##はじめに
去年の12月ごろ、社内にて営業や人事といった技術以外の部署の人間を巻き込んで、
リテラシー向上のためのIT講習会を行いました。
その際の事前質問で、クラウドサービスについて教えて欲しいと言われたので、その時の内容です。
眠らせておくのも勿体無かったのでQiitaにも載せておきたいと思います。
※この記事には、私の独断と偏見が結構含まれています。
##資料
30分という枠の中で、Zoomの画面共有で資料のスライドを進めながら質問や解説を入れていたので、
少し説明が足りない&分かりづらいところもあるかもしれません。
#なぜ今Cloudなのか?
##そもそもCloudとは?
クラウドサービスとは、PC内のローカルなシステムではなく、インターネット経由で他の場所にあるシステムを利用する仕組みのこと。
近年、クラウドサービスは主流化し、知らぬ間にクラウドサービスを利用している人も増えてきている。
クラウドサービスの代表例
LINE、Slack、Gmail...etc
例えば、Outlookのメールを利用できるまでには、PCにソフトウェアのインストール作業や別途メールサーバの構築などが必要になり、
このような作業を行う手間が掛かる。
クラウドサービスとして提供されているメールサービスを利用すれば、ソフトウェアにインストールしなくても、クラウドサービスのアカウントさえあれば、例えばGmailであれば、Google Chromeのブラウザを通してメールを利用出来る。
##クラウドサービスの種類
クラウドサービスには様々なサービスがあり、大きく3つに分類される。
それぞれ…、
『SaaS』(サース)
『PaaS』(パース)
『IaaS』(アイアース or イアース)
IaaSはインフラストラクチャ、PaaSはプラットフォーム(アプリケーションを動かすための環境)、SaaSはソフトウェア(具体的なアプリケーション)を提供する。
##『SaaS』(サース)とは?
「Software as a Service」の略で、読み方は「サース」もしくは「サーズ」。
従来、パッケージとして提供されていた機能が、クラウドサービスとして提供される形態のことで、SaaSはクラウドの一部である。一般的にクラウドサービスというとSaaSを指す。有名どころでいうとGmail、 Slackなど。
##『PaaS』(パース)とは?
「Platform as a Service」の略で、読み方は「パース」もしくは「パーズ」。
PaaSは開発基盤としてサーバーやストレージ、ネットワークに加えて開発系のミドルウェアをクラウドサービスとして提供する。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureなどがある。これらのサービスはIaaSも同時に提供されることが多い。
##『IaaS』(アイアース)とは?
「Infrastructure as a Service」の略で、読み方は「アイアース」もしくは「イアース」。
情報システムを稼働させる際に必要とされる機材やネットワークをインターネット上で提供する。
大きな特長は、サーバーを利用する際に必要なハードウェアのスペックやOSをユーザーが自由に選定できるため、柔軟なシステム運用ができること。HaaSと呼ばれることもある。
##各サービスを比較してみよう
##Cloud導入のメリット・デメリット
###メリット
1.初期費用が安い(無料もある)
2.導入が簡単
3.障害対応も提供者側が行う
4.開発面ではサーバ拡張などが容易
5.端末が壊れてもデータはクラウド上に残る
オンプレミスにした場合
一般的なPCサーバーだと約200万円程度の費用が必要となる。
しかも、PCサーバーでは運用にあたりクラッシュの危険があるほか、バックアップが取れないというリスクがある。
リスクを回避する機能を備えたサーバーを購入する場合、500~1,000万円程度の費用が必要になる。+ 人件費が掛かる
一から構築する場合、要件定義や設計、テスト、リリースまで含めると、約半年は掛かると言われている。
###デメリット
1.細かいカスタマイズが出来ない
2.インターネット環境に全て依存してしまう
3.ランニングコストが高額になる可能性がある
4.サービスが終了する場合がある
##まとめ
今はクラウドサービスは日常生活やビジネスにおいても欠かせないものになった。
また、ITサービスを開発する環境もクラウドで提供されていることが多くなり、ITエンジニアとしても必須の知識となっている。
今、SaaS開発が熱い!
###おわり
##第一回目
##第二回目