この記事では、cc65を用いてソフトウェアを開発する際のトピックスをまとめるかもしれない。
cc65について
MOS6502用のC言語コンパイラcl65.exe
、アセンブラca65.exe
、リンカld65.exe
、ライブラリアーカイバar65.exe
等が付属したクロス開発環境であり、有志によりOSSとして開発されている。
ROMイメージを作成するまで
cc65では、Visual C++や、LSI-C86等の一般的な開発環境と同様に、C言語や、アセンブリ言語で記述されたソースコードは、一旦、オブジェクトと呼ばれる中間ファイル(.o)が生成される。
このオブジェクトファイル(.o)、及び様々なオブジェクトファイルがアーカイブされたライブラリファイル(*.lib)をリンクする事により、ROMイメージが生成される。
[*.s] ---> ca65.exe ---> [*.o] ──┐
├--→ cl65.exe ----> [ROM Image]
[*.c] ---> cl65.exe ---> [*.o] ──┤ ↑
│ [*.cfg]
[*.lib] ──┘
[*.s] ---> ca65.exe ---> [*.o] ──┐
├--→ ar65.exe ----> [*.lib]
[*.c] ---> cl65.exe ---> [*.o] ──┘