RockyLinux 9系では標準でOpenSSL 3系がインストールされていますが、あえて最新バージョンをソースからインストールしたい時に利用します。
環境
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
OS | rockyLinux 9.3 or Ubunt 22.04 |
OS | OpenSSL 3.4.0 |
事前準備
予め以下のPerlパッケージをインストールしておく
sudo dnf install perl-FindBin perl-IPC-Cmd perl-Pod-Html per-lib perl-File-Compare perl-File-Copy
sudo dnf install gcc make
インストール
cd /usr/local/src
wget https://github.com/openssl/openssl/releases/download/openssl-3.4.0/openssl-3.4.0.tar.gz
tar xvzf openssl-3.4.0.tar.gz
cd openssl-3.4.0
./config -fPIC --shared --prefix=/usr/local/ssl
make -j 4
make install
ライブラリのシンボリックリンクを作成
/usr/local/ssl/lib64に、ライブラリが配置されるため、一部のアプリケーションがライブラリを参照できないことがあるため、32ビットフォルダのシンボリックリンクを作成する
ln -s /usr/local/ssl/lib64 /usr/local/ssl/lib
以上で、/usr/local/sslに、OpenSSL3.3.xがインストールされます。
「--prefix」を付与しないと、/usr/local配下に直接インストールされるため、デフォルトインストールのOpenSSLとパスの設定によっては競合を起こすので部ディレクトリにインストールすることが望ましいと思います。