#初めに
「kubernetes the hard way を PC でやってみる」の4回目、「Clone 作成」についてです。( 目次 )
今回は、 kubernetes the hard way でいうと、3つ目の Provisioning Compute Resources に該当します。
なぜいきなり3番目から行くのか、というと
1番目: Prerequisites
Google Cloud Platform の準備の話しで、今回は直接該当しないため
(というか、内容としては1~3回目が該当します)
2番目: Installing Client Tools
これは、当一連の記事の中では、次回実施します。
Google Cloud のことを知らないからだと思いますが、
kubernetes the hard way の Installing Client tools は いったいどこのサーバーに対してやっているんだ、、、というのが
わかりませんでした。。。
そのためこの一連の記事では順番を入れ替えています。
この記事は、以下の作業を行うという内容です。
- VM のクローン
- クローン後のVMのホスト名、IP 設定
図で言うと赤枠部分の作成になります。
#VMのクローン
共通で使うものや設定を入れたのち、テンプレート用の VM をシャットダウンします。
停止状態で、 virt-manager からクローンを作成します。
テンプレートVMを右クリックし、 Clone を選択します。
VM 名を指定し、Storage については Clone this disk が選択されていることをかくにんし、Clone ボタンを押します。
クローン後の VM のホスト名、IP の設定
起動後の VM はテンプレートと同じホスト名、IP アドレスを持っていますので、
その修正が必要です。 ユーザーも同じですので、テンプレート作成時のユーザーでログインします。
hostnamectl コマンドで ホスト名を変更します。
root@ubuntu20:~# hostnamectl set-hostname k8smaster0
root@ubuntu20:~# hostname
k8smaster0
次に IP アドレスを変更します。 ubuntu では netplan というのを使うんですかね。。。(RedHat派)
/etc/netplan 配下に 00-installer-config.yaml ファイルがあることを確認します。
root@ubuntu20:/etc# cd /etc/netplan/
root@ubuntu20:/etc/netplan# ls
00-installer-config.yaml
それを修正します。 基本的には IP アドレス部分を修正するだけです。
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
ethernets:
enp1s0:
addresses:
- 192.168.199.200/24
gateway4: 192.168.199.254
nameservers:
addresses:
- 192.168.199.254
version: 2
修正後、 本来は netplan apply
で反映させますが、 ssh で入っていると切断されるため、
再起動し、新しいIP でログインしなおします。
同様に、 k8smaster1, 2, k8sworker0,1,2 の計6台クローンします。
今回はここまでとして、次回はようやく kubernetes the hard way の内容に入ります。
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