短い話(忙しい人向け)
- エラー表示「Restart Computer Sorry, we encountered an error...」
- バージョン違いエラー。内部で実行される再頒布パッケージと既存の新旧が衝突して止まる。
⇨「visual-cpp-2015.exe」の異なるバージョン(末尾506より上)のものを削除すれば成功した。
という話です。他にもあるようですが、今回当たったのはこのパターンでした。
長いほうのお話
ダウンロード先がわからない
先日公開されたOculus Riftの製品版ソフトウェア、Oculus Runtime 1.3。
製品たるOculus Rift CV1はまだ届いていませんが、
これを先に入れて動かしてみることにしました。
いつも見に行くRuntimeのDLページに飛ぶと、SDKしか置いておらず頭に疑問符が…トップページからいくら辿っても見つけられない…どこだこれと迷うことしばし。
Twitterで検索したらURLを張っている人がいたので見つけました。このURLは製品版の説明書とかに載っているのでしょう。
Oculus Rift Setup | Oculus
https://www.oculus.com/en-us/setup/
サイズは2.78MBのダウンロードクライアントです。容量の殆どは背景でスタイリッシュに動いてる動画のものかな。
インストール開始
エラーになってしまう
OculusSetup.exeは管理者権限いるんかな。早速エラーが出た。323KBしかインストールできてない。 pic.twitter.com/uqiZTsNI9D
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
なぜかエラーになってしまうので、書かれた通りに再起動してリトライすること数回。管理者権限で起動してみたり、接続を外してみたりなどしてみましたがエラーは変わらず。
健康注意確認で10秒待って、800MBをdlしなおす…3回目やるのも辛いのでローカルに置いときたいので直リンURLください。 pic.twitter.com/ec4iAE5iTw
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
844MBものファイルをダウンロードするのですが、毎回これをやるはめに。オフラインインストール版の配布も欲しいです。
そうこうしていると、@cubic9com さんからヘルプいただきました。ありがとうございます。
@shiftsphere Oculus VR社公式情報として、インストールが中断した方はログファイルを確認して、特定の事象だったらこう対処してね、というのが提示されていますので、試してみてはいかがでしょうか。 https://t.co/ZHQqR7gSdg
— きゅーこん@VRだったり電子工作だったり (@cubic9com) 2016年4月2日
Unofficial workaround for “access control list not in canonical form” error during Oculus Setup - Oculus
こちらはアクセスコントロールで問題が生じた場合のレジストリ操作の対処法のようです。
どんなことになっているのかログを確認しに行きます。
C:\Users\user\AppData\Local\Oculus にOculusSetup.logがあった。Setup action: Install.から始まってInstall 'Install necessary redistributables.' failed.で☓
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
実際のログ
[Debug] [2016/04/02 23:07:32] Installing 'Visual C++ 2015' redistributable.
[Debug] [2016/04/02 23:07:32] Process C:\Users\administrator2016\AppData\Local\Temp\OculusSetup-e9051a05-9483-47a2-b7d4-112774cd0e30\visual-cpp-2015.exe exited with code 1638 (failure).
[Debug] [2016/04/02 23:07:32] Install 'Install necessary redistributables.' failed.
[Warning] [2016/04/02 23:07:32] Rolling back installation.
[Debug] [2016/04/02 23:07:32] Uninstall 'Install necessary redistributables.' succeeded.
[Debug] [2016/04/02 23:13:16] Removing temp directory.
[Warning] [2016/04/02 23:13:16] Couldn't remove temp directory.
[Debug] [2016/04/02 23:13:16] Exiting with code 1.
これで言うところの2行目末尾ですね。
844 MB (885,572,217 バイト) をdl完了するが一瞬だけinstallingになるだけでSorry表示される。logを見るとDownloadが終わってVisual C++のインストール3つ目でcode 1638 (failure)。これか。
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
特定しました。visual-cpp-2015.exeがエラーで停止するのでOculusSetupのインストールも停止していたわけです。
OculusSetup.exeのdlしているものはC:\Users\user\AppData\Local\Temp\OculusSetup-***** あたりに保存されるのを観察。https://t.co/E3PoMUGObFがあった
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
- タスクマネージャ>パフォーマンス>リソースモニタを開く
でディスクを見ればDL中どこにファイルを保存しているのかがわかるので場所を確認して見に行きました。
visual-cpp-2015.exeを単体起動してみると、詳しいエラーが判明。
原因特定
Microsoft Visual C++2015 Redistributable(x64) 14.0.23506 がOculusVRが用意したもので、それより新しいのがPCに入っているのでエラーで止まる。23918が入ってたので削除してみる。
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
「既に新しいバージョンがあるので古いものは上書きインストールできない」
というのが停止していた理由でした。
- 14.0.23*506* OculusSetup.exeが召喚するバージョン
- 14.0.23*918* 既に入っていたバージョン
このVR Ready PCは触って時間が経過しておらず、入れたといえばSteamのデモくらいなのでそれのどこかで新しいのが入ってたようですね。
プログラムと機能から
これより新しい方をアンインストールしてセットアップをリトライ。
インストール成功
待っていたぞこの時を!! pic.twitter.com/fZp0oplYPP
— にくきう @次は札幌でMikuExpo (@shiftsphere) 2016年4月2日
無事インストール成功しました。
DK2でもOculus Homeのリッチなリビング空間がぬるぬる動きます。
これがCV1になったらもっと綺麗になるのか…と思うとワクワクしますねー!
早く届かないかなー
この記事が後に続く誰かの助けになれば!
そして1.3で断絶された過去のソフト達へ救済へと続く…