はじめに
快適にUnityが使えるマシンが欲しくなったので表題のスペックのMacBook Pro M1 Max(10コアCPU 32コアGPU 16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max)を2週間ほど前に購入しました。
(近々発売されると噂されているM2 Max MacBook Proも視野に入れていたのですが、2023年3月以降になる見込みということを知り、私はいまこの瞬間にUnityが快適に使えるマシンが欲しかったので今回は見送りました)
この記事では、そのMacBook Pro M1 Maxと、もともと利用していたMacBook Air(Intel Core i5 16GBメモリ 500GB SSD)で Unity iOSアプリのビルド(+α)に要する時間を比較してみます。
ここ数週間ほど使ってみて、体感としてUnity関連の作業が非常に快適になったことは明らかではあるのですが、ふとメモがてら比較して残しておきたくなってきたのでやってみます。
前提
ある2DゲームUnityプロジェクトが今回のビルド対象です。
厳密に比較するのであれば、上記プロジェクトの詳細や、比較したいハードウェアのスペック以外の要素であるMacOSやUnityのバージョンなど各種条件を揃える必要があるかと思いますが、今回は私がラフに比較して把握したいだけなので、そのへんは適当です。
Unity上でのビルド(iOSプロジェクトへの書き出し)
MacBook Pro M1 Max
MacBook Air Intel Core i5
XcodeでiOSプロジェクトを開いた際のIndexing
UnityプロジェクトをiOS実機で動作確認するためにはXcodeが必須です。そのためUnityでビルドして書き出したiOSプロジェクトをXcodeで開く必要があるのですが、開いた際に走るIndexing
処理が非常に長くて気になっていました。ということで、そちらも比較します。
MacBook Pro M1 Max
結果
約2分
MacBook Air Intel Core i5
Ad Hoc配布用にXcodeでIPAファイルを生成する(Archive)
今回ビルド対象としている2DゲームのUnityプロジェクトは、開発者である私以外の方にも配布して動作確認をしていただく必要があるため、XcodeでIPAファイルを作成する必要があります。こちらも非常に時間を要する作業なので比較します。
MacBook Pro M1 Max
開始時
(335/637
ということで結構進んでしまっているように見えますが、これはArchive
開始直後にスクリーンショットを取得しようとすると、すぐにそれくらいまでは進んでしまうためです)
結果
約10分
MacBook Air Intel Core i5
結果
約51分
おわりに
今回の結果からも分かる通り、これまで長時間を要していたタスクを短い時間で終えることができるようになりました。Unityのモッサリ感も解消されてとても快適です。
MacBook Pro M1 Maxはラップトップとしてはお高い買い物でしたが、何事においても速さに勝る利点はそうそうないかと思うので、個人的には非常に良い投資になったと感じています。
(お高い買い物ということで、購入前にはUnity開発者ギルドや知人の方々に相談させていただきました )
本記事が MacBook Pro M1 Max に興味がある方の参考になれば幸いです。
(冒頭でも触れた通り、M2 Max搭載モデルが2023年3月以降に発売されるという噂があるため、多少待てる方はそちらを待つのが良いかもしれません。)