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vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その1)

Last updated at Posted at 2016-08-18

version

vim 7.4.2210

Index

|A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|
|O|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z|
| 0 | ! | # | $ | ? | \ | @ | _ | ~ |
| [](#) | ' | " | : | ; | , | . |
| ^ | % | & | | | | + | * | - | / | = |
| () | [] | <> | {} |
|<Space>|<Enter>|<Esc>|

#<A>

a

右に一文字移動して挿入モード

A

行末に移動して挿入モード

^a

カーソルから右方向にある数値をインクリメント

3days
  ↓
4days

※^x:デクリメント

Indexへ

#<B>

b

前単語先頭へ移動

  • 単語はアルファベット、数値、その他の非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123,あいう,567, <<>>の4単語

※w:次単語先頭へ移動

B

前単語先頭へ移動

  • 単語は非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123あいう,567<<>>の2単語

※W:次単語先頭へ移動

^b

PageUp
※^f:PageDown

Indexへ

#<C>

c

d(切り取り)と同様の動作後に挿入モード

C

Dと同様の動作後に挿入モード

^c

(検索)コマンド中断

Indexへ

#<D>

d

切り取り

補足

切り取り範囲の指定は以下の方法がある
※c, yと同様

  • 移動系のコマンドとの併用。d[移動系コマンド]で実行
    例) dw:単語削除, dgg:カーソル位置から先頭行まで削除等
  • dd:行切り取り
  • visualモードとの併用

D

行末まで切り取り

^d

半PageDown
※^u:半PageUp

Indexへ

#<E>

e

次単語末尾へ移動

  • 単語はアルファベット、数値、その他の非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123, あいう,567, <<>>の4単語

※ge:前単語末尾へ移動

E

次単語末尾へ移動

  • 単語は非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123あいう,567<<>>の2単語

※gE:前単語末尾へ移動

^e

1行下にスクロール(※カーソルは動かない)
※^y:1行上にスクロール(※カーソルは動かない)

Indexへ

#<F>

f

fxでカーソルの右に位置するxにカーソル移動(※xは任意の文字)
※tと類似

F

Fxでカーソルの左に位置するxにカーソル移動(※xは任意の文字)
※Tと類似

^f

PageDown

Indexへ

#<G>

g

prefix的なコマンド,gxx(xxは任意のキー入力)で様々な動作を実行する

補足

g打鍵後、入力対象のキーおよび動作は下記リンクを参照
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その2)

G

最終行の行頭へ移動

^g

ステータスラインにカーソル情報表示

Indexへ

#<H>

h

左に一文字移動。<Left>と同じ

H

画面表示されてる範囲の先頭行にカーソル移動

^h

左に一文字移動(改行またぐ)
※<BS>と同じ動作

Indexへ

#<I>

i

挿入モードに切替

I

行頭(空白文字を除く)に移動して挿入モードに切替

^i

ジャンプリストの次の位置へ移動
※^o:ジャンプリストの前の位置へ移動

補足

ジャンプリストはジャンプコマンドの履歴。履歴は:ju[mps]で確認できる
※ジャンプコマンド:バッファ間移動,検索,マーク移動,gg,G

Indexへ

#<J>

j

次行に移動(移動前の行のカラム位置は移動後の行のカラム位置となる)。<Down>と同じ
※gj:下に一文字移動(行折り返し時は同行に移動)

J

間にスペース文字を入れて次行と行連結
※gJ:間にスペースを入れず次行と行連結

^j

jと同じ
※^n:jと同じ

Indexへ

#<K>

k

前行に移動(移動前の行のカラム位置は移動後の行のカラム位置となる)。<Up>, ^pと同じ
※gj:上に一文字移動(行折り返し時は同行に移動)

K

カーソル下の単語を引数にコマンド実行。デフォルトのコマンドはman -s
コマンドはset keywordprgで変更

^k

未定義

Indexへ

#<L>

l

右に一文字移動。<Right>と同じ

L

画面表示されてる範囲の最下行にカーソル移動

^l

再描画

Indexへ

#<M>

m

mxで現在のカーソル位置をマーク(xはマーク記号)
※`xでマークした位置に移動、'xでマークした位置の行頭へ移動

補足

  • xはa~z,A~Z,[ ] > < ` 'が指定可能
  • オペレータコマンド(d等)と併用可能
    例) d'x:現在位置から'xマーク位置まで切り取り
  • 大文字のマークはファイルをまたいだ移動が可能
    ※ファイルをまたぐ場合はオペレータコマンドとの併用不可
  • マークの一覧は:marksで確認可能

参考

:help mark

M

画面表示されてる範囲の中央行にカーソル移動

^m

次行の最初の非空白文字へ移動
※+と同じ

補足

端末では^mは<Enter>を意味する

Indexへ

#<N>

n

次検索(検索未実行時は何もしない)

N

前検索(検索未実行時は何もしない)

