GoogleDriveFileStream (GDFS)はクラウドに保存しているファイル群をあたかも外付けストレージの様に使える、Gsuite契約者が使用できるアプリである。最大の利点は、ローカルにコピーを保存していないファイルであってもFinder上で確認・編集が出来ることから、ローカルストレージ容量の節約と操作性を両立できる点だと個人的には感じている。
しかしながら、実際に使っているとキャッシュが溜まってローカルの容量を圧迫するので、定期的にチェックする必要があるようだ。その時のチェック内容を以下に記す。
環境
Mac OS 14.6
Keynote version 9.2
(1) アカウント接続を解除してGDFSのキャッシュを削除する
GDFSのキャッシュは、
~/Library/Application Support/Google/DriveFS
に蓄積されるが、再起動などの操作では解放されない。
私のMacには400 GBほど溜まっていてた。
削除方法:ファイルの変更がアップロード中でないことを確認し、
メニューバーにあるGDFSのアイコン→設定→アカウント接続を解除
で一度キャッシュを削除して、再度接続すればOK
ファイルのアップロード中にこの操作を行ってしまうと更新内容が消える可能性が高いので注意する。
(2) Keynoteの自動セーブファイルを削除する
~/Library/Containers/com.apple.iWork.Keynote/Data/Library/Autosave Information
の中身をゴミ箱に入れる。私の場合は100GBほど溜まっていた。
(3) 雑記
Keynoteの自動セーブファイルが肥大化した原因は不明だが、おそらくGDFSとkeynoteのファイルバージョン管理の相性の問題ではないかと考えている。
これまでGoogle Drive上にあるKeynoteファイルを編集する際、保存に非常に時間がかかり、動作が不安定になる時があると常々感じていた。⌘+S
をついつい押す度に10秒以上も待たされることがあったが、Autosaveファイルが毎回裏で作成されていたのであれば辻褄が合う。Dropboxなど他のサービスではこの現象に見舞われたことがないので、MacでGsuiteを使う際のデメリットということになる。
Keynoteファイルに限らず、ファイル編集の際は一度ローカルに落として作業する方が良いかもしれない。使用感が自然過ぎてGDFSの仕様を忘れてしまいがちになので気をつけたい。