はじめに
e2studioでのプロジェクト内に生成されるファイルについての記述．
プロジェクト内のファイル
generateフォルダ
ファイル名 > 内容：備考
- dbsct.c > セクションの初期化処理(テーブル)
- hwsetup.c > ハードウェア初期化：初期化の内容をコーディング
- intprg.c > ベクタ関数の定義
- iodefine.h > レジスタ一覧
- resetprg.c > 初期設定ルーチン (リセットベクタ関数)：リセット直後に呼ばれる関数
- sbrk.c > 低水準インタフェースルーチン(sbrk関数)
- sbrk.h > 低水準インタフェースルーチン(sbrk関数のヘッダ)
- stacksct.h > スタックサイズの設定
- typedefine.h > 型定義ヘッダ
- vect.h > ベクタ関数のヘッダ
- vecttbl.c > 固定ベクタテーブル
srcフォルダ
- *.c > main関数
HardwareDebugフォルダ
- *.mot > 書き込み用ファイル
resetprg.c
パワーオンリセットで、初期設定ルーチンPowerON_Reset_PC関数が呼び出される．この関数は，main関数を実行する前、および実行した後に必要な手続きを記述する関数でresetprg.c にある．PowerON_Reset_PC関数内には，main関数とHardwareSetup関数がある．ユーザーが取り扱うのは主にこの2つであり，HardwareSetup関数に初期化プログラムを書けるようにhwsetup.cが自動生成されている．が，main関数内で初期化しても良い．hwsetup.cにあるHardwareSetup関数に初期化プログラムを書く場合はPowerON_Reset_PC関数のコメントを外す．
resetprg.c
void PowerON_Reset_PC(void)
{
=== ここのコメントを外す↓ ====
// HardwareSetup(); // Use Hardware Setup
main();
}
参考文献
- ファイルの構成 | CS+ V4.01.00 http://tool-support.renesas.com/autoupdate/support/onlinehelp/ja-JP/csp/V4.01.00/CS+.chm/Compiler-CCRX.chm/Output/ccrx08c0200y.html
- スタートアッププログラム | CS+ V4.01.00 http://tool-support.renesas.com/autoupdate/support/onlinehelp/ja-JP/csp/V4.01.00/CS+.chm/Compiler-CCRX.chm/Output/ccrx08c0300y.html
- RX631開発 プロジェクトファイルの確認と書き込み https://ccwo.hatenablog.jp/entry/2016/08/17/193731