202/01/07に開催されたRegional Scrum Gathering Tokyo 2021での発表です。
https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2021/proposal/14776
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム7人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
発表資料はこちらです。
チーム作りの6つのプロセスと本セッションの流れ
- 一人目の仲間を作る
- 話し合いながらアウトプットする
- ものの置き場を確保する
- 成果をアピールする
- やったことをふりかえる
- 技術的負債を解消する
成果の上がるチームを作り、長期に存続させるには
- 継続的なカイゼン文化
- 信頼関係の構築
- 成功体験の積み上げ
よくあるチームづくりの誤解
アジャイルチームを作ったが定着せず苦労
一人目の仲間を作る
現在取り組んでいる仕事がある中でどのようにして時間を作れるか?
→昼休みを活用(ランチョンテクニック)
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
Before
社内イベントはROM線
After
積極的に参加
押し売りでは継続的な関係は難しい
関係性の構築が一番目の重要ポイント
一緒に仕事がしたいと思ってもらえるような日々の行動と言語化
- コンセプト
- ビジョン
- 目的
- メリット
成功循環モデル
Bad Cycle
結果が出ないところからスタートすると関係の質やモチベーションがダウンする
Good Cycle
関係性を構築するところからスタート → 関係性もモチベーションもアップしケイン説的な議論につながる
失敗含めた経験からカイゼンのサイクルを回すのが重要
室の探求
- WF
- はじめから100点を目指す
- アジャイル
- 早いフィードバックサイクルをもとに質を向上していく
新規事業を総シュルするときのアイデアの出し方のTips
- Step.1 たくさんアイデアを出す
- Step.2 カテゴライズ
- Step.3 投票(自分たちの価値観を元に投票基準を決める)
皆の納得感が大切
単純に多数決ではなく、皆の納得度を共有しつつ決めていく
準備8割を心だける
準備を制するものは仕事を制する
ランチ会で工夫したこと
最新情報を収集できる環境を整えた。
実例:最新の技術情報サイトへのアクセスを会社で制限されていた → 申請を通してアクセス可能に!
簡単に話せる3つのコツ
- 否定禁止
- 笑顔でうなずく
- 安心感を生み出す
- プラストーク
- 明るい言葉が明るい空気を作る
Tips: サンクストーク、最初はありがとうから始める
人は自分への関心が一番強い → 拡張話法を活用
- 感銘の表現
- 反復
- 感情を込めて理解を示す
- 相手を評価する
- 相手の話を中心に展開させていく
整頓の基本は見える化
オフラインなら壁がおそらく最強
オンラインなら環境や教育に投資が重要。よりよいアウトプットから成果を出せる
三定
- 置く場所を決める
- 置く量を決める
- 置くものを決める
トヨタ生産方式内で
ワーキングアグリーメントをつくる
継続的に実行できるルールをチームメンバー全員で作ることがポイント
実はアジャイルチームの最初の支援としてものの置き場やワーキングアグリーメントを決めることがよくある。
期待されている成果を事前に確認する
状況や立場によって期待は変わる。目的"Why"から始めるのが大事。"What"から始めがちだが、見失ってしまう。
SMARTな設定目標
Specific
Measurable
Achievable
Realistic
Time-bound
小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ周りを味方につけていく。最終的には経営層も。
定量的・定性的評価をもとに継続的に改善する
ブランディングKPIから始め、最終的に営業KPIにつなげていく。
スモールスタートが大事。
やったことをふりかえる
ふりかえりとは過去を棚卸してそこから得られた気づきをもとに今後へ活かすこと
心理的安全性を高める
- 感謝を伝える
- 平等に意見を言えるようにする
- 間違えても大丈夫
ファシリテーターのミッション
会議やミーティング参加者の学びの最大化
Tips: 全員が話してから対話に入る
技術的負債を解消する
よくある話
技術的負債を理解していないと、チームの持続が難しくなっていく。
関係者にトレードオフの理解と合意を求めておくのが重要。
トレードオフスライダーを用いるなどして可視化するのがポイント
継続的に健康状態を計測
健康状態を継続的確認する。
ビジネスサイドの方には、可視化やコスト換算した影響を説明すると技術的負債の返済に理解してもらいやすい。
まとめ
成果の上がるチームを作り、長期に存続させるには
- 継続的なカイゼン文化
- 信頼関係の構築
- 成功体験の積み上げ
感想
- ポイントが端的にまとめられている内容でわかりやすかったです。
- 特に成功体験の積み上げは大切で、スタートが悪いとその後のモチベーションも上がりづらいというのは共感しました。