、転職活動中の人の助けになれば幸いです。
結論から言うと7社選考に応募して、内定を2ついただき、年収が110万円上がりました。
前提
読んでくれる人には楽しんで欲しいのでポップめに記事を書いていくぞ!
いいねしてくれないと許さないんだから!
おぬし何者?
- 性別:男
- 年齢:28歳
- 学歴:MARCH文系出身
- 年収:540万(前職)
- 会社:東京
- 技術力:決して高くない
- 強み:サービス思考(売上伸ばすキモちぃぃぃぃ!!!)
経歴
- 新卒で50名規模の自社開発企業(BtoC)に入社
- メンバーで5年
- リーダーで1年(自分の下に2人) → リーダー経験はウケが良かった
技術
- PHP(Laravel、CodeIgniter)
- JS(React、TypeScript)(※雰囲気でやってる)
- Python(スクレイピングする程度)
- GAS(アナリティクスとかいじる程度)
- AWS(EC2を再起動する程度)
転職のきっかけ、目的
- 人生で一回くらい転職してみたい!
- 20代のうちの方がポテンシャル枠を狙えるっしょ!
- 年収できれば上げたいっす!
- 今の会社に不満は特になし! むしろ居心地はかなりいい!
- 今の会社の業績が伸び悩んでおる...これはアカン!
- エンジニアの価値が高いうちに転職した方が良くね? 将来どうなるかわからんし
転職の戦略
- 基本はHR領域で絞って応募!これからの時代HRっしょ!
- スカウトが来た企業の中から選ぶ(自分から企業を探しても技術がマッチするか、基準に達してるかとか調査するのは大変。何通もくるスカウトから「これ、ええやないかい!」と思った企業に応募する方が双方にとって時間短縮になる)
- 必ずカジュアル面談をやってもらう(実際に話してみて選考に進まないパターンもよくあった)
- 転職した知り合いのエンジニアから職歴書を共有してもらって参考にする
- 求める年収としては最低600万からや!(現職で交渉すればいけそうな額)
- 強みとしてはサービス思考の点で技術思考のエンジニアとの差別化を図る(将来はPMポジションなんかがいいなぁ。EMもおもしろそう)
利用したプラットフォーム
複数のプラットフォームを使ったので所感を語ってくぜ!
Green
- 1社応募して1社お祈り(つまり全滅)
- ここは5年くらい前からずっと登録だけはしてました
- スカウトが一番多い媒体(逆を言うとスカウトの価値が低い媒体)
- ただスカウト文面が一斉送信っぽいのばっかりなので萎える
- SESが多いのも萎える(SESお断り設定が欲しいっすGreenさん!)
Forkwel
- 1社応募して1社内定(つまり負けなし)
- 結構カスタマイズされたスカウトが来るのでうれしい!
- 想定年収も記載されてるのでうれしい!
- 小さい企業が多い印象。その中で時々、有名企業がスカウトくれるので「っんほ!?」ってなる
転職ドラフト
- 初めての参加で10社以上からオファー!(でも2回目は3社)
- 割と有名な企業が多めなイメージ
- 30%くらいはスタートアップ
- 年収の提示は600-700の間くらい
- スカウト文面はかなりしっかりしてるのでめちゃくちゃうれしい思いができる
- 私の場合は期待値が高い場合が多く、ちょっと荷が重かった
- 自分の市場価値が知れるので最高!
