概要
今まで友達に誘われて勉強会には行った事はあったのですが、能動的に行った事はありませんでした。
今回、初めて自分の意思で行こうと思い勉強会に行きました。その感想文のようなものです。
行った勉強会
Webサービスやアプリを運用していくために、特定のユーザーが操作するための管理画面。このテーマで制作事例、ノウハウ、UX向上を学べる機会は、通常のWebコンテンツ制作より少ないと感じています。
デザイナーやエンジニアといった作り手の視点だけでなく、使い手であるユーザー視点も含めて、使いやすく分かりやすい管理画面とはどういうものかを考えることで、情報設計、画面設計、デザインシステム、UX……など、管理画面以外に活かせる話も出てくるはずです。
私の職業が大体管理画面作成(業務アプリ)という事もあり、X(旧ツイッター)でこの勉強会の告知を見て「どんぴしゃじゃん!行きてえ!!」と思い行く事に決めました。
会場の雰囲気
行く前にはエンジニアが大半かな?と思ったんですが会場の雰囲気的に今回エンジニアとデザイナー半々な感じでした。
感想
めっちゃ良かった...やはり自分が興味を持って能動的に行く勉強会はめちゃくちゃ面白くて刺激になる。
- 普段自分が意識してやってる事の再確認が出来た(やっぱそうよね!これ大事よね!!という所)
- UXの改善の実例で感動
- UI/UXデザインの流れを知れた
- 作って終わりじゃなくて、改善して行きたい!という気持ちが更に強くなった
- 使うユーザーのリサーチの重要さを知れた
受託をやっていく上で、やはり一番業務を知っているのはお客さんなので、お客さんの要求通りに作るのが正解なのか、はたまたそうではないのかの塩梅が難しいなぁと思いました。
各スライドの概要
効果的な管理画面を最短でデザインをするために避けるべき5つの罠と対策
管理画面を作っていく上でのTipsや陥りがちな罠と回避方法を解説
行政職員が「ふつうに使える」をめざした管理画面のUX設計とデザインシステム推進
- システムを使うユーザーのリサーチから設計までの工程を解説
Cosense(旧Scrapbox)で実現するコンテンツ管理画面
- 改造が出来て別製品に発展できる自社製品の解説
管理画面における反復操作のUXを突き詰めた話
- 1人当たり90秒かかっていた繰り返し業務をどういうメソッドで30秒に短縮したのかを解説。
スライドが無かったのでページの一番下にメモを書きます。
管理画面の全体UXは利用時品質モデルで考える
- 理論的な目線でUI/UXを説明
- 良い体験は提供できないが、価値のある体験はできる価値のある体験→面倒なことが早く終わる
オペレーショナルエクセレンスの実現に向けた管理画面の改修
- 要望を受けてやるタイプで開発すると陥りがちな下請け問題に対して、開発チームがどう主体的に動けるようになったのかの説明
懇親会
懇親会なるものも初めて参加しました。居酒屋でのランダム配置だったのですが
- エンジニア4人
- デザイナー1人
というメンツになりました。各会社の話や個人のキャリアの話を聞けました。
皆自分の信念や思いを持って働いていて良い刺激になりました。
PS
2ヶ月後にyoutube公開もされるみたいです。
勉強会メモ
管理画面における反復操作のUXを突き詰めた話 (スライド未公開なのでメモを添付します)
- 在留カード就労資格期限確認管理画面を利用する際に、国が用意したシステムを右のモニターに表示させて、それを見ながら管理画面に内容を丸写しで記録していく運用。
- フォーカスした理由
- 利用頻度が高く
- 利用時間が長い
- 国のシステムを使って有効状況見て管理画面にてで反映していた
- 1人当たり90秒→30秒に短縮したい
- 同じ人に対して毎月1回はしないといけないので少なくしたい。
- 負荷の大きい反復作業を減らす
- 目線移動を極力減らし、キーボードのみで操作を完結できるように。
- エンターキー連打でいい。クリックでも可
- 90秒→30秒まで低下できた
- 誤操作するかと思いきや、取り返しのつかない操作に関しては、もう1人がOKしないと処理が確定しないようにしてある。
- UXは中級者向け
- 管理画面に新規ユーザーは少ない前提。誰でも使える→いつも使う人が効率よく使える
- ショートカットを用意する(強要はしない)
- 管理画面に新規ユーザーは少ない前提。誰でも使える→いつも使う人が効率よく使える
- 目線移動を極力減らし、キーボードのみで操作を完結できるように。
- 1人当たり90秒→30秒に短縮したい