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【Oracle APEX】(初心者向け) チュートリアルから派生して、各種基本機能を試してみた

Last updated at Posted at 2023-02-01

はじめに

今回は、前提条件内のリンク先(APEXチュートリアル)から派生して、更にどのような機能があるのかを試してみました。
【実施した環境】Oracle APEX 22.2.1
【作業想定時間】15 ~20 分程度 (APEX上の作業のみの時間)

前提条件

実施内容

0.サンプルデータの受発注データ(orders.csv)の列名を英語表記→日本語表記 (ORDER_KEY → 注文番号) に変更
 → サンプルデータはすべて英数字表記だが、日本語表記がある場合、文字化けなく取り込まれるのか?

1.ダッシュボードのページ
 1. 項目名を変更
 2. ボタンを追加

2.検索画面
 1. フィルタリング
 2. チャートを表示

3.レポート画面
 1. レコードの追加・削除・編集
 2. 表示形式の変更
 3. 集計結果の表示
 4. ハイライト表示
 5. 変更データのダウンロード

4.フィードバック機能の追加

0. サンプルデータの紹介

以下の添付で、黄色ハッチの列名を ORDER_KEY → 注文番号 に変更してみました
※それ以外の項目・値は何も変えていません
sampleData

1. スプレッドシートから簡易アプリケーションの作成

途中までは、チュートリアル (4. スプレッドシートから簡易アプリケーションの作成Permalink) と同様のステップ

  1. APEXコンソールから アプリケーション・ビルダー を起動します
  2. 新規アプリケーションの作成 をクリックします
  3. ファイルから をクリックします

以降は、今回、オリジナルの検証となります。

4.事前に準備しておいた orders_日本語.csv をドラッグアンドドロップします
image.png
5.表の名前を入力します(ここでは「ORDERS_Japanese」とします)。※エラー表名は自動的に入力されます。
6.データのプレビューで文字化け等が発生していないことを確認します。
→ やはり、列項目名を日本語に書き換えた箇所は文字化けが発生しました!
→ では、文字化けを解消していきます!
image.png
7.ファイル・エンコーディングを 日本語(Shift JIS) へ変更します。
image.png
8.文字化けは解消し、列名もしっかりと日本語で表示されるようになりました!
9.[データのロード]をクリック
image.png
10.ロード完了のメッセージが表示されたら アプリケーションの作成 をクリックします。
 ※この時点でDB上にORDERS表が作成されています
image.png
11.アプリケーションに名前を付けます。今回は 「受発注管理システム」 と入力します。
12.今回は、フィードバック機能も追加するので、機能 > フィードバック のチェックボックスにチェックします
13.[アプリケーションの作成]をクリック
image.png
以上で、アプリケーションの作成は完了です。

2. アプリケーションの実行

では、実際にアプリケーションを起動してみましょう!

  1. [アプリケーションの実行] をクリックします。
  2. ログイン画面に ユーザー名・パスワード を入力し サインイン します。
    image.png
  3. ログイン完了!
    image.png
                 ↑ ページ下部の黒色のメニューバーからもページの改廃が可能です

3. 実行確認

さて、作成されたアプリケーションを見ていきます。
チュートリアルと同様に、トップ画面 (ホーム画面) には、ダッシュボード画面、検索画面、管理画面(レポート)が表示されています。

ではまず、ダッシュボードから見てみましょう!
image.png

3-1. ダッシュボード

確かに、チュートリアルと同様に、取り込んだデータをもとに自動的にグラフが作成されておりました!

point 1:今回は、0. サンプルデータの紹介にて、列名「ORDER_KEY」から「注文番号」と日本語表記に変更しました。
    それに伴い、ダッシュボード上の項目も、日本語表記となっていました!
point 2:左隣が日本語表記ですと、こちらも日本語表記にしてしまいたくなりますね・・・。
point 3:ダッシュボードだけの画面よりも、ボタン を追加してみたいかも・・・
point 4:チュートリアルの図と見比べると、コメントマークが増えています:thinking:
    (この機能の詳細は、後ほど3-4. フィードバック機能にて!)
image.png
では、上記pointの内容で画面修正に入っていきましょう!

point 2:ダッシュボードで項目名の編集

  1. 黒いメニューバーの [ページ2] をクリックすると、ページデザイナ (開発画面) に遷移できます。
    image.png
  2. ページデザイナ-中央部をスクロールします。
  3. すると、注文番号・Order Status・Units・Discont valueのボックスが現れるので、Order Statusのボックスをクリック
  4. 右側の 識別 > タイトル は Order Status で登録されています。
  5. 4.の箇所を注文状況に変更します。
  6. 変更後は、[保存]ボタン あるいは ()ボタン(実行ボタン) をクリック
    image.png
    image.png
  7. もう一度、ダッシュボード画面を確認すると・・・
    確かに、項目名を英語表記から日本語表記に変更できました!
    ※6.で保存ボタンをクリックした方は、ダッシュボード画面でF5などでリフレッシュすれば、変更が反映されます。
    image.png

point 3:ダッシュボードでボタンを追加

では、開発画面に戻りましょう。

  1. ページデザイナ-中央部を最後までスクロール。
  2. ページデザイナ-中央の下部に「リージョン」「アイテム」「ボタン」が選択可能なタブがあると思います。
    その中の「ボタン」をクリック
  3. [text]と記載のあるボタンを、Unitsのボックスの下にドラッグ&ドロップ
    image.png
    image.png
  4. 新規でボタンのアイコンが中央部に追加されます
    image.png
  5. ボタン名を「新規」→「ボタン」に変更してみます
  6. 変更後は、[保存]ボタン あるいは ()ボタン(実行ボタン) をクリック
    image.png
  7. もう一度、ダッシュボード画面を確認すると・・・
    確かに、ボタンを追加できました!
    ※今回はボタンを追加しただけなので、クリックしても同じ画面に戻ってきてしまいます。が、手を加えれば他の画面遷移も!
    ※6.で保存ボタンをクリックした方は、ダッシュボード画面でF5などでリフレッシュすれば、変更が反映されます。
    image.png

