はじめに
ThoughtSpot利用歴2年目。
BIツールって楽しいなって思いながら仕事している非エンジニアです。
いつからかThoughtSpotのアーリーアクセス機能に「カスタムソート」がありました。
こちらを有効にすると要素の並び替えをABC順ではなく任意にカスタムできるとのことなので、使ってみたレポです。
カスタムソート機能を使って、昇順降順でしか並び替えられなかったものを任意の順番に並び替えます。
手順1:機能を有効にする
前述しましたがカスタムソートは記事執筆時点(2024/1)で「アーリーアクセス機能」です。なので利用するためにまずは機能を有効にします。
有効にするにはAdmin権限が必要ですので管理者の方が有効にする必要があります。
管理者タブ → アプリ設定内のアーリーアクセス機能 → カスタムソート順
デフォルトではステータスが「無効化」になっているのでこれを「有効化」にします。
どうでもいい独り言
(このステータスの文字もカタカナだったり英語だったりマチマチですよね、言語設定日本語なんだけどなぁ。害はないけれど細かいところ気になってしまう)
(それこそ1年くらい前はビジネスユーザーの方に「日本語設定しているのに英語出てくるので拒絶反応出る、馴染みにくい」って言われたのでこういう細かいところがまだ日本人ウケしない理由なのかもしれない)
(今はだいぶ改善してほとんど利用していても問題ないレベルです。だけれどこういう細かいところがね)
あとアーリーアクセス機能の設定を変更後、数分間ThoughtSpotが使えなくなるので、利用者の少ない時間や事前通知してから設定変えた方が良いです。
手順2:ワークシートでソート順を決める
カスタムソートが有効になると、ワークシートの一番右にカスタムソートの列が出てきます。ここに、並び替えしたい順にカンマで区切っていきます。
そうすると、データ検索画面で設定でのソート順の「カスタム」が有効になります。
一度テーブル表示で下記画像のところからソート順を選ぶと、カスタム設定した順番で並び替えがされます。設定のところから、カスタムの並び順かABC順かを選べるようになります。
ちなみに、この手順どおり 「一度テーブル表示にしてソート順を選ぶ」という手順を踏まないと、設定のところの英数字順/カスタム順が活性化しないみたいです (非活性になってて選べない)。
つまり最初から積み上げ棒グラフとかの表示にしてしまうと非活性のままになっているのでカスタム順が選べない。絶対に「一度テーブル表示にしてソート順を選ぶ」ことをしなければならないみたいです。
今はアーリーアクセス機能なので、正式リリースされるときにはそんな面倒な手順踏まないで使えるようになっていると良いですね。
また当記事執筆時点(バージョン9.8.0)で「ピボットテーブル」でのカスタムソートはサポートされていません。
こちらも正式リリース時には使えるようになっていると良いですね。
ちなみに:権限がない人は……
カスタムソートの設定はワークシートで行うので、アカウント(グループ)の権限をどう付与しているかによりますが、ワークシートを編集できる人しか並び順を変更できません。
ワークシートの編集権限を持っていない!でも並び替えしたい!というビジネスユーザーがいれば、関数でif文書いて項番が付いた項目を作っていくしかないかなと思います。
(でも簡単なif文を書けばビジネスユーザーでも並び替えができちゃうなんでとても使い勝手はいいですよね、要素の並び替えなんて割と個人の好みの場合もありますからね。ご自由にご変更できます、ができるのがいいですね。)
おわりに
みなさんはみかんの白い筋は全部剥く派?そのまま食べる派?
私は全部剥こうとして面倒くさくなって途中で諦めて食べる派です。