アステリア社製Gravio Hub2で4G/LTEが利用できるようになりました。
従来のGravioのネットワークへの接続方法(有線LAN・Wi-Fi)に加えて4G/LTE接続ができることで、ネットワークが敷設されていない工場などの施設や車両のような移動体など、Gravioの利用可能なシーンがさらに拡がります。
使用環境
- Gravio Hub2(Gravio HubKit 4.6.1導入済み)
- スマートフォンもしくはパソコン
事前準備
- Gravio有償契約
- 対応キャリアのnanoSIMをご準備してください。
手順
- まずはGravio Hub2にnanoSIMを挿します。
(写真に沿って、蓋を外し奥まで"カチッ"と鳴るまで挿します)
- Gravio Hub2にType-Cケーブルを挿し給電することで起動します。
Gravio Hub2の側面のインジケーターランプが青点灯していることを確認します。
- スマートフォンかパソコンからWi-Fi設定の一覧に表示されるSSIDから
「GravioHub-xxxx」という名称に繋ぎます。(Wi-FIパスワードは「graviohub」です)
今回はスマートフォンで設定しています。
- 接続後、Webブラウザで「http://192.168.100.1:8080」と入力して、GravioUpdateManagerにアクセスします。初期ID「gravio」初期パスワード「gravio」でログインします。(ログイン後、初期パスワードの変更を求められますのでパスワード変更してください)
- ログイン後、メニュー内の"Gravio HubのWAN設定"にある
「WAN(LTE)を利用する」をオンにして再起動します。
(再起動後はGravio Hub2のネットワークはWi-Fiルータモードが有効となり「192.168.96.1」となります)
- Gravio Hub2の側面のインジケーターランプが緑点滅で表示されることを確認します。
- 再度パソコンかスマートフォンからWi-Fi設定の一覧にあるSSID「GravioHub-xxxx」に接続します。
- WebブラウザでUpdateManager「http://192.168.96.1:8080」にアクセスします。
ログイン後、メニュー内の"Gravio HubのWAN設定"にあるAPNを選択して「セット」をクリックして再度、再起動します。
- Gravio Hub2の側面のインジケーターランプが緑点灯で表示されることを確認します。
- UpdateManagerの画面をみると「WAN接続状態」が"接続中"となっていれば設定完了です。これで、Gravio Hub2は4G/LTE通信をしています。
(再起動後に自動的にWANに接続されますが、手動で「切断」「接続」ボタンを押すことで切り替えることも出来ます。)
以上で完成です、お疲れ様でした。
更に活用するためのTIPS
LTE接続ができることで、Gravio Hub2配下にローカルのネットワークをWi-Fi、有線LAN、USBポートを使って組むことができます。そのため、Wi-Fi電波が悪い場所、ネットワークセキュリティが厳しいなどの理由で難しかった場所でも、ネットワーク構築が可能となります。
さらにこの機能を活用して環境を予め構築しておけば、移動するだけで簡単に現場へ環境を設置することも可能です。是非お試しください。