3-2. 検索画面

では、続いて左の三本線のメニューバーから、検索画面に遷移しましょう!
今回のサンプルデータ計5,247が確認できます。
image.png

  1. まずは、検索ボックスに「3-Shipped」を入力し、検索してみます。
    確かに、3-Shippedで絞れました!
    image.png
  2. 続いては、フィルタリング機能で「3-Shipped」にチェックし、検索してみます。
    こちらも、3-Shippedで絞れました!
    image.png
  3. では、縦3つに黒ぽちが並ぶボタン > [チャートの表示] の順にクリックしてみます。
    チャートの表示ができました!また、棒グラフ・円グラフの切り替えも可能です!
    image.png

3-3. レポート画面

続いて、左の三本線のメニューバーから、レポート画面に遷移しましょう!
image.png

3-3-1. レコードの追加・削除・編集

  1. まずは、データを追加 しますので、[作成] ボタンをクリックします。
    image.png
  2. 右側にレコード編集画面が表示されるので、今回は注文番号、Order Status、Units、Discnt Valueに適当な値を埋めてみました。
  3. データを反映させるため、[作成] ボタンをクリック
    image.png
  4. ちゃんとデータが追加されました!
    image.png
  5. 続いて、データの編集 をしてみます。
    注文番号:836 の [編集] ボタンをクリックすると、先ほどと同様の編集画面が出てきます。
    image.png
  6. 例えば、Order Statusを「2-Fulfilled」→「3-Shipped」に変更してみます。
  7. [変更の保存] ボタンをクリック
    image.png
  8. ちゃんと値が変更されていました!
    image.png
  9. 最後に、データの削除 を行います。
    5.と同様に、注文番号:2490 の[編集] ボタンをクリックします。
  10. [削除] ボタンをクリックします。(見にくくてすみません・・・)
    image.png
  11. 「この削除操作を実行しますか。」のポップアップで、[削除] ボタンをクリックします。
    image.png
  12. 確かに、注文番号:2490 のデータが削除されました!
    image.png

3-3-2. 表示形式の変更

続いて、データの表示方法に "区切り" を入れていきたいと思います。

  1. アクション > 書式 > コントロール・ブレーク の順にクリックすると、コントロール・ブレークのポップアップ画面が表示されます。
    image.png
  2. 今回は、列項目中の「注文番号」で指定して、[適用] ボタンをクリックします。
    image.png
  3. 確かに、表示形式が「注文番号」毎に区切られました!
    image.png

3-3-3. 集計結果の表示

続いて、レコード間の合計値を出したいと思います。

  1. アクション > データ > 集計 の順にクリックすると、集計のポップアップ画面が表示されます。
    image.png
  2. 今回は、ファンクション:「合計」、列:「Discnt Value」で指定して、[適用] ボタンをクリックします。
    image.png
  3. 確かに、Discnt Value列で「合計値」が表示できるようになりました!
    image.png
    補足) ブレークを外したい場合は、下図赤枠の「×」印をクリックすると初期の画面表示に戻ります。
    image.png

3-3-4. ハイライト表示

続いて、Order Status : 「3-Shipped」の行をハイライトしたいと思います。

  1. アクション > 書式 > ハイライト の順にクリックすると、ハイライトのポップアップ画面が表示されます。
    image.png
  2. ハイライトの名前:「出荷済み」。また、ハイライト・スタイルは、バックグラウンド・カラー:「#cce5ff」、テキスト・カラー:「#0076df」で指定します。更に、列:「Order Status」、式:「3-Shipped」で指定します。
  3. [適用] ボタンをクリックします。
    image.png
  4. 確かに、Order Status : 「3-Shipped」の行がハイライトになりました!
    image.png

3-3-5. 変更データのダウンロード

それでは、ここまでにいくつかデータの編集を行ったので、最後にそのデータの出力をしたいと思います。

  1. アクション > ダウンロード の順にクリックすると、ダウンロードのポップアップ画面が表示されます。
  2. 今回は、レポート形式を「csv形式」で選択して、[ダウンロード] ボタンをクリックします。
    image.png
  3. ダウンロードしたcsvファイルを開いてみると・・
    確かに、今回、作成・編集したデータも含まれてダウンロードできていました!
    image.png

3-4. フィードバック機能

では、先ほど飛ばしてしまった3-1. ダッシュボードのpoint 4:フィードバック機能を見てみましょう!

  1. コメントマークをクリックすると、フィードバックのポップアップ画面が表示されました。
    image.png
  2. ニコちゃん:grinning:マークをクリックし、テキストボックスにも入力してみます。
  3. [フィードバックの送信] をクリックします。
  4. ちゃんとフィードバックが発行されたみたいです。
    image.png
  5. 左側のメニューバー > [管理] をクリックします
  6. 管理画面内の [ユーザ・フィードバック] のリンクをクリック
  7. 先程送信したフィードバックを確認できました!
    image.png

まとめ / 所感

かなり盛沢山でしたが、最後まで読んで下さりありがとうございます:sob:
実施内容の項目はすべて確認できました!
作業していくうちに、「こんな機能も!」とどんどん楽しくなっていました。

まだ、ボタンに他ページへの遷移機能がついていないので、ここからさらに手を加えてみる余地はありそうですね・・・。
フィードバック機能については、ユーザの声を直接聞くことができるので、更に良いページを作りたい!といったときには有効そうですね。

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