※1週間限定で、「勝手に毎日投稿祭り」と題して毎日投稿していました。
本日、最終日。見て下さった皆さん、ありがとうございました。
##はじめに
タイトルにあるように、未経験から2年で、ガッツリJava開発をする現場にアサイン出来ました。
最初は、IT知識ゼロで、何にも分からない状況からのスタートで、そんな私が、なぜアサイン出来たのか、私なりに理由を、考えてみました。
私の経験が皆さんの状況にも当てはまるかどうかは分かりませんが、少しでも参考になる部分が見つかれば、幸いです。
##キャリアアップに関係する3つの要因
私がスキルアップしていった過程や、採用担当者との面談の様子を振り返ってみると、以下の3つの要因がキャリアアップに大きな影響を与えていたと考えた。
1.テスト案件に入れたこと
2.学習環境を作れたこと
3.私なりのポートフォリオを残せたこと
##1.テスト案件に入れたこと
もっと細かく指定するなら、中小企業のテスト案件に入れたことが、知識や技術を駆け足でつけていけた要因だ。
参画時の私は、「コンソールって?」「えっ、イニファイル?」「Linux?Unix?全然分からない…」と、まったくの未経験者だった。覚えるべきことは多すぎた。
だが、それらは、テスト案件から学べていけた。
####覚えていけたこと
最初は、仕様を理解するためにサーバの業務システムを起動し、Windows上で動く業務アプリで電文をチェックしたり、電文を採取して調査することなどを行っていた。
それだけでも、技術としては、TeraTermの扱い方
、コマンドの使用方法
、Windows端末のキッティング方法
、サクラエディタの使い方
を覚えられた。
テストをすればするほど、それに必要な下準備やテスト方法で、知識や技術をつけていける。
もちろん、知識ゼロなので、休憩中はググりまくる事や、参考書を読みまくらなければ、最初は、ついていくだけでもやっとだった。
そんなことを繰り返しながら、様々なプロジェクトを経験していく中で、設計書の作成から、インフラや開発、ネットワークの知識まで、幅広く学習できた。
####中小企業のメリット
そして、"中小企業の"と指定していた理由としては、役割の分業が少なく、なんでも自分たちで行う為、仕事の範囲を広くでき、挑戦するチャンスが増えるからだ。
例えば、LPICの資格を取ったことを伝えたら、開発で使用するサーバの用意を任されたり、開発も挑戦したい意向であることを伝えていたら、Java開発のPJで製造担当者に加えてもらえたり、と様々な経験を積む事が出来た。
私の例は、一般的かどうかは不明だが、中小企業の方が、仕事の範囲を広げていけるはずだ。
##2.学習環境を作れたこと
もちろん現場で学ぶだけでは、いつまで経ってもキャリアアップ出来ない為、自学自習にも力を入れていた。その中で私が、取り組んでいたものを3つ挙げる。
####仲間との自習時間
私の場合は、家庭で自学自習を行いづらい環境にあり、最初はどう学習環境を作るか悩んでいた。
そんな中、会社で数人で集まって勉強会をしているという話を聞き、土曜日はその集まりに行くようになり、だんだんそれが、それぞれの自習時間となり、長いときは、10時間くらい学習時間をとれた。
一人だと、なかなか続けるモチベーションを維持できない時もあるが、誰かと一緒にやるというのが、継続できた要因だと思う。私はあまり勉強はしてこなかったタイプなので、最初に誰かと学習を始めて行けたのが、自学自習を継続できた要因だと思う。
####勉強会にとにかく参加した
会社で主催する勉強会で、行けるものがあればとにかく参加した。「ダルい」とか「疲れた」とか「次の日が…」ってことは、一切考えなかった。というか、半分、行くのが私の使命のように感じていた(笑)
とにかく、知らないことが多い私は、「インフラ」「開発」「ヘルプデスク」とかで選ばずに学べることは、とにかく学ぼうと思った。知識がある分には、損はないし、それが後で何かにつながると思っていたから。
参加した甲斐もあり、最近、その知識を活かせる場面も増えてきた。現場で、「BIOSの調査して」とか言われても、「あ、ヘルプデスク勉強会でキッティングの学習でやってたな」って感じで、知識は繋がっていく。
食事と同じで、好き嫌いしていたら自分の糧にはなってはいかないのだ。
####個別指導
会社から機会を頂き、ベテランエンジニアと約1年間、月に1回、個別指導をすることが出来た。
これによって、スキルアップを急激に加速させることができた。
これに関しては、会社にお願いできるかどうかは、難しいところだが、自分から提案してみるのはアリだと思う。
ただ、これだけは、気を付けてほしい。
会社には、ベテランエンジニアに依頼するコストがかかっていて、そのベテランエンジニアは、個別指導のための下準備などを業務以外の時間を使ってやってもらっている訳だ。
これで、途中で「嫌になっちゃった」とか「今週は仮病使おうかな」とかは、絶対出来ない。更には、個別指導を依頼するならその成果を死ぬ気で出して、答えなくてはならない。
依頼する場合は、覚悟をもってしよう!
##3.私なりのポートフォリオを残せたこと
業務経歴書に業務以外に私が記載していた内容は以下になる。
・自分の投稿しているQiitaアカウントのURL
・自学自習の履歴
・取得資格
面談で、話した感触としては、やはり、開発経験が1年に満たないところは、どの案件の面談でも気にされていた。
その中で、自分の強みになった部分は、先ほど挙げた3つだ。
####QiitaアカウントのURL
採用担当者の方も目を通してくれているようで、面談中、その話題に触れることがあった。経験が少ない中でも"この知識は分かる!"という部分を経歴書以外にアピール出来る材料にはなっていたと思う。
気を付けた方が、いいのがあまりふざけた記事や、反社会的(?)なものを書いていると印象を下げかねないということ。アピール用アカウントと個人用アカウントみたいのを作ると良いのかもしれない。
####自学自習の履歴
これは、2で学習してきた内容を書いた。学習内容はもちろん大事だが、継続して学習を続けていた点も評価されていた。
これは、アサイン後、スキル不足な点があっても個人で学習して克服していけるだろう、という信頼に繋がったんだと思う。継続して続けるというのは自身の為だけでなく、周りからの評価にも繋がったのだ。
####資格
資格は、以下の内容を載せていた。
・MOS Excel/Word 2010 エキスパート
・Excel VBA ベーシック
・LinuC LEVEL1
・LinuC LEVEL2(201のみ)
・Java SE7/8 Bronze
面談当時は、Java資格は、Bronzeまでしか持っていなかったが、それでも「Javaの資格も取ったんだね~」とは触れられた。Bronzeの資格は、難易度的には高くはないが、それでも資格を持つことで、この水準以上の力はある
という証明にはなる。チャンスがあるなら、資格取得にも積極的に挑戦しておくと良いと思う。
以上のような、学習履歴が私のポートフォリオとなり評価された為、開発1年未満であったにも関わらず、入ることが出来たのだと思う。
##さいごに
私の場合は、未経験でも、テスト案件で業界知識とスキルを伸ばせたこと。そして、継続して学習出来る環境が作れたことで、更にスキルを伸ばせた。それが面談では、評価されたという流れだった。
二言でまとめると、
####「継続は力なり」
####「運も実力の内」
かな(笑)
最後、ふざけてしまった…
以上。