WSLリリースノートから抜粋
ビルド 20175
WSL2 VM の既定のメモリ割り当てを、ホスト メモリの 50% または 8 GB のどちらか少ない方になるように調整します [GH 4166]。
ビルド 19028
[WSL2] Linux VM に割り当てられた既定のメモリ容量を、ホスト メモリの80% に調整します
Windows10の場合
WSL2がサポートされているリリース版Windows10はビルドが1904x.xxxなので、ホストメモリの80%。
Windows11の場合
Windows11のビルドバージョンは22000.xxxなので50%。ただし、手元で確認したところ、上記リリースノートにあるような8GB制限はかかっていなかった。
メモリ使用量制限方法
メモリ使用量は%USERPROFILE%\.wslconfig※に設定を書くことで制限できる。
※ C:\Users\<ユーザー名>\.wslconfig
内容は
%USERPROFILE%.wslconfig(2GBに制限する場合)
[wsl2]
memory=2GB
詳しくは、WSL での詳細設定の構成に記載されているのでそちらを参照。
注意点
Windows標準メモ帳で作成する場合には罠がいくつか、
-
保存するときには「ファイルの種類」を
すべてのファイル
にする。
単にファイル名を.wsconfig
にしただけでは.wslconfig.txt
というファイルができる。
ファイル名が異なると認識されない。
-
エンコード
に注意。利用できるのはANSI
,UTF-8
のいずれか。
それ以外になっていると適用されない。
この制限はWSL Preview 0.51.0にて解除(2022.01.22追記)