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SnowPro Core Certificationを2週間で1発合格する方法

Last updated at Posted at 2021-09-13

##なぜ本記事書くか
クラウドDWHであるSnowflakeの認定試験「SnowPro Core Certification(日本語試験)」を受けてきました。
試験勉強始めるに当たって日本語の受験ガイド的なものをいくつか拝見しましたが、役に立った情報もあればそれらの記事執筆当時とは状況が変化しているなと思った内容もあったので、改めて試験情報とおすすめの勉強方法を書き残します。

##筆者の戦績と勉強時間
私は2回受験しました。
つまり1回目の受験では華麗に落ちて2回目の受験で合格しました。
1回目:77%
2回目:85%

業務後1日3時間ペースで1回目で2週間程度、2回目で1週間ほど勉強しましたが、1回目の最初の1週間は振り返ると無駄な労力を使ったなと感じているので以下に記載する方法で勉強すれば2週間程度の勉強で合格できます
エンジニアリングや英語に弱い私でもこれくらいの勉強時間で合格できたので、それらに明るい方ならもっと短い学習時間でも受かるでしょう。

合格点

英語試験と日本語試験を受けられますがどちらも合格ラインは80%です。
2021年7月頃までは日本語試験が整備されて間もなかったこともあり救済措置として日本人向け英語試験の合格率が70%になっていたようですが、2021年9月現在はこの救済措置は消滅しています(サポートに確認済み)。

##試験範囲

Snowflake公式のコミュニティサイトであるSnowflake Communityに登録すると公式の受験ガイドを入手することができますので学習ガイドを入手しましょう(Home→Get Certified→Download the Core Exam Study Guide) 。
このDownload the Core Exam Study Guideに記載されている範囲のドキュメントだけ読んで基本的な内容を理解できれば80%は間違いなく取れます(重要)
機械翻訳風味ではあるものの日本語資料も各項目ごとに用意されているので英語資料の意味がわからない場合でも安心です。

出題範囲が記載されているので確認します。
スクリーンショット 2021-09-13 17.04.57.png

  • Snowflakeの基本設計仮想ウェアハウスデータのロード・アンロードEditionごとのサービスの違い権限等に関しての基本的な設問が非常に多く出題されました。こういったsnowflakeの基本的概念に関わる項目のドキュメントは隅々まで読んでおくと良いです。
  • COPY INTO, PUT, GET, SNOWPIPEコマンド等のパラメータ等もざっと見ておきましょう。
  • 「マイクロパーティションのサイズは○MBである」といった数値、設定値を問う設問も頻出するのでこれらも覚えておくと点が稼げます。

##教材は全部公式ドキュメントでOK

  1. 勉強の基本は試験範囲の公式ドキュメントをひたすら読むだけ
    これが一番大事です。
    私はドキュメントを読みまくるのが苦手なので問題集とかやりたいなーと思って最初はQuizletとかUdemyとかで問題を解いてましたがこれら外部教材には問題があります。
  • Quizletは問題がしばらく更新されていないので情報が古い
  • Udemyはかなり沢山コースがあるが試験対策としては効率が悪いコースが存在する
    私は評価4.3ついているコースを購入して試験5つの内2つ取り組みましたが、TaskやStreamなど試験でほぼ出題されない項目についての出題が無視できないほど出たので残り3つは解かずに返金申請しました。
    外部教材共通の問題点ですが、クラウドサービスは週次単位でサービスが更新されていくので更新頻度が甘い外部教材を使うと間違った知識をインプットしてしまうことになる恐れがある部分もネックです。
    その点公式ドキュメントは情報の正確性が高いのでこれを中心に勉強するのが良いと感じました。
    (余談ですがudemyの試験教材は英語版しかないが、解説をコピペできないために和訳コストがでかくなるのは英語力貧弱マンにとっては痛い)
  1. 同じくSnowflake CommunityのLEVEL UPを解く
    公式の問題集なので答えが違うとかはないと思います。
    これを一通り解いて間違えた項目、あやふやな項目のドキュメントを隈なく読みます。
    本番の問題レベルは正にLEVEL UPで出題される内容程度なのでレベル感の獲得にもなります

  2. トライアルアカウントを作ってWEB UIを1度は眺めたりしておく
    「WEB UIの上部にあるメニューを選べ」といった問題が2回中2回出たのでトライアルアカウントを作って最低限UIを眺めたりDBやQuery History等各メニューの遷移先を確認しておきます。

  3. 一通り理解して時間が余ったら外部教材に取り組んでも良い
    体系的な知識を獲得した後ならもし問題や答えに間違いがあっても気づくことができるのでUdemyなりに取り組むのも良いです。

勉強時間の比重としては公式ドキュメント読み込みで7割、その他(LEVEL UP・トライアルアカウント・外部教材)で3割といったイメージです。

さいごに

本記事は2021年9月に受験した所感を踏まえての内容ですが、公式ドキュメントをしっかり読むという攻略法は普遍的に有効な試験対策法になり得ますので面倒くさくても重点的に取り組んでいくことをおすすめします。

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