先日、AWS Certified Solution Architect-Associate(SAA-C03)に無知識から1か月で合格することができたのでその際の体験を投稿したいと思います。(勉強期間2024.10.7~2024.11.7)
試験を受けたきっかけ
私は現在大学で情報工学を専攻している大学3年生なのですが、もう少し実務に近い知識を身につけたかったのと単純にクラウドに興味があったというのが主なきっかけです。
大学では基本情報技術者試験で出題されるような知識や、プログラミングなどの授業がメインだったのでクラウドに関しては無知識でした。なので学生の暇なうちにクラウドのを学んでおけば就職後にアドバンテージになるのではないかなと考えました。
使用した教材
主に「AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト」というSB Creative出版の参考書を用いて勉強し、問題演習には問題演習アプリとping-tというサイトを使いました。Udemyの問題集やAWS公式の模擬試験を使って勉強されている方が多かったのですが、私はお金がなかったので無料で使えるアプリとサイトを選択しました、お金に余裕がある方はそちらも検討してみてはいかがでしょうか。
また、参考書を選ぶ際の注意点として、AWSの最新の試験(C03)に対応しているものを選びましょう。2022年まで実施されていたC02とC03では出題範囲や問題の傾向が異なります。
AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第3版
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト模擬試験
ping-t
1~10日目
ここからは自分語りや主観がかなり増えます。ご了承ください。
まずは上述した参考書を読み始めることからスタートしました。聞いたこともない単語がたくさん出てきたのでその都度chatGPTやGoogleで調べていました。そんな読み方をしていたのでまず1周するのに10日ほどかかってしまいましたが、AWSサービスにどのようなものがあるのかザックリ把握できました。
11~15日目
とりあえず参考書の2週目に入り、1周目より速いスピードでサクサク読み進めました。2週目が終わった後に巻末の問題を解いてみたのですが、その際の正答率は6割ほどだったのでこのまま頑張れば1か月で合格できそうだなと思っていました。(後述しますがこの後痛い目を見ます)
16~25日目
参考書をの3週目をしつつ上述したアプリで問題を解いていました。ただ、この期間は何かと忙しく、勉強時間はあまり確保できていませんでした。
加えて、試験の予約を入れたのもこの時期です。自宅からでもオンラインで受験が可能ですが、私は会場で受験することにしました。オンラインでの受験をするための環境の条件がなかなか厳しく、手の届く範囲から物をどかしたり、本棚に布をかけなくてはならないようだったのでさすがに面倒くさいなと思ったのが理由です。
26~28日目
アプリの問題に関してはこの時正答率9割くらいに仕上がっていました。さすがに合格できるだろうという自信がありました。
試験前日(緊急事態発生)
この日の朝に初めてAWSの公式模擬試験のサンプル版(20問)を解きました。そしたらなんと、正答率4割。
ここでようやくアプリや参考書の問題と本番の問題のレベル感に差があることに気づき、大急ぎでping-tに登録しました。ping-tの模擬試験レベルの問題は公式の模擬試験と難易度が近いと感じたのでひたすら解きまくりました。皆さんはこうならないために早めのうちに公式の模擬試験やping-tの問題を解くことをお勧めします。
試験当日
家を出るぎりぎりまでping-tの問題を解き続け、わからないサービスは全部chatGPTに聞いていました。
試験の難易度としては、
ping-tより簡単な問題が4割、ping-tと同様のレベルの問題が4割、何を言っているのかわからないレベルで難しい問題が2割でした。
全65問のうちいくつかは得点に影響を与えない問題なので、もしかしたら難しい問題はそれだったのかもしれません。
また、サービス単体の名前を回答するようなものではなく、複数のサービスの知識が要求されるようなものが多かったです。(消去法で絞りやすかったです)
時間配分は特に意識していなかったのですが、見直しをしても時間が余ったので焦って解く必要はなさそうです。わからない問題はある程度時間をかけてじっくり考えると良いでしょう。
試験結果
1000点満点中720点以上で合格のところ724点でした。ギリギリすぎる。
手ごたえとしてはとても微妙だったのですがなんとか一発で合格することができて嬉しかったです。
ちなみに、合格することでもらえるデジタルバッチはCredlyで管理することができます。
Credly
取得するメリット
ここからは実際にAWS-SAAを取得して感じたメリットを紹介したいと思います。
①システム設計の考え方が身につく
AWS-SAAの問題では、コスト・セキュリティ・可用性などの観点から最適な設計をすることが求められます。そのような実務的な考え方を資格勉強を通して学べるので自身のスキルアップに寄与していると感じました。
②就活で高評価を得られる
現在大学3年生の秋ということで就活の真っ最中なのですが、IT系の企業の面接官の方にAWS-SAAを持っていますというとかなり褒められます。やはり就職や転職において自身のスキルを客観的に証明できるというのは資格取得の大きな利点といえるでしょう。
③AWSを体系的に学べる
AWSについて学びたいけど何をすればいいのかわからない方や現在エンジニアとして働いていて学びなおしをしたい方などにとっては資格の取得がベストな選択肢であると考えます。
おわりに
今回はAWS-SAA(C03)を取得した際の体験について書かせていただきました。拙い文章で恐縮ですが、この投稿がこれからAWS-SAAの取得を考えている方の一助となれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。