はじめに
SimStaです。
「ガジェットブログ」と銘打っておいてガジェット記事が1件しかない個人ブログ「しまがじ!」を運営しています。
(ほとんどの記事がAWSアップデートまとめ記事)
それでいて、今回は個人ブログでなくこちらQiitaでガジェットの紹介をします!
本記事のAmazon販売ページへのリンクにはアフィリエイトを含んでおりません。
また、この記事に関連して金銭の収受が発生するような案件も特に無いです。
後日、こちらではなく個人ブログで収益化を含む記事を投稿する可能性があります。
Amazon以外でも販売している製品が複数ありますので、適宜型番でググっていただければと思います。
左手デバイス使ってますか?
左手デバイスは、用意されたボタンに様々な機能を割り当て、通常のキーボードの補助的な役割を担う製品を指します。
(一般的な呼称として「左手デバイス」という名称を使っています。左利きの方は申し訳ないですが適宜右手と読み替えていただければと思います…!)
大別すると、Stream Deckのようにアプリケーションやマクロなどのアクションをワンボタンで呼び出せるドックのようなものや、Tourboxのように特定のキーやショートカットを登録して直感的に使用するコントローラーのようなもの、PC上でのゲーム用に特化したキー+複数ボタンみたいなものもあります。
配信や絵描き、ゲームの際に使われることの多いこれらの左手デバイスですが、使い方次第でエンジニアや、エディタで文章を書くことが多い仕事における作業の効率化にも非常に有用です!
個人的な攻守最強デバイス
ここ数年で左手デバイスの数は一気に増えました。
いろいろ試してみた中で、個人的に一番刺さった攻守最強のデバイスはこちらです。
XPPen ACK05!
10個のキーとホイールが付いた小型のデバイスで、特定のキーやショートカットを割り当てて使用します。
設定画面はこんな感じ。
異なるキー割り当てが可能なレイヤーが4つあり、キー側のボタンを1個割り当てて切り替えることができます。
こちらはキーの割り当て画面。
ペイント系ソフトで利用するような設定が入っていますね。
ホイールはスクロールやズームなど4種類のプリセットアクションがありますが、カスタマイズで左回りと右回りにキーを割り当てられます。
真ん中のボタンで切り替えできます。
このデバイスにおける「良い点」と「気を付けたほうがいい点」をまとめてみました!
良い点
ホイールが最高
ホイールは上述の通り、最大4種類のアクションを保存して真ん中のボタンで順に切り替える方式となっています。
自分はスクロール/←→/↑↓の3種類でセットし、カーソルの移動や、Shiftを押しながら広範囲なテキストのドラッグをするときに多用しています。
回すとカチカチとフィードバックがあるタイプなので、カーソルの微調整がしやすく、何より回していて楽しいです。
回していてめっちゃ楽しいです(大事二回)
有線/無線アダプタ/Bluetooth全部いける
L字型のUSB A to Cケーブルと、USB Aの無線レシーバーが付属しており、どちらでも接続可能です。
これらのケーブルやレシーバーが無くても、Bluetoothで接続できます!
Bluetoothでの接続時は混線により不安定になることが時々あるので、普段はレシーバーをオススメします。
バッテリー式&長時間使える
1000mAhのバッテリー搭載で、一度フル充電すれば最大300時間利用できます!
月1回程度でしか充電しなくていい上に、充電もType-Cなのでめちゃ楽です。
軽量コンパクトで持ち運びが楽
大きさ12.7cm×7cm×1cm、質量75gで、iPhoneよりも小さく軽い!
旅先やコワーキングへ気軽に持っていけます。
ゴム足がしっかり滑り止めしてくれるので、軽くても安定するのが良いです。
マジでホイールが最高
意味もなくスクラッチしたくなるくらいにはホイールの回し心地が最高です。
気持ちだけでもDJになれます。
頑張ればbeatmania IIDXのコントローラーとして使えそうじゃないですか??
