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はじめに

SimStaと申します。
普段はTwitter(X)で #しむそく などを投稿しています。

#しむそく って?

「SimSta速報」の略で、AWSのアップデートをTwitter(X)の文字数内でまとめて紹介しているものです。
週の終わりにまとめたものをサービスカテゴリごとに分類し、外部のブログ記事などを参考として加えて整理した上で個人ブログ「しまがじ!」にアップしています。
ひらがな4文字って覚えやすいですよね

個人ブログへは2023年8月からアップし始め、そろそろ継続して1年になります!
2月にインフルエンザで更新できなかった週がありましたが、その1週を除き全ての週でアップできています。

対象とするAWSのアップデートはほぼ全てです。
既存サービスや機能が東京/大阪以外のリージョンで利用できるようになった系のアップデートは除外しています。
逆に言えばそれ以外は原則全てまとめます。
使ったことのないサービスも、何言ってるか良くわからないアップデートも対象です。

普段は週30個前後のアップデートですが、時々50個を超えることもあります。
re:Inventの週は約200個ありました。
それでもひたすらまとめます。

傍から見るとそんなに難しいことやってないんじゃないかと思われる気がします。
実際、やっていること自体は誰でもできることです。
ただ継続してやってみると分かります。

しんどいです。

継続できたモチベーション

そんな苦行みたいな活動を、どうして1年もの間継続できたのでしょうか?

あくまでも「自分のため」である

一般的に継続して行うルーティンに関しては、誰かのためにやる姿勢、いわゆる利他的であるほうが義務感を負うことになり、モチベーションを保って続けられるんじゃないかと思います。

ただ、いつまでにこれだけの数をこなさなければならない、そういう約束をしている/そういう仕事である、といった状況だと、逆に心理的なプレッシャーが大きくかかってしまって潰れやすくなります。

アウトプットは往々にして自己学習のためという側面がありますが、 #しむそく の取り組みでは一貫してその 「自分のため」 という姿勢を貫くことで、デッドラインを設けずに心理的余裕を保ちながらゆるーく続けられています。

でも他者のリアクションがあるとアガる

でもなんだかんだで他の人が「いつも見てます!」とか「助かります!」とか言ってくださると 調子に乗 モチベーションが上がりますよね。
原動力そのものは前項の通り利己的な部分ですが、イベントなどで声を掛けていただいたり、他者から取り組みを紹介されたりすると「やってて良かったな」と思います。チョロいので。

投稿をシェアしたりいいね付けたりするだけでもけっこう嬉しいです!何卒!

なんだかんだ楽しい

「興味のあるものの最新情報」って収集してて楽しくなりますよね?

ニンテンドーダイレクトにワクワクしない人間なんていませんよね?

そういうことです。

どういうことだよ。

継続して得られたもの

アップデートの見方が変わる

継続してアップデートをしっかり追っていくと、「過去のアップデートとの関連性」や「このアップデートの意味」が見えてくるようになります。

たまに出てくる 「見出しが誤解を生みやすいアップデート」 や、 「そもそもその機能/サービス自体は元からあるんじゃなかったっけ?新要素どこ?みたいなアップデート」 といった初見殺し的なものも見抜けるようになってきます。
(Mountpoint for S3のユースケースとか、OpenSearch Serverlessの最小OCUの変化とか…)

アップデートを正しく理解する上でも、継続したキャッチアップはかなり有用です。

使わないAWSサービスの解像度が上がる

普段触るAWSサービスって、200以上あるサービスの中では割と少ないものです。
そういったサービスのアップデートもまとめることで、このサービスがどんなもので、どんな時に使われて、どんな機能が使えるようになったかが少しずつ分かるようになってきます。

そして、それらのサービスをいざ使ったり、勉強会で見かけたりするとムスカみたいにテンションが上がるわけです。

「あーVerified Permissionsね!こういうことやってくれるんだよね知ってる!このサービスと連携して使うのか〜」とか (実話)

「おっHealthOmicsだ!ParallelClusterだ!知ってる知ってる!実際にゲノム解析で使うときはこう使うんだな〜」とか (実話)

もちろん資格試験(SAPや各種Specialtyなど)にも活きます。うまい感じに知識を相互補完してくれます。

ただ、あくまでもアップデートがあるサービスに限ってしまうことに注意してください(それでもかなりカバーできますが)。

知らないうちにいろんなところで認知されている

まさかイベントで初対面の方に 「 #しむそく の人ですよね!いつも見てます!」 みたいに言われるとは思いませんでした。
サインは書けません。

生成AIにまとめてもらうんじゃダメ?

最近は便利な時代なので、生成AIにアップデートをまとめさせてSlackなどに通知してくれたり、2ch風に紹介してくれたりするアプリケーションを作成してくださる方もいらっしゃいます。

AWS謹製のOSSもありますね。

これらのツールを使ってもアップデートを把握できるからいいんじゃないの?ダメなの?

いいと思います!

「アップデートを知る」ことが目的であればOKですし十分です。

ただし、 「アップデートを理解し、脳内の引き出しに入れて使える状態にする」 段階まで持っていきたい場合は、自ら手を動かしてまとめるまでする必要があるんじゃないかなと思います。
自身の理解および記憶として定着させつつ、手軽に継続できる方法として、自分は他に思い付きません。

もちろん、アップデートを実際にコンソールやCLIなどで試してみて、結果をブログ記事としてアウトプットするほうが、そのアップデートに対する理解や定着度は格段に上がります。
しかし、全部のアップデートに対してそこまでできるほどの超人は今まで見たことないので、「狭く深く」か「広く浅く」のいずれかになるかなと思っています。
自分は後者のほうが好きだというだけです。

バイキングではいろんな料理をちょっとずつよそって楽しむタイプの人種です。
後半になって苦しくなって後悔するんですけど

なお、わけわからんアップデートをまとめる際に生成AIへ投げて分かりやすくしてもらうことはそれなりにあります。
その場合でも最終的に限られた字数でまとめるのは自分自身です。

今後の展望

展望といっても、ひたすらまとめ続けるだけです。
週50件でも、100件でも、200件でも。
毎週100件とか来たら何もできなくなるけど…

前述の通り、あくまで「自分のため」の活動なので、病気や多忙で途切れたり突然やめたりすることはあると思います。
適度にゆるく見守っていただきつつ、ちょくちょくリアクションをくださると幸いです。

社内でランチタイムに「週刊しむそく」を始めましたが、こちらも継続しつつ無理のない範囲で対象拡大するなどして少しずつ盛り上げていければ良いですね。

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