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IoT初心者向け mosquittoでPub/Sub通信やってみた

Last updated at Posted at 2019-06-22

ハロー!IoT 1年生 ひつじです。

前回はIoTの基礎用語について記載させて頂きました。

今回は実際にそれぞれの役割がどういう風に動くのか、オープンソースのmosquittoをインストールして
OS上での挙動を見てみましょう。

#mosquittoとは

Eclipse Foundationが展開してMessageBrokerのオープンソース(EPL/EDL licensed)です。
モスキートと発音するようですが、蚊の英語表記とはすこし表記が違います。

i13.PNG

前回の記事では、BrokerとはPublisherとSubscriberを仲介する役割としてお話したかと思います。

i6.jpg

また、mosquittoにはBrokerだけでなくPublisherとSubscriberとしての機能をもつmosquitto clientもあります。

mosquitto → Brokerとして動くよ
mosquitto client → Pub/Sub通信を提供するよ

今回はこのソフトウェアつかって、MQTTによる通信をやってみたいと思います。

#mosquitto インストール

wget http://download.opensuse.org/repositories/home:/oojah:/mqtt/CentOS_CentOS-7/home:oojah:mqtt.repo -O "/etc/yum.repos.d/Mosquitto.repo"
yum install mosquitto mosquitto-clients

これですんなりインスコできればいいのですが、僕の環境だとconflictしてしまいました。
なので、必要であればepelなど競合するレポジトリを無効化(enable=0)して再トライしてみてください。

#epel enable=0のやり方
grep enable /etc/yum.repos.d/epel.repo
enabled=0
#repo指定してインストール
yum --enablerepo=home_oojah_mqtt  install mosquitto
yum --enablerepo=home_oojah_mqtt  install mosquitto-clients

そして最後は起動コマンドを実行しておきましょう。

 /etc/init.d/mosquitto start

これでインスコ作業は完了です。

#pub/sub通信してみる

まずはターミナルを2つ起動しておきましょう。
片方でSubscriberとして要求をだします。

#Subscriberとして要求
mosquitto_sub -d -t /client/abc

-t オプションでは、topicを指定しています。
ここでは任意の文字列なら何でもOKです。例では「/client/abc」としています。

次にSubscriberが要求しているTopicに対してPublishしてみましょう。

#Publisherとしてデータ送信
mosquitto_pub -d -t /client/abc -m "sheeptest"

-mにはペイロード(生のデータ)を記載しており、実際に送信するデータを記載します。今回は「sheeptest」という文字列をおくります。

では、Subscriber側のターミナルで状況を確認してみましょう。

i12.PNG

ちゃんと受信できていますね。

#まとめ

いかがでしたでしょうか。
実際にmosquittoを使ってMQTTの通信を実施してみました。
なんとなくBrokerやPub/Subのイメージがわいたのではないでしょうか。

こんな流れでしたね。
i11.PNG

今回は1台のOSの中で通信を行いましたが、次回はいよいよクラウドサービスを使っての通信を試してみたいと思います。

それではご査収ください!

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