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Macの16GBメモリでGPT-OSS-20Bを動かしてみた!実際に必要なメモリ容量を検証

Last updated at Posted at 2025-08-09

この記事はLLM(Claude Sonnet 4)による補助によって作成されています

最近、Xでこんな記事を見ました。

今回は16GBメモリでgpt-oss-20bが本当に動くのかを実際に検証してみました。

この記事でわかること

  • 16GBメモリ環境での実際のメモリ使用状況
  • gpt-oss-20bの起動から動作までの詳細な手順
  • 実際のレスポンス時間とパフォーマンス
  • 個人的な使用感と実用性の評価

この記事の対象者

  • LM Studioをインストールしている方(インストール方法は解説しません)
  • ローカルLLMに興味がある開発者の方
  • 16GBメモリでのAI活用を検討している方(Mac限定)
  • gpt-oss-20bの実際の動作を知りたい方

動作環境・前提条件

動作環境

  • OS: macOS Sequoia
  • マシン: Mac(M2チップ)・16GBメモリ
  • ツール: LM Studio

前提条件

  • LM Studioがインストール済み
  • 十分なストレージ容量(モデルサイズを考慮)

検証1:gpt-oss-20bの初期設定でのメモリ使用量

まず、普通にgpt-oss-20bモデルを実際にダウンロードして起動してみました。

アクティビティモニターの画面1

初期状態のメモリ使用量

  • 使用済みメモリ: 15.19 GB

メモリプレッシャーが黄色と赤色の状態が多く、SSDに申し訳ない気持ちになりました。

検証2-1:設定済みのgpt-oss-20bのメモリ使用量

あれこれ設定した後ののメモリ状況がこちら:

アクティビティモニターの画面2

会話時のメモリ使用量

  • 使用済みメモリ: 12.29 GB

これだけでメモリプレッシャーは緑色になり、安定している状態になりました。

検証2-2:設定をした後での実際のレスポンス性能

最も重要な実用性について。実際に会話してみた結果:

gpt-oss-20bのレスポンス

パフォーマンス詳細

  • 推論速度: 4.98 tok/sec
  • 初回トークンまでの時間: 43.81秒

設定面での工夫

メモリ効率を向上させるため、以下の設定を有効にしました:

設定画面

  • Offload KV Cache to GPU Memory: 有効
  • Keep Model in Memory: 無効
  • Try mmap(): 有効
    ここら辺の解説、できればしたかったんですが...ネット上に情報がないわ、LLMに聞いてみ意味わかんないわで断念しました。

結論:16GBメモリでgpt-oss-20bは実用的か

今回の検証結果をまとめると:

✅ 良かった点

  • 一応動作する - クラッシュすることなく会話が可能
  • メモリプレッシャーが緑色 - 動作中は意外と安定
  • 設定の最適化で改善 - 適切な設定でメモリ効率が向上

❌ 厳しい点

  • 初回レスポンスが43.81秒 - 実用性に大きく疑問
  • 推論速度4.98 tok/sec - ClaudeやGPT-4に比べて圧倒的に遅い

個人的な感想

正直なところ、16GBメモリでgpt-oss-20bを日常的に使うのは現実的ではないというのが結論です。

確かに動作はしますが、40秒以上待ってようやく回答が始まるというのは、実用性を考えると厳しすぎます。趣味の範囲での実験や検証目的であれば面白いですが、作業効率を求めるならクラウドベースのAIサービス(Claude 、ChatGPT、Gemini等)を使った方が圧倒的に快適です。

もしローカルLLMを本格的に活用したいなら、32GB以上のメモリ、できれば専用GPUを搭載したマシンが必要だと感じました。

まとめ

16GBメモリでのgpt-oss-20b検証は技術的には成功しましたが、実用性の面では課題が多いことがわかりました。

それと、128GBのRAMが搭載されたMacが欲しくなりました。

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