はじめに
本記事では、無料枠でできることの中から、AWS初心者におすすめなサービス(EC2、RDS、S3)だけを抜粋して、無料でどのくらい使用できるのかを紹介しております。
※無料枠多いので全部は網羅していませんよということです。
EC2
EC2インスタンスは以下の条件で無料で利用することが可能です。
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期間: 12か月間。1か月あたり750時間まで。
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インスタンスタイプ: t2.micro
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OS(2021年4月時点):
- Amazon Linux 2
- Amazon Linux 2 with .Net Core, PowerShell, Mono, and MATE Desktop Environment
- Microsoft Windows Server 2019 Base
- Microsoft Windows Server 2019 Base with Containers
- Microsoft Windows Server 2016 Base
- Microsoft Windows Server 2016 Base with Containers
- Microsoft Windows Server 2012 R2 Base
- Microsoft Windows Server 2004 Core Base
- Red Hat Enterprise Linux 8 (HVM), SSD Volume Type
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP2 (HVM), SSD Volume Type
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP5 (HVM), SSD Volume Type
- Ubuntu Server 20.04 LTS (HVM), SSD Volume Type
- Ubuntu Server 18.04 LTS (HVM), SSD Volume Type
- Ubuntu Server 16.04 LTS (HVM), SSD Volume Type
- Debian 10 (HVM), SSD Volume Type
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注意点: 無料枠の条件を満たすEC2インスタンス1台ごとに、1か月につき750時間利用できるのではありません。
例えば、無料枠の条件を満たすEC2インスタンスを3台、1か月間起動しっぱなしにした場合、以下のような状態になってしまいます。(1か月が31日間=744時間の場合)- EC2インスタンス①:744時間常時起動→無料
- EC2インスタンス②:744時間常時起動→6時間分のみ無料、738時間分は有料
- EC2インスタンス③:744時間常時起動→744時間分すべて有料
つまり、無料枠の条件を満たしたEC2インスタンス全部で750時間/月まで無料ということです!
EC2インスタンスの起動手順確認や検証環境としての利用目的だったら、使い終わったらすぐに消せば良いので、充分活用できますね!
RDS
RDSは以下の条件で無料で利用することが可能です。
- 期間: 12か月間。1か月あたり750時間まで。
- DBインスタンスタイプ: db.t2.micro(Single-AZ)
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DBエンジンの種類:
- MySQL
- PostgreSQL
- MariaDB
※Oracle BYOL、SQL Serverも選択できると記載がありますが、実際のマネジメントコンソール上では無料枠との記載が確認できなかったので除外してあります。
- ストレージ容量: 20 GB の汎用 (SSD) データベースストレージ
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バックアップ: 20 GB のデータベースバックアップおよび DB スナップショット用ストレージ
- 20GBまでのバックアップ取得と、20GBまでのスナップショットの保持が可能ということです
- 注意点: EC2インスタンス同様、無料枠の条件を満たすDBインスタンス全部で750時間/月まで無料です。
ストレージ容量が20GBまでなので、簡単な検証(例:EC2インスタンス上にZabbixを構築→DBとしてRDSを使用する等)やRDS起動の手順とバックアップの挙動を確認するくらいなら活用できそうですね。
S3
S3は以下の条件で無料で利用することが可能です。
- 期間: 12か月間
- 容量: 5GB(標準ストレージ)
- Getリクエスト: 20,000件
- Putリクエスト: 2,000件
- データ転送: 15GB
S3は、バケット作って適当なファイルアップロードしてみる動作確認くらいしかできなさそうですが、とにかく1回触ってみて操作を覚えたいって人には良いと思います!
(CloudTrailのログ出力先とするっていうのを思いつきましたが、意外と結構なリクエスト数になるんじゃないかと思いますので、まだAWSの料金体系に不慣れな場合はあまりおすすめしません…!)
無料枠の使用量を確認するには?
無料枠をどれだけ使用したかは以下の方法で確認することが可能です。
1.マネジメントコンソールにルートユーザでサインイン
3.下部へスクロールし、「使用状況別の上位無料利用枠サービス」の「すべて表示」をクリック
4.以下の通り詳細が表示される
使用量が多い順に表示されるので、「このサービスそろそろ危ないな」というのが一目で確認できます!
以上。
まとめ
無料枠は調べれば他にもたくさんあるので、自分が使ってみたいAWSサービスがあればまず検索してみて、もし無料枠があれば思い切ってやってみちゃうと良いと思います!
無料枠どんどん活用して、AWSマスターを目指しましょう~
- 参考URL