目次 出力装置
- 解像度
- 色の表し方
- ディスプレイの種類と特徴
- プリンタ
- プリンタの性能の見方
- プリンタの解像度
- プリンタの印字速度
- 色の表し方
- プリンタの種類と特徴
1. ディスプレイ
コンピュータの処理結果を出力を画面上に出力する。
・ ディスプレイの「解像度」
ディスプレイは画面上を細かく区切った小さな点の集まりを使って出力する。この小さな点をドットという。区切りが細かければ細かいほど出力結果が滑らかに表現され、このきめ細かさのことを解像度という。解像度が高くなるに比例して多くのドットが使えるため、より多くの情報を表現できる。
・ 色の表し方
ディスプレイの1つのドットの色は、3つの色の光を合わせて表現される。この3つの色は光の三原色の**「RGB(Red Green Blue)カラー」**。3つの色が100%で光ると白が表現できる。
・ ディスプレイの種類と特徴
ディスプレイには以下のような種類がある。
ディスプレイの種類 | 特徴 |
---|---|
CRTディスプレイ | ブラウン管を使ったディスプレイ。奥行きがあるため邪魔。消費電力が大きい。 |
液晶ディスプレイ | 電圧によって液晶を制御する。バックライトか、外部からの強い光がないと暗くて何も見えない。薄型で消費電力が少ない。自分のIPhone8にもこれが使われている。 |
有機ELディスプレイ | 有機化合物に電圧を加えると発光する仕組みを利用したディスプレイ。液晶と違い自ら発光するので、バックライトが不要でより省電力。2019年の最新テレビや最新スマホ(IPhoneX等)にも使われている。 |
プラズマディスプレ | プラズマ放電による発光を利用するディスプレイ。高電圧が必要なのでパソコン専用モニタとしてはあまり使われない。 |
2. プリンタ
コンピュータの処理結果を印刷して出力する。プリンタの性能は、印字品質とその速度によって評価される。
プリンタの性能の見方
・ プリンタの解像度(印字品質の見方)
プリンタの場合は、**「1インチあたりのドット数」のdpi(dot per inch)**で表す。
数値が大きいほどドットが多く、きめ細かい表現ができる。
・ プリンタの印字速度
印字速度の見方は
「1秒間に何文字印刷できるか」のcps(character per second)と
「1分間に何ページ印刷できるか」のppm(page per minute)がある。
プリンタの印字方式によって、最適な方を用いて表す。
ドットインパクトプリンタはcps、レーザプリンタはppmで表す。(プリンタの種類は後述)
プリンタの色の表し方
ディスプレイは光の三原色RGBで表すが、プリンタは色の三原色のCMYK(Cyan:シアン、Magenta:マゼンタ、Yellow:イエロー、blacK:ブラック)の4色の組み合わせで色を表現する。3原色と言いつつ4色必要。
CMYKだけなぜK(ブラック)が入っているかというと、CMYを100%で重ねても純粋な黒が表現できないため。
プリンタの種類と特徴
印刷方式の違う代表的なな3種類がある。
プリンタの種類 | 特徴 |
---|---|
ドットインパクトプリンタ | 印字ヘッドに多数にピンが内蔵されていて、それでインクリボンを打ち付けることで印刷する。物理的に打ち付けるので印字音が大きく、印字品質も高くない。しかし複写式の伝票が印刷できるプリンタがこれしかないので、事務処理分野で重宝されている。 |
インクジェットプリンタ | 印字ヘッドのノズルから直接インクを吹き付けて印刷する。インクのにじみなど、印刷の品質は印字先の紙によって左右される(インクジェット紙等)。基本的には音が静かで高速。高品質のカラー印刷が安価にできるので、個人、家庭用プリンタとして普及している。基本のCMYKに加えてライトシアン等を入れることによって、写真並みの高画質印刷ができるモデルもある。我が家のプリンタはこれ。 |
レーザプリンタ | レーザ光線を照射して感光体に1ページ分の印刷イメージを作成し、そこに付着しトナー(顔料などから作られた色粒子からなる粉)を紙に転写することで印刷する。基本的にはコピー機と同じ原理。ページ単位で印刷するので高速で音も静か。粉を定着させる方式なのでインクのにじみもなく、最も高品質な印刷ができる。ビジネス用途のプリンタとして普及している。 |