- レジュメ作成機能が最高!他のプラットフォームで使いまわせるので転職する際には最初に登録しておいた方がいい
- 4社面談して、1社選考を受ける。2次の技術面接でボロくそにされてお祈り爆弾をくらう
転職エージェント
- YouTubeやってる某社を利用
- 普通に他のプラットフォーム使ってたら調べない優良企業を紹介してくれるのでエージェンは使ったほうがいいと感じます
- 最初に面談して希望の条件とかキャリアの話をするのでズレた企業の紹介が少なかったのはかなり良かったです
- 面談では「将来はマネジメントよりに行きたいっす!」と話したら紹介してもらった企業のポジションでマネジメント系があったのは微妙でした。将来やねん!直近ちゃうねん!これは面談の時、きちんと伝えるべきでした
- 「平均すると10社応募して1社内定が出ます!」とびびらされたので興味が低い企業も受けましたが、結果は7社受けて2社内定が出ました。人にもよるのでしょうが「あなたの経歴なら5社程度で大丈夫っす!多分!」とか言って欲しかった
- 紹介してもらった有名企業から内定をもらえたので感謝しかない
- Lineでやりとり。他のツールでのやりとりも対応してくれるそう。
- 「こういう質問されます!」と面接の対策ができる企業もあるのでクソ便利
- 選考辞退する時は「っあ、この企業辞退しといて?」「OKっす!」と簡単に辞退できるのは楽だった
実際に受けた企業数
- カジュアル面談の実施:12社
- 選考に応募した企業:7社
- 書類でお祈り:2社(転職エージェント)
- 1次面接でお祈り:1社(Green)
- 2次面接でお祈り:1社(転職ドラフト)
- 最終面接辞退:1社(転職エージェント)
- 内定:2社(上場企業:Forkwel、非上場のメガベンチャー:転職エージェント)
思い返すと結構転職エージェントは活用したかな!?
アドバイスするとカジュアル面談は絶対に受けた方がいい!
話してみて「なんかおいらと合わねぇ感じがするぞぃ!?」って企業は選考に進みませんでした。
あと、カジュアル面談で人事が来る企業も選考に進みませんでした。薄っぺらい技術の話しかできなかったので全く興味が持てない!これを見た人事担当者様、絶対にカジュアル面談で人事を出さないでください!(人によるとは思うけど)
カジュアル面談について
よくある流れ
- カジュアル面談してくれる人の自己紹介
- 会社とかサービスの紹介
- 質問タイム
- 「転職のきっかけってなんですかね?」と50%の確率で聞かれる
これが基本の流れ。
企業によっては紹介タイムなしで質問タイムに入るところもあるので前もって質問を準備しとかないと焦る。
おいらがよくしてた質問
- 現在のチーム体制について(エンジニア仲間はどれくらいいんのよ?)
- 将来のチーム体制について(どれくらい拡大すんのよ?)
- システムの課題について(入社後に知ってギャップに感じたらあかん!)
- 組織の課題について(入社後に知ってギャップに感じたらあかん!)
- 現在強く求めているエンジニア像について(それに合わせて面接では発言を少しカスタマイズしたる!)
- タスクの流れ(誰が要望出して誰が対応するか。普通に知りたくない?)
- 採用フローについて
- 開発の比重について(調整、運用保守、技術負債の返済、新機能開発)
- 実際どの部署に配属になりそう?
面接の逆質問とかにも使えたりするからきっちり聞いておくんや!
「面接ってどういうこと聞かれたりしますかね?」って聞けたら聞いとくんや!
回答の準備とかできるからかなり有利になるで!
面接での質問
聞かれた質問を羅列してくで!
面接を受ける側もする側も参考にしてくれい!
非技術質問
- 自己紹介してください
- 現在の仕事の役割は?
- 経歴の説明をしてください
- 転職のきっかけは?
- 転職先を選ぶ軸は?
- 現職の不満、次の職場に求めるもの
- 新人のモチベーションを上げるために何をしたか
- 現職を選んだ理由
- 何にモチベーションが上がって、何にモチベーションが下がるか
- 今までで一番モチベーションが下がっときは?
- それをどう乗り越えたか
- どうしてうちに興味を持ったの?
- 他の企業はどんなところを受けているか
- 将来の夢や野望
- 会社の人に求めること
- キャリアについてどう考えてる?
- メンバーをどんな管理をしてる?
- サービスを伸ばすために何が一番重要だと考えているか
- 1 on 1って何をしてる?
技術質問
- 最近はOpenAIが流行っているが、そこら辺は何かしてますか?
- 実装の時に気をつけていること
- 現職システムでの課題
- 技術的に一番やり切ったこと
- コードを書く上で意識していること
- 可読性を高めるために具体的にどんなことをしているか
- 技術的な課題で一番難しかったことは何か
- どう実装したか
- 運用保守ではどのようなことをしたか
- UIなど意識しているように感じたがなぜか?
- LaravelだとVueが簡単に利用できるがなぜReactか?
- 技術負債の返済で実際に離職防止に繋がったのか
- 一番の成果と思える点は?
- 一番苦労した点は
- テストコード書いてる?
- なんでテストコード書いてないの?
- 品質が重要だと思ってるならテストコード書くよね?
