ノリで新規ドメイン取得。さてメールは?
ある日、某レジストラからのメールで「.xyzなら1円」とかメールが来た。
これ1年後に更新すると2,000-3,000円くらい(うろ覚え)かかるやつだ。でも1年だけ使い捨てにするなら本当に1円で済んじゃう。よし、取ろう。
さて、DNSに登録してnginxにバーチャルホスト設定をして・・
ん、まてよ。メールはどうする?
postfixで複数ドメインのメールを受信する
環境はさくらVPS上のCentOS7にyumで入れて随時updateしているpostfix。さぁ料理だ。
ふたつの方法
さてpostfixで複数ドメインのメールを受信する方法はふたつある。
- (a) virtual_alias_domainsを使う(バーチャルドメイン)
- (b) mydestinationに複数ドメイン書く(単にあっちもこっちも受信)
(a)の方法は異なるドメインで同じユーザー名同士を別のユーザーとして扱いたい場合に有効だ。
たとえば shimano@example.jp とshimano@example.xyz が別のユーザーでありたい場合。
しかしこの場合は単に遊びで運用しているサーバーの遊びで取ったドメイン。ぜーんぶ受け取るのは私でありたい。
なのでここは(b)の方法で行く。
設定
ここで例示として従来から持ってるドメインを「example.jp」、新しく取ったドメインを「example.xyz」とする。
設定内容は単にmydestinationに付け足すだけ。
[root@example ~]# cd /etc/postfix/
[root@example postfix]# cp -p main.cf main.cf.20190404bak
[root@example postfix]# vi main.cf
[root@example postfix]# diff main.cf main.cf.20190404bak
164c164
< mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, example.xyz
---
> mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
[root@example postfix]# systemctl restart postfix
メールをテスト送信。
[root@example postfix]# echo "this mail is for hoge@example.xyz" | mail hoge@example.xyz
無事、hoge@example.jpで受信できた。
参考
- postfixで複数ドメインを受信する - ネットワークとプログラム - この記事と同じ方法
- Postfix で複数ドメインのメールを受ける | ほぅほぅ爺の独り言 - virtual_alias_domainsを使う方法