^n

次行に移動(移動前の行のカラム位置は移動後の行のカラム位置となる)
※jと同じ

Indexへ

#<O>

o

下に行を追加して、追加行に移動してから挿入モード

O

上に行を追加して、追加行に移動してから挿入モード

^o

ジャンプリストの前の位置へ移動
※^i:ジャンプリストの次の位置へ移動

Indexへ

#<P>

p

カーソル位置から後ろに貼り付け

P

カーソル位置から前に貼り付け

^p

前行に移動(移動後の行のカラム位置は移動前の行のカラム位置となる)
※kと同じ

Indexへ

#<Q>

q

  • qxでキー操作の記録を開始、xは記録先レジスタ名(下記参照)
  • qでキー操作の記録を終了

補足

  • xはa~z, A~Z, 0~9が指定可能
  • @xで記録したキー操作を再実行
  • @@で直前に実行したキー操作を再実行

Q

Exモードの切り替え
※現在のファイルをExエディタで開く

^q

未定義。
※Windowsにて^Vが貼り付けとなっている場合、^qで矩形選択になる

Indexへ

#<R>

r

rxでカーソル配下の文字をxで置き換え(※xは任意の文字)

R

Replaceモード(上書きモード)に切り替え

  • 全角文字1文字は半角文字1文字で置き換わる(行末までの文字が前に移動してくる)
  • gR なら全角文字1文字は半角文字2文字で置き換わる(行末までの文字移動しない)

^r

redo

Indexへ

#<S>

s

カーソル配下の文字を切り取りしてから、挿入モード
※clと同じ

S

行切り取り(※改行は含まない)してから、挿入モード
※ccと同じ

^s

未定義。
※端末によって画面スクロールロックが有効になることがある。その場合は^qで画面スクロールロック解除。

Indexへ

#<T>

t

txでカーソルの右に位置するxの手前にカーソル移動(※xは任意の文字)
※fと類似

T

Txでカーソルの左に位置するxの手前にカーソル移動(※xは任意の文字)
※Fと類似

^t

タグで移動していた場合、移動前の位置に戻る

Indexへ

#<U>

u

undo

U

現在行のみの変更を戻す

^u

半PageUp
※^d:半PageDown

Indexへ

#<V>

v

通常のvisualモードに切り替え

V

行選択のvisualモードに切り替え

^v

矩形選択のvisualモードに切り替え
※Windowsにて^vが貼り付けとなっている場合^qで矩形選択になる

Indexへ

#<W>

w

次単語先頭へ移動

  • 単語はアルファベット、数値、その他の非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123,あいう,567, <<>>の4単語

※b:前単語先頭へ移動

W

次単語先頭へ移動

  • 単語は非空白文字の連続で構成
  • 区切り文字はスペース、タブ、<EOL>
    ※例えばabc_123あいう 567<<>>なら、abc_123あいう,567<<>>の2単語

※B:前単語先頭へ移動

^w

prefix的なコマンド,^wxx(xxは任意のキー入力)で主にWindow操作を実行する

補足

^w打鍵後、入力対象のキーおよび動作は下記リンクを参照
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その3)

Indexへ

#<X>

x

カーソル配下の文字を切り取り
※dlと同じ

X

カーソル手前の文字を切り取り
※dhと同じ

^x

カーソルから右方向にある数値をデクリメント

3days
  ↓
2days

※^a:インクリメント

Indexへ

#<Y>

y

コピー

補足

コピー範囲の指定は以下の方法がある
※c, dと同様

  • 移動系のコマンドとの併用。y[移動系コマンド]で実行
    例) yw:単語コピー, ygg:カーソル位置から行頭までコピー等
  • yy:行コピー
  • visualモードとの併用

Y

行コピー
※yyと同じ

^y

1行上にスクロール(※カーソルは動かない)
※^e:1行下にスクロール(※カーソルは動かない)

Indexへ

#<Z>

z

prefix的なコマンド,zx(xは任意のキー入力)で様々な動作を実行する

補足

z打鍵後、入力対象のキーおよび動作は下記リンクを参照
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その2)

Z

  • ZZ:変更点があれば保存して、終了
  • ZQ:保存せず、終了(変更点は破棄)

^z

vimを中断(端末上で^z打鍵した状態にする)

Indexへ

0

行頭へ移動

  • ^ は空白を除く行頭に移動

Indexへ

!

!

![移動系コマンド]で対象範囲のテキストを外部プログラム(bash等)の指定したコマンドで処理する

補足

  • テキスト範囲は行単位
    ※そのため、移動系コマンドがh等の場合は行が変化しないため、対象は現在行のみになる
  • !打鍵後は外部プログラムのコマンドを適当に入力

現在行から下3行にあるスペース文字を除去

  1. !3jと入力
  2. tr -d " "と入力してEnter

!!

現在行のテキストを外部プログラム(bash等)の指定したコマンドで処理する
!lまたは!hと同じ

Indexへ

#

現在位置から最も近い単語の後方検索を実行
※ *:現在位置から最も近い単語の前方検索を実行

補足

最も近いの基準は以下

  1. カーソル位置の単語
  2. 現在行の、カーソルの後ろの最初の単語

Indexへ

$

行末に移動
※<End>と同じ

Indexへ

?