- インフラでのログの監視はどうしてる?
- パフォーマンスで意識している点は?
- コードの品質についてサーバーサイド、フロントサイドで何を意識してる?
- 設計からやった経験は?
- その設計ではどんな優位性がある?
- 最近はレビュー受けてる?
- 自分のコードに自信がある?
- 最近は何を勉強しているか
- サービスの施策提案がしたいか、システムに対して提案がしたいか
- 今の事業部でアーキテクチャは何を採用しているか
- タスクの進め方はアジャイルとかですか?
- インフラ側の経験は?
- コードの品質のために何をした
- ユーザービリティの高い実装をしたとあるがどんな実装したのか
- 業務効率化のためにエンジニアとして何をした?
- DDDは何のために入れる?
- 拡張性って何?
- 実装していく中でこうすればよかった点とかはない?
- 可読性では何を意識してる?
技術面戦はかなり大変。
テストコードでめちゃくちゃ突っ込まれた時は泣きそうに。。。
やらなきゃいけないのはわかってるんよ。堪忍してくれ。。。
抽象的な質問とかもあるから普段から考えてないとスラスラ答えられんで。
ただ、面接官も現場の社員だったりして、あっちも面接に慣れてないパターンってのもよくあった。あまり緊張しすぎないのが大事かも。
転職活動の反省点
初めての転職ということもあってスケジュールをめちゃくちゃミスリました。
気になった企業は片っ端からカジュアル面談を申し込んで、カジュアル面談が終わった段階からすぐ選考に応募していたのですが、スケジューリングがかなり大変でした。
カジュアル面談や面接前には受ける企業のことをかなり調べるので時間はいくらあっても足りない。。。
基本的に各社の選考フェーズは合わせた方がいいです。「カジュアル面談をする時期」「1次を受ける時期」「2次を受ける時期」的な感じで。
有力候補の企業の選考が先に進んじゃうと後から追加で応募するのは難しくなってきます。
気になってた1社はなくなく、選考に進みませんでした。。。
内定後にあるオファー面談が終わるとそこからは1週間くらいしか待ってもらえなかったりするのでその点も踏まえてスケジューリングするんやで。
企業によって技術課題とか適正検査があるから気をつけるんやで。急に「この日までに適正検査受けてね!うふ♪」なんて連絡きた時は焦った。。。
クソむず適正検査のCABを採用してるところもあるから気をつけるんやで。。。
転職活動はリモートだったのでお昼とか業務終わりをメインに転職活動をしていたのですが、企業によっては「この時間じゃないとアカンねん!」ってとこがちょくちょくあったので忙しかった。。。
1日に対応できる企業は多くて2社。それも先方と日程調整しないといけないので「この日の昼で日程調整できれば楽や!」って思っても「すまん、その日はむりや。他の日程候補クレメンス」なんてことがちょくちょく起こります。
何社も面談申し込んで、面接受けてなんてやってるとすごぉぉぉぉぉぉく面倒になるので覚悟してください。
内定後の対応
- 1社だけだと比較検討できないのでできれば最低2社は内定もらった方がいい
- A社は年収110万アップ(650)、B社は140万アップ(680)
- どちらの会社も内定後に面談が複数回あり、かなり説明の時間を割いてくれた(エージェントとの面談もあった)
- 最終的には子供がいたので年収は低くてもリモートワークがメインの会社を選択しました(もちろん他の理由もたくさんあります)
- 内定の後の面談では昇給の幅を詳細に質問した(B社の方が良かったが、働き方の方が重要だと考えた)
最後に
転職活動してみて、提示された金額は余裕で600万を超える金額。
現職にいたらかなり順調にいっても3年はかかりそうな年収帯。この数年をスキップできたのはタイムパフォーマンスがかなり高いと感じる。
エンジニアに限らず、企業の昇給制度はポンポン上がるシステムになっていない。(と言うより、昇給制度をきちんと整えている会社だと年収をポンと上げられない)
なので、人生で1度くらいは転職して年収にブーストをかけた方がいいなと思います。(投資目線でいうと若いうちの100万は将来かなりの差になる)
幸いにしてエンジニアの市場価値が高い状況なので行動してみてもいいのではないでしょうか?
PS.転職エージェントさん、結構時間割いてくれたけど紹介してくれた企業に行かなくてスマン!