まだ応用情報技術者試験がなくてソフトウェア開発技術者試験があったころに、基本情報技術者試験を受け始めました。
なぜ受け始めたかというと、「建築士の資格を持ってない人に家を建ててほしくないでしょ?システムも同じで…」みたいな当時よくある(今も?)話を聞かされて半分強制で受けることになったから。
「基本情報持ってないヤツは人にあらず」みたいな雰囲気だったので、イヤイヤ受けてた記憶があります。
基本情報、午前は勉強すれば点数は適当に上がっていきましたが、午後はセンスの部分もあって、なかなか点数が上がりませんでした。
過去問をやりまくったのかな。
3回目でやっと受かりました。
で、その後も年2回のお祭りじゃぁ~という感じで何となく他の資格も受け続けました。
今ではデータベースとプロジェクトマネージャの2つ、高度を持ってます。
印象深いのは、プロジェクトマネージャ試験はほとんど勉強していないということ。
受け続けたらそのうち受かるだろ~と軽い気持ちで受けてたら、5回目くらいで受かりました。
そんなに受けたくね~よっていう人はすいません。
過去4回は全部「論文B判定」だったんですが、5回目はちょっと書き方を変えました。
合格したのはそのおかげかもしれません。
本当に話したいのはそれについてだけですが、せっかくなんで午前Ⅰから話してみます。
#事前知識
・SIer 歴 10数年
・そんなに多くないけどプロマネ経験有
・「プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門」は読んでいた
#午前Ⅰ
過去問を10年分。それだけ。
内容は理解しなくても、この問題ならこの解答だ、というのが浮かべばいいです。
#午前Ⅱ
午前Ⅰと同じ。
#午後Ⅰ
ここ勉強します?
やって点数上がります?
現代文の試験みたいなやつ。
答えは文中にあるか知識か常識の中にあるので、文中→知識→常識 の順で答えを探しましょう。
#午後Ⅱ
問題はここです。
文字数を考えるとただ書くだけでもかなりの負担です。
私は事前に練習で論文を書いたことは一度もないです。
ぶっつけ本番。
試験中にシナリオを組み立ててました。
さすがにそれはあまりに非効率なので、シナリオぐらいは事前に考えておきましょう。
テーマによって書き方が変わると思いますが、私の場合は「品質」で、こんな書き方でした…
- 自分の紹介
- 自分のプロジェクトの紹介
- 自分のプロジェクト、快調な出だし
- 問題発生
- 問題の分析
- 分析に基づいて対応
- いい感じに復活
- さらにこうすればもっといいんじゃないか的な話
普通ですね。
こんな感じで書いて、私はずっとB判定でした。
で、A判定になったときに何を変えてたかというと…
__「自分で手を動かさない」__です。
落ちた過去4回は、分析やテストを自分でやることにしてました。
でもふと、__プロマネってもっと上の立場じゃね?__と思ったのです。
そこで、「分析するように__指示した__」「テストで確認するように__指示した__」と、指示出し人間に変えてみました。
計画を考え、指示するだけです。
決して手を動かしません。
それがよかったのか、やっとA判定になりました。
今回のプロマネ試験は色々あって受けない人も多いかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。