Coopelで業務効率化
RPAを使って業務効率化の指令が!
弊社ではビジネスサイドの個々がそれぞれで抱えていた毎日の定型業務がありました。
人員の増員もそう簡単にいかないということもありますが、RPAツールを使えば日々のとらわれていた業務から開放されより重要な仕事に集中できることから導入の検討が始まりました。
RPAとは
RPAは定型業務を自動化することですが、例えば、、、
- とある画面から数値をコピーし
- スプレッドシートに貼り付け
- 数値がXXならば、管理画面でYYYを登録
といった複数の画面(アプリ)をまたいで使うという様々な会社で発生していそうな日々の業務フローを自動化によって解決するものです。
今回弊社で決めたポイント
RPAで解決できるものの多くはエンジニアが何らかのシステムを開発することによって解決できます。
RPAを使えばそのエンジニア業務の工数短縮につながるのかもしれませんが、やはりRPAの本質としては非エンジニアが実装できるようにするというところがポイントかと思いますので、非エンジニアでも実装できそうなRPAツールを選定するというのも重要になりました。
情報収集をしようとするとRPAを導入したもののうまく実装できなかったりメンテナンスができなかったりといったことがあったので、選定は慎重に行いました。
Coopelを選んだ理由
結果的にDeNA社製のCoopelを選びました。理由が下記になります。
- ブラウザ操作に特化
- 非エンジニアが直感的操作で構築可能(変数とかの概念もない)
- 低価格
まずRPAツールとして有名なものを見てみましたが、エンジニアの私でもたまにマニュアルを見たくなるようなところがあったり、非エンジニアの人には理解しづらいところがあるなというところが多々ありました。その中でCoopelと出会いましたが、自分が
- 管理画面ログイン
- とある画面に遷移
- 必要なフォーム情報を入力
- ファイルダウンロード
といったフローを5分程度で自動化できたことに驚きました。マニュアルも見ずにここまでできたことに非エンジニアでも実装できるのではと期待が持てました。
それと同時に業務フローをヒアリングをした結果、ブラウザ操作とファイルをダウンロード・アップロードでほぼほぼ完結していることがわかりCoopelで対応できそうなことがわかりました。
無料のお試し期間で実装して結果、問題なさそうだったのでCoopelの採用が決まりました。
とはいえ問題点も、、、
実装して運用も開始しつつありますが、このままエンジニアなしであとはお任せといったことは難しそうでした。
- 複雑な仕組みとなるとやはり実装する人にはEXCELのマクロを組むといったようなある程度のコンピュータの知識が必要になる
- 動かなくなったときの対応力
CSSの多少の知識IFの概念であるとかフローチャートのようなことは前提知識としてあるべきな人がやると運用が進めやすいでしょう。またCoopelはユーザーがブラウザ操作をしたものを記録することができますが、CSSセレクタの「:nth-child()」でクリックが記憶されていたりして、のちの改修で順番が狂うと操作が進まなくなるので、こういったつまづきポイントは事前に共有すべきです。
まとめ
CoopelはほかのRPAツールと比べても直感的操作が可能ですが、やはりポイントポイントではエンジニアが介入すべき点が出てくるかと思います。RPA全般に言えることですが、始めるときにはエンジニアと非エンジニアの責任範囲を明確にすることや実装時のエンジニアがレビューをするなど定期的なエンジニアの介入が必要なのではと感じました。