目次 入出力インターフェース
- USB
- IEEE1394
- IrDA
- Bluetooth
1. 入出力インターフェースとは
「ケーブルや端子などの差し込み口の形状」「ケーブルの種類」「ケーブルの中に通す信号のパターン」等細かな取り決めをすることで、異なるメーカーの物でも問題なく使えたり、ケーブルが共用できる互換性がある。これを実現しているのが入出力インターフェース。
電化製品のコンセントは日本国内向けの物はどれも同じ形をしていて、日本国内は差し込み口も全て同じ。これも「AC100Vコンセント」という"入出力インターフェース"を守って作っているから。
2. シリアルインターフェースとパラレルインターフェース
データを転送する方式によって、シリアルインターフェースとパラレルインターフェースに分けられる。
"シリアル"は"直列"という意味で、シリアルインターフェースは信号が一つづつ転送される。
"パラレル"は"並列"という意味で、パラレルインターフェースは複数の信号が並列になって一斉に転送される。
パラレルインターフェースの方がデータが一度に複数送れるので高速でいいと思うかもしれないが、転送する速度を求めるにつれて複数の信号が同時に辿りつかず、バラバラに転送されるようになった。(徒競走で一斉にスタートしたのにそれぞれバラバラにゴールするイメージ)
このことからシリアルインターフェースで高速化を図ることが主流になっている。
3. 有名なインターフェース(有線)
有線での有名どころはUSBとIEEE1394がある。どちらもシリアルインターフェース方式。
電源を入れたまま抜き差しできるホットプラグと、周辺機器を繋ぐと自動的に設定が開始されるプラグ・アンド・プレイに対応してる。
プラグ・アンド・プレイは「差し込めば使える」という意味。接続すると、ネットに繋がっていれば自動的にその機器を使うためのドライバがインストールされルよう設定されている。
・ USB (Universal Serial Bus/ユニバーサル シリアル バス)
Univerdsal(広く使われる、標準的な)の文字通り、パソコンと周辺機器を繋ぐ最も標準的なインターフェースで、高い汎用性がある。
キーボード、マウス、スキャナなどの入力装置、プリンタなどの出力装置、外付けHDD等補助記憶装置などを機器を選ばず利用できるかなり便利な規格。
パソコンに直接差し込む他、USBハブ(コンセントのマルチタップのUSB版)を使い、複数のUSB機器をツリー型に繋ぐことができる。USB機器はパソコンを含めて最大127台まで繋ぐことができる。
USB機器にも2種類あり、USBポートから電源供給をうけることができるバスパワーの機器(キーボードやマウス)と
USBポートとは別にACアダプタ(コンセント)などから供給をうけるセルフパワーの機器(スキャナやプリンタ)がある。
・ IEEE1394
「i.Link」や「Firewire」という名前でも呼ばれる。主にハードディスクレコーダーなどの情報家電やデジタルビデオカメラなどの機器で使われているインターフェース。
IEEE1394をもっと詳しく
IEEE 1394はもともとApple社の開発したFireWireという技術を標準化したものであり、規格制定後もIEEE 1394の正式なブランド名称として使われている。また、ソニーは標準化以前から「i.LINK」という同社独自の呼称を用いており、家電業界などで普及している。 また、日本の家電メーカーなどはデジタルビデオカメラなどのIEEE 1394端子を「DV端子」と呼んでいたが、徐々に「i.LINK」の呼称に置き換わっていった。DV端子はDV形式の動画データの送受信しかできないため、厳密にはIEEE 1394規格全体に対応しているわけではない。有名なインターフェース(無線)
・ IrDA(Infrared Data Association)
赤外線を使って無線通信を行う。高校の頃ガラケーのアドレス交換で使っていたが、今はLINEだから今時の子は知らない…。通信距離は1mほどで、障害物があると通信できない。
・ Bluetooth
2.4GHzの電波を使って通信する。パソコン、マウス、キーボード、イヤホン、スマホ、プリンタなど、あらゆる周辺機器をを繋ぐことができる。
通信距離は10mほどで、障害物があっても繋がる。