VRに感心があるだけでなく、その技術者として動いていく際に資格という形で提示できるのは分かりやすいと思い、概要について調べてみました。
#VR技術者認定試験概要
日本バーチャルリアリティ学会 » VR技術者認定講習会・試験
http://www.vrsj.org/events/seminar/
##共通
- 試験問題は全て記号選択回答
- 講習会の後、2週間後に試験が行われる
- 教科書は「バーチャルリアリティ学」
###会場
- 講習会会場は東京限定(2015年)
- 試験会場は東京・大阪限定(2015年)
昨年2015年は、東京大学・大阪大学の2会場で試験が実施されました。
##費用
VR学会に入会するか、学生であるかでかなり変わってきます。
会員資格 | 学生 | 一般 | 非会員 |
学会 | 4,000円 入会金 4,000円 年会費 |
. 4,000円 入会金 10,000円 年会費 |
- |
講習会 | 2,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
試験 | 2,500円 | 4,500円 | 5,500円 |
合計 | 12,500円 | 28,500円 | 20,500円 |
合計(上級まで) | 17,000円 | 43,000円 | 41,000円 |
###VR学会会員特典
年会費を支払って学会会員になると何があるのか、というのは以下の通り。
- 機関誌(論文誌・学会誌)の配布 各年4回
- ニューズレターの配布
- 大会,講習会,研究会の諸行事案内
- 大会での発表
- 論文の投稿,発表
- 本会発行機関誌(バックナンバー)の購入
会員種別など詳しくは入会案内へ。
##試験コースと日程
今年2016年の実施要項は発表されていませんので、日付は予想です。例年通りだと2016年はこの時期に実施されるでしょう。
###▼セオリーコース(基礎理論)
6月頃
- 講習会 6/4 または 11の土曜 *予想
- 試験 18 または25の土曜 *予想
VR技術者試験 基礎 <講習会>(2016年度予想)までのタイマー 2016-06-04 09:00:00
VR技術者試験 基礎 <試験>(2016年度予想)までのタイマー 2016-06-18 09:00:00
もう三ヶ月も無いですね。
###▼アプリケーションコース(応用)
11月頃
- 講習会 11/5 または 12の土曜 *予想
- 試験 19 または 26の土曜 *予想
VR技術者試験 応用 <講習会>(2016年度予想)までのタイマー 2016-11-05 09:00:00
VR技術者試験 応用 <試験>(2016年度予想)までのタイマー 2016-11-19 09:00:00
##認定資格
どちらか一つ合格すると、
「バーチャルリアリティ技術者(Virtual Reality Engineer)」
を名乗れます。
両方のコースに合格すれば、
「上級バーチャルリアリティ技術者(Senior Virtual Reality Engineer)」
の 資格認定証が授与されます。
##学習資料
公式サイトに過去問のPDFがおいてありますのでどんな内容で試験が行われるのかを事前に予習できます。
また、ありがたいことに、上級バーチャルリアリティ技術者である @Somelu01 さんが学習資料を公開していらっしゃいます。※日本バーチャルリアリティ学会非公式です。
VR技術者認定試験のセオリーコースの試験が今週末だそうなので、改めて。よかったら教科書の補助として使ってください。「バーチャルリアリティ学」第1〜4章 学習用ドキュメント by @Somelu01 on @Qiita https://t.co/tS0nqKcrCJ
— Somelu (@Somelu01) June 19, 2017
「バーチャルリアリティ学」第1~4章 学習用ドキュメント - Qiita
http://qiita.com/Somelu01/items/ec8d94e923a3ba818829
#旅費
私は道民なので試験会場へ行くには飛行機移動が必須です。
個人で節約のしどころだとは思いますが渡航費も一緒にざっくり考えると…
- 往復飛行機代 30k (LCCだと不安なので…)
- 宿泊費用 10k (試験前日にカプセル泊は論外でしょう)
一回の受講・受験で40k以上は飛んで行く計算。それが四回あるわけなので160k円。
上級VR技術者を目指して4往復行くと資格取得費用総額として、160k+43k(一般会員)= 203k円
道民にはざっくりと二〇万円程度の費用がかかる計算となります。(LCCは考慮しません)
Oculus Ready PC一台分ですね。2台目のマシンを用意できてしまいます(つД`)
講習会をスルーすれば旅費と講習会費2回分が浮きますが、その回の試験の要点を聞けないので合格率への影響は確実にあるでしょう。
是非、講習会・試験の札幌サテライト会場をお願いしたいところです。
この資格を提示できることで、VRに対する本気度を示すには有効なのではないでしょうか。
受験を検討したいと思います。。