はじめに
こんにちは、エンジニア3年目の嶋田です。
まずは、この記事を開いていただきありがとうございます!
普段Macを使っていると、Windowsを触る機会が少なくなりがちですよね。
しかし、案件の都合でWindows環境が必要になることもあります。
私もその状況に直面し、MacからWindowsをリモート操作しようとしたところ、
Windows 11 Homeエディションでは標準のリモートデスクトップ機能が使えないことを知りました。
そこで今回は、「Windows 11 Home をMacからリモート操作する方法」 として、
無料で使える TeamViewer を利用する方法を解説します!
目次
Windows 11 Homeでリモートデスクトップが使えない?
Windowsには「リモートデスクトップ」という機能があり、通常はこの機能を使えばWindowsをリモート操作できます。
しかし、Windows 11 Homeエディション では、リモートデスクトップ機能が標準でサポートされていません。
(↑ Windowsスタートボタン > 設定 > システム > リモートデスクトップ で確認できます!)
そのため、MacからWindows 11 Homeをリモート操作するには、TeamViewerなどの外部ツールを使う必要があります。
この記事では、無料で使える「TeamViewer」を活用して、MacからWindowsをリモート操作する方法をまとめています。ぜひ最後までお付き合いください🙇♂️
TeamViewerとは?
TeamViewerは、無料で使えるリモートデスクトップツールです。
インターネット経由で、別のPCを操作することができます。
主な特徴
✅ 無料で使用可能 (個人利用のみ)
✅ Windows 11 Homeでも利用可能
✅ Mac、Windows、スマホなど異なるOS間での操作が可能
✅ インストールが簡単
TeamViewerの種類と違い
TeamViewerにはいくつかの種類がありますが、特に悩むのは、次の3つの違いかと思います。 私も少し悩みました😅
3つの種類
種類 | 用途 | どんな人向け? |
---|---|---|
TeamViewer QuickSupport | サポートを受けるための簡易版。インストール不要で、すぐに接続できる。 | 「ちょっと助けてもらいたい人」向け(PCの操作方法を教わるなど) |
TeamViewer Full Client | フル機能版。遠隔操作をする側・される側どちらも可能。 | 「MacからWindowsを操作したい人」向け |
TeamViewer Host | 常時遠隔操作ができるように設定できる無人アクセス用。 | 「仕事や自宅のPCに常にアクセスしたい人」向け |
結局どれを使えばいいの?
💡 MacからWindowsを操作したいなら、「TeamViewer Full Client」を使いましょう!
💡 Windows側にも、「TeamViewer Full Client」または「Host」をインストールするのが最適です!
この記事では、「TeamViewer Full Client」を使ってMacからWindowsを操作する方法を解説します!
さらに詳しく知りたい方へ
それぞれの種類について、もっと詳しく知りたい方は公式サイトの説明も読んでみてください。
📌 Windowsのダウンロードページ(公式)
📌 Macのダウンロードページ(公式)
📌 TeamViewerの機能説明(公式)
TeamViewerを使ってMacからWindowsを操作する方法
1. WindowsにTeamViewerをインストール
まずは、Windows 11 Home側にTeamViewerをインストールします。
Windowsのアーキテクチャ(64-bit / 32-bit)の確認方法
ダウンロード前に、自分のWindowsが64-bitなのか32-bitなのかを確認しましょう。
- Windowsのスタートメニューを開く
- 「設定」 > 「システム」 > 「バージョン情報」を開く
- 「システムの種類」に「64 ビット オペレーティング システム」と書かれていれば64-bit
64-bitの場合は64-bitを、32-bitの場合は32-bit版をダウンロードしてください。
手順
- Windowsのダウンロードページ(公式)にアクセス
- 適切な種類の「64-bit」もしくは「32-bit」をクリック
- ダウンロードしたファイルを実行し、インストール
- 「個人利用」を選択してセットアップを完了
- TeamViewerを起動し、「使用中のID」と「パスワード」を確認
2. MacにTeamViewerをインストール
次に、Mac側にTeamViewerをインストールします。
手順
- TeamViewer公式サイト にアクセス
- 「無料ダウンロード」をクリック
- ダウンロードしたファイル(.dmg)を開き、インストール
- 初回起動時に「システム環境設定」で画面録画と制御の許可を設定
手順
- Macのダウンロードページ(公式)にアクセス
- 「ダウンロード」をクリック
- ダウンロードしたファイル(.dmg)を開き、インストール
- 初回起動時に「システム環境設定」で画面録画と制御の許可を設定
- TeamViewerを起動し、「使用中のID」と「パスワード」を確認
3. Windowsの設定
Windows側の設定を確認し、リモート接続を許可します。
手順
- TeamViewerを起動
- 「Team Viewer ID で接続」のリンクを押下
- 使用中のIDとパスワードを控えておく
4. MacからWindowsへ接続
ここまでの準備ができたら、実際にMacからWindowsに接続してみます。
手順
- MacでTeamViewerを起動
- 「パートナーID」にWindows側の「使用中のID」を入力し、「接続」
- Windows側で表示されているパスワードを入力
- リモート接続が開始!MacからWindowsを操作できるようになる
MacからWindowsを操作する際のキーボードの違い
MacとWindowsではキーボードのショートカットが異なります。
MacからWindowsを操作するときは、キーの組み合わせが変わる ので注意しましょう。
Macでの通常操作 | MacからWindowsを操作するとき | Windowsでの通常操作 |
---|---|---|
⌘ + C (コピー) |
Ctrl + C |
Ctrl + C |
⌘ + V (ペースト) |
Ctrl + V |
Ctrl + V |
⌘ + X (切り取り) |
Ctrl + X |
Ctrl + X |
⌘ + Z (元に戻す) |
Ctrl + Z |
Ctrl + Z |
⌘ + Tab (アプリ切り替え) |
Option + Tab |
Alt + Tab |
⌘ + W (ウィンドウを閉じる) |
Ctrl + W |
Ctrl + W |
⌘ + Q (アプリを終了) |
Option + F4 |
Alt + F4 |
💡 ポイント
- コピー・ペーストなどの基本操作は、⌘(Command)キー → Ctrlキーに置き換えるだけでOK
- WindowsでのAltキーはOptionキーに変更して操作!
TeamViewerの注意点
1. 商用利用は有料
TeamViewerは個人利用の場合のみ無料で使えます。
2. ネット環境が必要
TeamViewerはインターネット経由で動作するため、
安定したネット環境が必要です。
3. セキュリティ対策を忘れずに
リモート操作は便利ですが、セキュリティリスクもあります。
- 不要なときはTeamViewerをオフにする
- 知らない相手とIDやパスワードを共有しない
まとめ
Windows 11 Homeでは標準のリモートデスクトップ機能が使えませんが、
TeamViewerを使えば簡単にMacからリモート操作が可能です💻
Macに慣れてしまってWindowsの操作に困っている方!
個人利用であれば無料で使えるので、ぜひ試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
何か不明点や改善点がありましたら、コメントにて教えていただけるとありがたいです。