目次:補助記憶装置
1.補助記憶装置とは
補助記憶装置は電源の供給がなくなっても記憶を保ち続ける。試補助記憶装置の1つであるHDDはメモリより安価なので、何百倍もの容量を搭載することができる。
その代わり、読み書きの速度が主記憶装置に比べて比較にならないほど低速。人間が手書きでメモを書き、膨大な量のメモの中から該当するメモを探し当てなければいけないと考えるとわかりやすい?
2.仮想メモリ
メモリに入りきれない容量のプログラムが起動した時に、ハードディスクに仮想メモリを作り、一時的に今現時点では動作に関係のないプログラムを避難させることができる。これをスワップアウトと言う。
逆にメモリに空きができ、動作に必要なプログラムをメモリに戻すことを、スワップインという。
このメモリと仮想メモリの読み書きのことを総称してスワッピングという。
ハードディスクは低速なため、スワッピングが発生するとコンピュータの処理速度は低下する。
3.リムーバブルディスク
補助記憶装置はハードディスク以外にも、駆動装置から取り外して持ち歩けるリムーバブルメディアがある。
リムーバブルメディア | 例 | 概要 |
---|---|---|
光ディスク | CD-ROM、DVD-ROM等 | レーザー光使ってデータの読み書きを行うディスクメディア。非常に安価なので配布媒体としても広く使われる。ディスクの種類には、読み出し専用、一度だけ書き込み可能、何度でも書き換え可能タイプがある。 |
光磁気ディスク | フロッピーディスク | レーザー光と磁気の両方を使って書き込みする。読み出しにはレーザー光のみを使う。 |
磁気テープ | カセットテープ | 磁気体を塗ったテープを使い、磁気によってデータの読み書きを行う。非常に低速だが、かなり大容量なのでバックアップ用によく使われる。 |
フラッシュメモリ | SDカード | EEPROMの一種を補助記憶装置に転用したもの。コンパクトかつ低価格なのでデジタルカメラや携帯電話などの記録メディアとして使われる。 |