cowsayの類似コマンドで、pokemonsayというのをご存知だろうか?
ポケモンがターミナル上で、しゃべってくれるジョークコマンドだ。
第一ポケモン世代の私は初代ゲームボーイで、グリーン、レッド、ブルー、ピカチュウVerをすべてやり込み、ひたすらポケモン漬けの毎日を送っていたなぁと、このコマンドに出会って思い出した。
表示は荒いが本当にポケモンが出現する。
ミュウツーがいたのに気付いただろうか?実はミュウも出現する!
オプションを付けなければ、151匹のポケモンがコマンドを打つたびにランダムに出現する。
これを使用し、コマンドラインでコマンドを間違えた際に、ポケモンに叱ってもらう設定をしたいと思う。
1.インストール
まずは、手順通りインストールする。
今回のインストール環境は、OracleLinux9.2を使用する。インストールコマンドは環境に合わせて読み替えよう。
rootユーザへ切り替え
su -
dnfリポジトリにないパッケージもインストールするので、EPELリポジトリのインストール
dnf install epel-release
pokemonsayを利用する為に必要な以下のパッケージをインストール
dnf install fortune-mod.x86_64
dnf install cowsay
pokemonsayはGitHubからクローンしてくるので、gitもインストール
dnf install git
インストール完了後はrootユーザを抜けて、Homeディレクトリに移動
exit
cd
pokemonsayの媒体をクローン
git clone http://github.com/possatti/pokemonsay
インストールシェルを実行
cd pokemonsay
./install.sh
2.テスト
インストールが終わったらコマンドが使用できるか試してみよう。
ちなみにオプションをつけると、出現するポケモンを指定できる。
書式:pokemonsay [コメント] [オプション]
pokemonsay test_commando -p 'Pikachu'
pokemonsay test_commando -p 'Mewtwo'
3.設定
ユーザーのホームディレクトリにある.bashrc
ファイルにコマンドを間違えた際に、pokemonsayを使用し、叱ってくれるように設定する。
#pokemonsay TestCommand
function command_not_found_handle(){
if [ -e /home/ユーザー名/bin/pokemonsay ];then
pokemonsay 'pi!?piikaa,pikapika,pika!!!' -p Pikachu
fi
echo "略(はぁ!?、「$1」なんて、勉強しないでポケモンやってたの丸分かりだから。しっかりして(;゚Д゚)ノ)"
return 127
}
test文内の条件にある「ユーザー名」はpokemonsayをクローンした自身のユーザ名に置き換える。
また、echo以降のコメントやpokemonsayのコメント・オプションは、自由に変更して自分好みの内容に変更してみよう。
設定できたら以下を入力。
. .bashrc
ぴ、ぴかちゅ~!!!!