はいどーもshogochiaiです。
- PageCloud上でmilkcocoaを動かしてみる
- プロトタイピングスタックを更新する
- Serverlessアーキテクチャでmilkcocoa-nodeを無料DBっぽく使ってみる
- NoSQL(milkcocoa)でデータ整合性をなるべく高く保つために心がけてること
こーゆーことを書こうかと思ってたんですけど、やめました。年の瀬忙しすぎワロタwww
今日のテーマは「来年のmilkcocoa界隈に僕が勝手に期待してること/やっていきたいこと」です。やっていく気持ちを新たにして来年もよいプログラミングライフを送ってまいりましょう。
1. フロントエンドの複雑さを抑える補助輪みたいなやつを作っていく気持ち
milkcocoaでサービスを作ると、DBがCassandraベースということもありNoSQLなんですよね。
サクッと「こんなのただのでっかい連想配列じゃろ」みたいな気持ちで使いはじめるには最高正義なんですが、ちょっとサービスが大きくなりだすとデータの更新削除絡みで苦しくなりだして
- データ構造の変更を追えない
- フロントエンドに持たせた状態をデータストアと同期するコードが膨大になる
あたりがすごく欲しくなってきます。
まあよくよく考えたらこれはmilkcocoaがやる責務じゃなくて扱う側の僕達がTypeScriptなりReduxなりを使用して複雑さを抑えこむ感じになるんでしょうけど、まあフレームワークといいますかよくやる動作をまとめたライブラリを作ってしまったほうがみんな幸せになれるよなあという気持ちであります。
あ、Serverless(旧JAWS)やFluctあたりを触りたかった理由にも繋がるんですが、基本的にCRUD処理をREST APIで抽象化してしまって、データ整合性を保つ責務をそっち側に持たせてしまえたら楽なんじゃないかという動機があったんですよね。sendやauth周りをフロントエンドのmilkcocoaで使って、CRUD周りをLambda上のmilkcocoa-nodeで扱う。こんな感じのいいんじゃないですかね。試してから言えって感じですね、やってみます。
2. UIデザインをさっくりやっていく気持ち
僕は情報設計は好きですが美しいUIデザインが苦手です。
なのでPageCloudを契約してみたりSketchを使ってみたりするのですが、どうにもWebサービスを作ってもデザイン律速になってしまいます。なので、この辺をどんどん楽にしていこうぜという風をコミュニティに吹き込んでいけたらなと思うのです。
どうやらまだまだ不安定なのですが、PageCloudでサクッとLPをimportしましてちょっとtweakしてあげましたら素人でもマシなLPが作れますでしょうし、PhotoShopの.psdデータをPageCloudに読み込ませて作るサイトも良い感じでしょう。classやidもPageCloud側から設定できますし、j+s
のキーボードショートカットでJavaScriptエディタが開くのであります。これを用いればクリックポチポチで作ったサイトをjQueryやmilkcocoaでグリグリできてしまうのであります。もちろん高度に画面遷移したりデータ整合性が強く求められるサービスには向いてない面もあるのですが、2016年は更にサービスプロトタイピングが担う範囲が増えていく年になることでしょう。
3. PRML技術を有意に扱えるようになる気持ち
milkcocoaのpythonクライアントが出ましたね。僕の友だちのビクトルくんが積極的にコントリビュートしていて、python3系でも使えるようにしてくれたそうです。最近はパターン認識・機械学習・自然言語処理まわりでよく使う処理をまとめたというTensorFlowというライブラリも出ていることですし、来年は黄色本の分厚さに膝を折ったニワカPRML勢(私)がpythonやBigQueryを駆使してウワーっとすごいことをやってしまう年にしたいですね。ハードウェアから取得したデータを一旦milkcocoaにpushして、milkcocoa-nodeでcronタスクを回してちょいと加工してfluentdでBigQueryに保存して、必要なときにエクセルにサクッと吐き出したり、さらに加工したりして、PageCloudで結果を見やすくグラフ化するような楽〜〜〜な感じの開発がもっともっと増えていくといいですね。
まとめ
最近気づいたのですが、ブラウザだろうとアプリだろうとサーバーだろうとハードウェアだろうと、APIを好きな言語で繋げて動くようにするという、コンピューターを如何に使いこなすということが大事なんだということに気付かされます。一方で人類の文化の変わらなさや、人と人との触れあいの温かみで世の中が回っていることも強く感じます。ただ、一介のエンジニアという役割および自己認識にとらわれていては狭い世界しか認識できないことに人としての限界を感じたりもします。私がmilkcocoaやその他の抽象化された道具たちを使ってサービスプロトタイピングをするのを好む理由も、やはり作業が減ってより多くのものをメタに把握する余裕が産まれるからというのがあるのだと思います。今後共よく責務分担が為された優れた道具たちにはバシバシお金を払って、この素晴らしい文化を皆で育んでいけるといいなと思います。
では来年もよろしくお願いします。良いお年を。