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はじめに

こんにちは、エンジニア3年目の嶋田です。
この記事を開いていただきありがとうございます!
今回は珍しく技術外の記事を書いてみようと思います。

2020年、コロナの流行中に時間を持て余し、『ONE PIECE』の世界に足を踏み入れました。🏴‍☠️
そこから今までで漫画を2,3周とアニメも全話追っています!
そんな『ONE PIECE』大好きな私ですが、好きな理由の一つに学びが多いということがあります。
漫画なのでフィクションではありますが、非常にためになる考え方が多いです。

今回は『ONE PIECE』から学んだチームビルディングにおいて大事なことをアウトプットしていきます!

目次

1. 個人目標とチームの共通目標

『ワンピース』の物語を通じて、作者の尾田栄一郎さんは強いチームビルディングの哲学を描いている…と思います。物語の核心にあるのは、異なる背景と能力を持つキャラクターたちが、それぞれの夢を追いながらも共通の大目標、すなわち「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を見つけ出すことに向かって努力する様子です。

このプロセスで注目すべきは、各キャラクターが個々の夢を持ちつつも、その夢がチームの大きな目標とどのように結びついているかという点です。ルフィが海賊王になる夢を追い求める一方で、ゾロは世界最強の剣士になること、ナミは世界中の地図を描くこと、サンジは伝説の海「オールブルー」を見つけることなど、各メンバーの個々の目標が彼らを強力に動機づけ、同時にチーム全体を前進させる力となっています。

「おれはオールブルーを見つけるために」
「おれは海賊王!!!」
「おれァ大剣豪に」
「私は世界地図を描くため!!」
「お・・・お・・・おれは勇敢なる海の戦士になるためだ!!!」

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出典元:『ONE PIECE』 12巻 100話 ”伝説は始まった”より

ここから学べるチームビルディングの教訓は、個々人の目標がチームの共通の目標とどのように整合していくかがチームの成果に大きく影響するということです。麦わらの一味は、個々の目標を支持し合いながらも、それがどのようにして全体の目標に貢献するのかを理解し、相互に尊重する関係を築いています。

この考え方は、現実世界の組織やチームにおいても同様に有効であり、チームメンバー一人一人が自身の役割を認識し、全員が一致団結して目標に向かって努力することの重要性を教えてくれます。チームの成功は、単に個々の能力の和ではなく、如何にして個々の力を結集し、相互の成長を促進できるかにかかっているのです。

企業のプロジェクトチームにおいても、メンバー一人一人が自身の専門技能を生かしながら全体の目標達成に寄与することが求められます。

2. ルフィのリーダーシップ

ルフィのリーダーシップスタイルは非常に包容力があり、彼は仲間の長所を最大限に引き出し、短所を補う方法を知っています。

スクリーンショット 2024-07-16 15.13.50.png

スクリーンショット 2024-07-16 15.14.16.png

出典元:『ONE PIECE』85巻 856話 ”ウソつき”より

だが、どうしても逃げ出す勇気がねェ…!!!
式が始まったらもうおれ一人じゃ何も止められねェのに…!!!
家族だともおもわねェあのクズ共をおれは助けたいと考えている!!!

うん!
だって!それがお前だろ!!!
俺たちがいる!!!式をブッ壊そう!!!

これは、彼が自らの弱点を公然と認め、他人の力を借りることを恥じない態度からも明らかです。
ルフィが仲間たちに求めるのは、彼らが最善を尽くし、困難な時にお互いを支え合うことです。

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「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!! 航海術も持ってねェし!!! 料理も作れねェし!! ウソもつけねェ!! おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」

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出典元:『ONE PIECE』 10巻 90話 ”何ができる”より

アーロンパークにてルフィが敵の魚人アーロンに対して放った言葉で、

『自分の弱みをさらけ出すこと』の大切さを教えてくれます。

チームのリーダーとは何でもできるイメージがありますが、全てを問題なく完璧にできる人はなかなかいません。
そういう場合は、プライドが邪魔をしてできないことを隠すのではなく、
むしろ素直に「できない!助けてくれ!」と言う方が、チームメンバーから信頼され、良いチームになると言うことがこのシーンでわかります。

また、このあとアーロンから「そんなお前に何ができる?」と言われた後に
「お前に勝てる!!!」と言ったところがとても大切なリーダーの象徴で、
『大事な場面は、俺に任せろ』というリーダーとしての気合いと責任感、自信が伝わるシーンです。

3. チーム内での役割の明確化

「ワンピース」の各キャラクターは、特定の役割とスキルを持っており、その特性がチームの成功に不可欠です。

お前にできねェ事はおれがやる、おれにできねェ事をお前がやれ!!!

