はじめに
これからPICの環境開発をしていきます.PICでLチカできるようになるまでを環境開発とします.
PIC16F88を使用する
使用する言語はアセンブラの方がPICの仕組みを理解できるよ!
PICは書き込むまでが一つの壁だと思うので、電子回路のHelloWorldであるLチカまでやるよぉ。PICの仕組みとか、アセンブラの書式、プログラムの理解はPICやろうと思ったあなたならあとからでもわかると思います。ちなみに私が初めてPICでLチカした時に参考にしたサイトをつらつら綴っているだけです.他力本願.
準備するもの
・PIC16F88:http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00567/
・PICkit3:http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-03608
・書き込み用回路基板:http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05355/
・ブレッドボード、抵抗、LED、ジャンパ線など
手順
まずPICは書き込むまでが大変です。書き込みまでいけたら93%終了したようなものです。
大まかなフローは以下のようになります
(ⅰ)環境開発⇒(ⅱ)プログラム書き込み⇒(ⅲ)電子回路組む⇒(ⅳ)Lチカ
それではやっていきましょう
(ⅰ)環境開発
https://wak-tech.com/archives/51
https://wak-tech.com/archives/56
↑ここを見ながらMPLAB X をインストールしましょう。C言語をビルドするためにXCコンパイラが必要ですが、C言語を使わないなら要りません。特に理由がなければ入れておきましょう。
(ⅱ)プログラム書き込み
プログラムをPICに書き込むための書き込み用回路は全部ばらばらで送られてくるので、はんだ付けしてください。
はんだづけが終わったら書き込み用回路のデータシートをよく見て対応するPICのバージョンに合わせジャンパ線をつけましょう(http://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/PICKit_ICSP_adpV2.pdf)
ここのサイトを参考に書き込みましょう
エラー集
① PICをUSB接続して書き込もうとすると以下のようなエラーがでる
【解決方法】使用している型番とコード内でincludeしている型番が異なるので再確認して一致させる
make[2]: *** [build/default/production/newAsmTemplate1.o] Error 1
make[1]: *** [.build-conf] Error 2
make: *** [.build-impl] Error 2
②PICをUSB接続して書き込もうとすると以下のようなエラーがでる
【解決方法】このサイトを参照 https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/support/faqs/microchip/120249/
Target device was not found (could not detect target voltage VDD). You must connect to a target device to use PICkit 3.
③LEDが光らない
【解決方法】PICのブレッドボードへの差し込みが甘かったためしっかり奥まで差し込む
こんな文字がでてきたら書き込み成功です
Programming... Programming/Verif] complete
(ⅲ)電子回路組む
いよいよ電子回路ですね
ここを参考にブレッドボードで電子回路を組んでください
https://keitetsu.blogspot.com/2014/11/16f88-led.html
ただし今回私は給電はarduinoの5vで行いました。私と同様arduinoで給電する場合は参考サイト上のPickitの3つの端子 VPP, PGD, PGS は無視しましょう。残りの2端子については、VDD = arduinの5V端子、VSS = arduinoのGND端子としました。
(ⅳ)Lチカ
あとはLチカしてください
参考に最後に完成図を載せておきます
(2個のPICでLチカしてるのでごちゃごちゃして見えてみます)