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【セキュリティを考える】ログインユーザの制限

Last updated at Posted at 2014-12-10

サーバセキュリティの第一歩としてサーバにログインできるユーザの制限をかけたいと思います。

環境
OS:CentOS release 6.4 (Final)

やること

  1. root以外のユーザを作る
  2. su でrootになれるグループに新規ユーザを追加する
  3. rootでのログインを禁止する

root以外のユーザを作る

新しくユーザを作成しそのユーザにパスワードを設定します。

スクリーンショット 2014-12-11 0.35.25.png

パスワードが短すぎたり同じ文字を繰り返したりすると上のSSのように怒られますので注意です。

早速新しくユーザでログインしてみましょう。

スクリーンショット 2014-12-11 0.38.34.png

無事にnewUserでログインすることができました。

また、ユーザとパスワードは

cat /etc/passwd

でも確認可能です。

スクリーンショット 2014-12-11 0.41.10.png

newUserというユーザがいるのがわかります。

su でrootになれるグループに新規ユーザを追加する

addgroupコマンドで新しくグループを作成しgpasswdコマンドでパスワードを設定します。

スクリーンショット 2014-12-11 0.46.29.png

usermodコマンドで先ほど作成したユーザ「newUser」をこの新しく作成されたグループ「rootGroup」に加入させます。

スクリーンショット 2014-12-11 0.50.19.png

$ cat /etc/group

で確認します。

スクリーンショット 2014-12-11 0.51.07.png

newUserがrootGroupに入っているのが確認できました。

さて、rootになれるグループを限定する設定を行います。

vi /etc/pam.d/su

・・・・・・?????

おっと、もうすでにroot権限になる用のグループが初期で用意されているみたいです。

スクリーンショット 2014-12-11 1.26.06.png

「wheel」というグループ名だそうです。

とりあえず初期でコメントアウトされている

# auth required pam_wheel.so use_uid

という箇所のコメントアウトを外して保存します。

そして

$ usermod -G wheel newUser

でnewUserをwheelに加入させます。

これでrootになれるグループの設定は終わりです。
このグループに所属していないユーザが

$ su

で、例え正しいパスワードを入力したとしてもrootになることはできません。

rootでのログインを禁止する

vi /etc/ssh/sshd_config

で設定ファイルを開き、

スクリーンショット 2014-12-11 0.55.15.png

初期状態で

# PermitRootLogin yes

となっている箇所をコメントアウトを外し、noに変えてあげる。
そして

スクリーンショット 2014-12-11 0.58.17.png

初期状態で

# PermitEmptyPasswords no

となっている箇所のコメントアウトを外す。

以上、簡単ではありますが、サーバのセキュリティ向上に欠かせないログインユーザ制限設定の方法のまとめでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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