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統計検定2級 (最速)取得メソッド

Last updated at Posted at 2023-12-16

はじめに:夏休みの宿題いつやってた?

こんにちは。いきなりですが、皆さんは夏休みの宿題をすぐにやる派、少しずつやる派、最後にやる派のどれでしたか?私は最後にやる派でした。短期集中型ですね。少しずつやろうとすると、パフォーマンスが出ないタイプです。最後にやる派以外の方には今回の統計検定2級 (最速)取得メソッドはおすすめしません。最短距離でやってから肉付けしていく短期集中型の方に参考になりそうなメソッドを以下で紹介します。



今回は以前取得した統計検定2級の取り方について解説したいと思います。しっかりと勉強したのは約2週間程度だったので、なる早で取得したい方向けの記事になっています。ちなみに点数は1問ミスの91点でした(当てずっぽうで回答した問題はなく、自分では全問正解したと思った)。

1. 取得した動機

データサイエンティストとして必要な3つの能力のうち、サイエンス力を最初に上げることが最もコスパがよいと考えたからです。技術が変化しても統計学の知識は変化しないので、ずっと使える知識だと考えました。

2. 統計検定2級の基礎情報

2.1. 概要

「大学基礎科目としての統計学の知識と問題解決能力」を検定する。

2.2. 出題範囲

出題範囲はざっくり以下のようになっています。

  • 記述統計
    内容:平均、分散、決定係数、ベイズの定理など
  • 確率統計
    内容:正規分布や二項分布などの確率分布
  • 推測統計
    内容:平均や分散などの統計量を様々なパターンで推測する
  • 仮説検定
    内容:仮説が正しいか推測統計の内容を使って証明する
  • 線形モデル
  • 適合度検定・独立性検定

2.3. その他

  • 受験料:7000円
  • 受験場所:各地のパソコン教室
  • 受験日:ほぼ毎日
    (パソコン教室によって曜日と時間が違います)
  • 受験方式:パソコンに向かって4択をぽちぽちしていく。計算用紙はもらえるので、そこに計算を書き込む。
  • 持ち物:ペンと電卓
    (電卓には制限があるので、注意。基本的にルート計算できるやつがよい。関数電卓はダメ。人気があるのはこれ。私はこれで臨みました)
  • 問題数:大体33~35 問
  • 試験時間:90 分

3. 学習方法

3.1. 結論

Udemy の統計検定®2級対策講座 をやるのが一番早いです。これをやるだけで受かるチート教材ですね。ありがたいです。

自分がまた0から受験するなら以下のようにすると思います。

  1. Udemy の[統計検定®2級対策講座] で記述統計・確率統計・推測統計をやる
  2. ノートにまとめて上記部分は間違えないようにする
  3. 過去問に取り組む
  4. 間違ったところをピックアップしノートにまとめる

(※講座によると、記述統計・確率統計が半分の問題を占める。そのため、推測統計をしなくてもワンチャン受かる。推測統計は確実に受かるための保険)

ここまでで受かるレベルには達していると思います。過去問をやって安心してから、余った時間でその他の、仮説検定・線形モデル・適合度検定・独立性検定をやりますね。

3.2. 経験談

私は早く過去問をやらないと不安だったので、Udemy の講座の記述統計・確率統計をやって一旦過去問を3年分くらいやりました。このときの点数はボーダーの60 点前後でした。ちなみに、講座曰く、記述統計・確率統計で半分の問題が出るそうです。ですので、50 点+12.5 点(4択問題なので、1/4 当たると仮定)= 62.5 点で受かるなと思い、過去問に取り組みました。これについては正直時間の無駄だったなと思っています。なぜなら約半分の問題が分からないので、やっていて辛いし身につかないからです。その後、推測統計でまでしっかりやった(ノートにまとめた)ことで合格ラインを超えました。さらに、残りの時間はしっかりやってなかった仮説検定・線形モデル・適合度検定・独立性検定についてノートにまとめて穴を無くし本番に臨みました。

ちなみに、ノートはこんな感じです。Latex が好きなので、Latex で作ってました。

image.png

ノートの全部で大体15ページくらいになりました。数式や気になったところをまとめていった感じです。

3.3. 勉強時間について

某サイトによると、

  • 数学出来る人(といっても高校数学くらい)は20~30 時間
  • それ以外の人30~50 時間

と書いてました。数学出来る人でも30~40 時間と書いている人もいて、まちまちですね。勉強法によって変わると思います。

自分はUdemy やってノートを作り、過去問をしたので、30 時間くらいな気がします。ただ、合格ラインまでは効率的にやれば20 時間あれば受かりはすると思いました。

3.4. 過去問について

某サイトによると、CBT の問題は2011~2015 年の問題が良く出るそうです。そのため、その年代の過去問だけやりました。確かに何問か似たような問題が出ていました(ちなみに最新の2021 年の問題は比較的難しいらしいそうです。加えて解説が不親切で、知識のない最初期にやって分からん...ってなりました)。上記情報の真偽には責任を持たないので、参考程度にどうぞ。

3.5. おまけ1: 巷の勉強法

ちなみに、ブログ記事でよくある勉強法は以下です。

  1. 最初に「統計学入門」を読む
  2. 過去問をやる
  3. 足りないところは公式テキスト「統計学基礎」で補う

3.6. おまけ2:失敗談

Udemy を受講する前に、最短で受かろうと思って過去問から取り組み始めました。ただ、解説が少なくよく分からなかったので挫折しましたね。それでネットを探し回りUdemy に行きつきました。
統計学入門も流し読みしていた時期もあるのですが、短い時間で効率良くやりたかったので自分はやめました。

3.7. おまけ3:勉強法のおすすめ図書

ある本で紹介されていて知りました。自分の子どもにも読ませたい1冊です。まずは全体を把握してから必要な部分を重点的に勉強しよう、などが書かれています。おすすめ!!

「超」勉強法 (著:野口 悠紀雄 )

4. まとめ

統計学の習得は所謂データサイエンティストに必要とされています。最短でやろうと思えば数週間で取得できます!興味があったら受けてみよー!学習方法はとりあえず合格ラインを超えるまで勉強して、そこから肉付けしていくのが精神的な面でおすすめです。

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