CP9戦ではロビンが世界政府に囚われてしまい、それを助け出すのが麦わら海賊団のミッションでした。
そして、ジャブラという強敵を前にウソップは敵わず、惨敗します。その時にサンジが駆けつけ、ウソップに放った名言です。

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出典元:『ONE PIECE』 43巻 414話 ”サンジvsジャブラ”より

適材適所という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。
ルフィは戦えば強く、ズバ抜けたカリスマ性を持っています。しかし海を渡る術を知らないですし、船も修理できません。でもナミなら海を渡る術を知っていて、フランキーなら船を直せます。

サンジは戦えば強く、料理が上手です。しかし怪我は治せないですし、古代文字も読めません。でもチョッパーなら怪我を治せて、ロビンなら古代文字を読めます。

このようにして、仲間の短所を自身の長所で補っている状態です。
仲間のピンチに気付くことができ、ピンチを回避するために最も適したメンバーが対応する…
これこそチームワークだと考えます。

麦わら海賊団ではクルーそれぞれに短所や弱点が多くありますが「いつもチームで挑んでいる」からピンチを乗り越えられているんだと思います。

4. 尊敬と信頼の構築

個性の強い異なるスキルを持ったメンバーが集まる麦わら海賊団ですが、全クルーに共通しているのが「仲間思いであること」です。

好き嫌いというよりは「尊敬し合える関係であるか」が大事なポイントだと思います。

人間同士だと考え方の違いや、価値観のズレなど、どうしても自分との違いばかりが目についてしまったりするものですが、自分と異なっているからこそ、自分に見えないものが相手には見えていたり、自分には表現できないことが相手には表現できたりするのではないでしょうか。

その「違い」を理解し合い、尊敬し合える関係が仲間であり「チーム」であると思います。

いいかチョッパー男には!!!
……た!!!…たたとえ…!!!
しぬし…ぬ死ぬ程……!!!
おっかねェ敵でもよ…!!…ぱ… …ぱぽえ(たとえ)…
オーペエ(とうてい)…
勝(が)ち目のねェ…
相手(あいへ)だろ…う…ともよ…!!!
……男にゃあ!!!
どうしても…
戦いを避けちゃならねェ
時がある………!!!

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仲間の夢を笑われた時だ!!!

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出典元:『ONE PIECE』 20巻 164話 ”4”より

まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
『ONE PIECE』はただの冒険漫画ではなく、仕事にも関わる大事なことがたくさん詰まっています!!(と思っています。)
ルフィと彼の仲間たちの旅を通じて、個々の目標とチームの目標がどのように共鳴し合うか、ルフィのリーダーシップがどのようにチームを導くか、そしてそれぞれのメンバーがどのようにして役割を果たし、相互尊敬と信頼を築いていくかが描かれています。
これらのポイントは、実際の職場やプロジェクトチームにも大いに応用可能で、効果的なチームワークと成果達成に向けた重要な洞察を提供してくれます。
今回の記事では、『ONE PIECE』から学べるチームビルディングを紹介しましたが、これらの教訓を日々のチーム活動に活かしていけば、より強固な絆と高い成果を手にすることができると思っています。

『ONE PIECE』が好きすぎて、少々熱くなってしまいましたが…
少しでも皆様の気付きのきっかけになり、お役に立てたら幸いです。
そして、『ONE PIECE』を読んだことない方が読みたいと思う記事であれば、もっと嬉しいです。

※著作権が怖いので、出典元を明確にするよう努めましたが問題ある場合は教えてください!フリー素材に変更します。

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