気を付けたほうがいい点
専用ソフトが必要
これはどの左手デバイスでも基本的にそうですが、操作を設定するための専用ソフトウェア(ドライバ)が必要です。
一応無しでもデフォルトの配置で利用できるようですが、エディタでは使いにくいです。
社用PCなどソフトウェアのインストールが制限されている端末では使い勝手が大幅に落ちてしまいます。
また、この製品に限らず全ての入力デバイスに言えることですが、ソフトウェアや提供元のメーカーが信頼できるかどうかといった セキュリティ面は、個人の責任において判断し利用 してください。
接続時に設定画面がポップアップされがち
ソフトウェアの不具合なのかよく分かっていませんが、接続した際によく設定画面が最前面に主張してきます。
最近は発生していないものの、明確な解決策が不明な以上再発の可能性がありそうです。
無線が不安定な環境だと頻繁に再接続して発生しがちなのでちょっとノイズになります。
一部ワンボタンで入力できない操作がある
例えば、個人的に多用する画面の選択範囲をコピーするための「Cmd+Shift+Ctrl+4」は、いろいろ試しましたが1つのキーに正しく割り当てられず、「Cmd+Shift+Ctrl」と「4」を個別のボタンに割り当てています。
「3」も隣のキーに配置して使い分けられるようにしていますが、できれば1つのキーで実行できるようにすれば空きが出るので惜しい…
他に使ったことがある左手デバイス
ここからはACK05に至るまでに購入したデバイスを紹介していきます。
使い勝手は個人差や用途による部分があるので、もしかしたら以下のどれかがしっくりくるかもしれませんね!
Elgato Stream Deck
どちらかというと配信者向けで用途がちょっと違いますが、アプリケーションの呼び出しやプラグイン、マクロの組み方によってはかなり使い勝手の良いデバイスです。
アイコンがカスタマイズできるのもポイント高い。
何故かMK.2とNeoの2種類持っています。
Neoは人気で売り切れがちなのと、プライムデーでMK.2がかなり安くなっているのでそっちのほうがお得かも?
Elgato Stream Deck NeoのAmazon販売ページ
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Tourbox
ボタンの形状が様々で直感的に使えるため、絵を描いたり動画編集をしたりする用途ではかなり活躍します。
アプリケーションごとに配置を変えられるので、エディタやブラウザで切り替えて使っています。
ただボタンが多いので慣れて覚えるのに時間がかかります。
使いこなせれば開発効率最強になりそう。
これも2種類(NEOとLite)持ってます。
ボディの質感やボタンの数が異なります。
どちらも有線で、無線対応版(Elite)もありますがそちらはちょっとお高め。
どちらも真ん中にあるつまみの回し心地が最高で、スクロールを割り当てて回しまくっています。
頑張れば2台使ってSOUND VOLTEXのコントローラーとして使えそうじゃないですか??
Vaydeerプログラマブルキーボード 9キー
メカニカルキーが3x3で配置されている見た目シンプルなデバイスです。
これは自宅でずっと使っています。
普段はメカニカルキーボードを使わないんですが、たまにあの打鍵を味わいたいときに重宝します。
テキストの入力にも対応しているので、ハッシュタグや定型句を割り当てるのが便利です。
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XENCELABS Quickeys
ACK05と同じ(系列の?)会社が作っているデバイスです。
有線とBluetoothに対応しています。
(映り込みがあるのでディスプレイ部分はモザイクかけてます。敷いてあるのは100均のメガネケース)
ディスプレイが付いていて、どのボタンがどのアクションなのかが迷子にならないのが最大のポイント。
ホイールもあり、周縁にゲーミングっぽく色を変えられるライトも付いてます。
ただ、ボタンがやや押しにくい点、ホイールがつまんだりスクラッチしたりするには中途半端な点がちょっと残念。スクラッチもつまみ回しもうまくできない
柔らかいタイプのメガネケースにピッタリ入るサイズですが、ACK05が小型軽量すぎて相対的に見劣りしてしまいます。
ペンタブレットでの絵描きや動画編集で使うには良さそうですね。
ホワイトがペンタブレットとセットでだけ販売しているので、単体で販売して欲しい…!
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XYZA Tiny Keyboard
安価なつまみ付きデバイスにしては珍しく、つまみにスクロールが割り当てられる点が気になって購入しました。
ソフトウェアがWindows専用なので、作業用というよりメディア用のWindows機で動画やネットサーフィンの際に使っています。
残念な点として、ソフトウェアが一昔前のインターフェースをしており、かなり使いにくくバグもちょこちょこあります。
また、つまみの回し心地が硬めでスクロールには正直使いにくいので、page up/downをキーに割り当てたほうがいいかも(残り1キーしかないけど)。
あるいはコピー/カット/ペースト/音量調整だけで割り切って使うならアリ。
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おわりに
家電量販店などで試せれば最良なのですが、マイナーなものは取り扱いが無かったり、限られた店舗でしか展示されていなかったりするのが難しいところです。
各製品のレビューなども参考にしていただきつつ、この記事もあなたの左手デバイス選びの参考となれば幸いです。