この記事はRegional Scrum Gathering Tokyo Day3で実施されたOSTの内容についてのメモです。
Open SpaceTechnology(OST)についてはこちらのサイトなどを参照ください。
いわゆる資料を作っての発表とは異なり、その場での議論が広がる一時的な情報ですが、
勉強になる内容も多いので、この記事では話に上がった内容をメモしています。
テーマの背景
若手に「成功体験」という言葉を伝えることに難しさを感じることがある。
うまく伝わるような表現について会話したい。
どんなときに"成功体験"という言葉を使ってる?
- 自己肯定感や自尊心を育くもの。成功体験は暗黙的に認識してしまう。確証バイアスを強化してしまうこともある
- 新しいことを始めるために顧客を説得するための要素としてつかうことがる。
- 成功体験を積んでいくのが大事。という使い方をすることがある。
- 小さなことでも変化できたと思ったら成功体験と伝えているかもしれない
- 成功体験、というものを大きなものと捉えていることでハードルを自分の中で上げてしまっていたかもしれない。
- 成功したと思ったことが外から認められ、結果にもつながっているとき
- 「ハードルを下げる」という目的のために使うことが多そう。少しずつ自信をつけていくために。
- 褒めたいとき、達成感が得られたとき。
- 良かったところ探し。と考えたら良いのではないだろうか。
- たしかに、"成功"と聞くと身構えてしまう。
- 良くなった変化に着目してもらうために使うかもしれない。
- 成功というよりは学びに変換する
- 達成できたことを実感するため
- 他の人に言ってもらうほうがいいかもしれない
- 承認欲求を満たされていくと良い
- 学びを祝い合う
- Celebration Gridは失敗も祝えるのでおすすめ
Celebration Grid
- 失敗であったとしても、やったことを元に学びを深めていく手法
- 「何かをためそう」としているときは、たとえ失敗であっても学びが深い
- やったことを付箋でペタペタ貼っていって会話ができると、それが学びにつながる。
実際にCelebration Gridをやってみた感触
- チームが停滞しているようなときに使う
- 「失敗している」ということも、余白があって成長につながるものであることを伝えたい
- 「成功している」ときって、本当にいいのだっけ?ということも考える機会になる
- 実験して失敗することが悪いことって思ってしまっている人もいる
- Fail Fastを実践するときに使える
感想
- 失敗することを許容することを伝えるのは難しいなと感じました。言葉では「失敗してもいいよ!」と伝えるにしても、なかなか気持ちの麺で素直に受け取れないというのには共感しました。
- 自信をつけてもらうために"成功体験"という形で認識してもらうという考え方に個人的にはしっくり来ました。