はじめに
Workatoでは、レシピ実行時に設定しているConnectionの認証情報に従ってアクションが実行されます。例えば、Slackにメッセージを投稿する際に自身の認証情報でConnectionを設定していると自身がSlackにメッセージを投稿した事になります。
しかし、「Runtime User Connections」という機能を使用することでレシピ実行中にConnectionの認証情報を動的に切り替えてアクションを行うことが可能です。
今回は、この機能について設定方法を説明します。
Runtime User Connections設定方法
前提として、「Recipe function by Workato 」コネクターを使用します。
以下の図で説明します。
①呼び出す先のレシピ(子)作成後、編集画面にて「Settings」タブをクリックします。
②「General」タブをクリックします。
③Runtime user Connectionsにて「ONの状態」にします。
④呼び出す元のレシピ(親)を作成します。
⑤レシピ(親)内でレシピ(子)を呼ぶ際に、「Connection overrides」の設定をします。
レシピ(親)ワークフロー画面にて、「Recipe function by Workato 」コネクターを利用し、レシピ(子)を呼びます。呼ぶ際の設定にて「Connection overrides」フィールドにレシピ(子)のSlackでメッセージ投稿したいユーザーのConnectionIDを設定します。
以上で設定は完了です。
※子レシピ自体に何か変更がかかるわけではなく、子レシピを呼び出して発生したJOBについては、その時指定した認証を使って振る舞うことができる。
おわりに
今回は、Runtime User Connectionsの設定方法について説明しました。
シンプルで分かりやすい機能かと思います。
ぜひお試しください。
次回は、使用場面の記事を書こうと思います。