?

?[検索文字]の入力後、Enterで入力した検索文字の後方検索を実行

※ /[検索文字]:前方検索実行
※ n:次検索(前方再検索)
※ N:前検索(後方再検索)

??

最後に検索した文字列で後方検索を実行
※ //:最後に検索した文字列で前方検索実行

?[検索文字]?[offset]と??[offset]

?, ??での後方検索実行後、指定したoffset位置に移動

補足(/の補足と同様の内容)

・n:現在の検索文字で次検索実行, N:現在の検索文字で前検索実行
offset

指定内容 動作
[数値] [数値]行下、1 桁目に移動
+[数値] [数値]行下、1 桁目に移動
-[数値] [数値]行上、1 桁目に移動
e[+数値] [数値]文字右に終わりの場所から移動
e[-数値] [数値]文字左に終わりの場所から移動
s[+数値] [数値]文字右に初めの場所から移動
s[-数値] [数値]文字左に初めの場所から移動
b[+数値] s[+数値] と同じ
b[-数値] s[-数値] と同じ
; 検索位置から続けて検索
例) /aaa/;?bbb?
  • 検索文字列は正規表現。ただし、デフォルトでは一部のメタ文字はエスケープ「\」の指定が必要
  • メタ文字のエスケープ指定は検索文字の前にオプションを指定することで変更可

参考:
Vimでパターン検索するなら知っておいたほうがいいこと
vim上で:help magic

Indexへ

\

\

未定義

^\

未定義

Indexへ

@

@x

xに記録したキーマクロを実行

補足

キーマクロの記録方法は以下(※q)

  • qx:キーマクロをxに記録開始
  • q:キーマクロの記録を終了する

@@

直前に実行したキーマクロを再度実行する

@:

直前に実行したコマンド(:[command])を再実行する

Indexへ

_

_

非空白な行頭位置へ移動
※g_:非空白な行末位置へ移動

補足

  • ^と異なり、回数指定が可能
  • [数値]_ で([数値] - 1)行下の非空白な行頭位置へ移動

^_

未定義

Indexへ

~

~

カーソル下の文字を大文字を小文字、小文字を大文字に切り替えてカーソルを右に移動

Indexへ

` '

`[a-z], '[a-z]

  • `xでxにマークしてある位置へジャンプ
  • 'xでxにマークしてある行の非空白な行頭位置へジャンプ
  • ファイルをまたいでの移動は不可

`[A-Z0-9], '[A-Z0-9]

  • `xでxにマークしてある位置へジャンプ
  • 'xでxにマークしてある行の非空白な行頭位置へジャンプ
  • ファイルをまたいで、移動可
    ※ファイルをまたぐ場合はオペレータコマンド(y等)との併用不可

補足

  • [a-zA-Z]はmxでマークできる(※m)
  • [0-9]はvim終了時の位置が記録してある
    ※ 端末にてvim -c "normal '0"で最後に終了したファイルを表示

`[ '[ `] '] `< '< `> '> `` '' `" '" `^ '^ `. '.

文字 移動場所
`[,'[ 直前に変更もしくはコピーしたテキストの最初の文字位置(`),位置行頭(')
`],'] 直前に変更もしくはコピーしたテキストの最後の文字位置(`),位置行頭(')
`<,'< visualモードで最後に選択したエリアの最初の文字位置(`),位置行頭(')
`>,'> visualモードで最後に選択したエリアの最後の文字位置(`),位置行頭(')
``,'' 前のジャンプ位置(`),位置行頭(')
`",'" バッファを最後に終了した時点の位置(`),位置行頭(')
`^,'^ 最後に挿入モードを終了した時点の位置(`),位置行頭(')
`.,'. 最後に変更した位置付近(`),位置行頭(')

補足

  • "での移動は再度バッファを開くことで利用可(バッファを再表示するわけではない)
  • ],[ は変更したテキストがなかった場合,
    [ はファイルトップ、]はファイルの最後に移動
    また、undoでテキストを戻した場合は行頭へ移動

注意)
上記補足はヘルプファイルに記載が見当たらず、私の環境で確認した動作のため、正式に定義してある動作ではありません

`( '( `) ') `{ '{ `} '}

文字 移動場所
`(,'( 現在の文の最初に移動。 ( と同じ
`),') 現在の文の最後に移動。 ) と同じ
`{,'{ 現在の段落の最初に移動。 { と同じ
`},'} 現在の段落の最後に移動。 } と同じ

補足

これらはマークではない(:marksで表示しない)

Indexへ

"

"[a-zA-Z0-9.%#:-"*][切り取り/コピー/貼り付けコマンド]

  • "x[切り取り/コピーコマンド]でxレジスタに[切り取り/コピー]したテキストを格納
  • "x[貼り付けコマンド]でxレジスタに格納してあるテキストを貼り付け

補足

  • [切り取り/コピー/貼り付けコマンド]はd,y,x,c,s,p等が該当
  • レジスタxに関しては以下表を参照
x 名前 説明
" 無名レジスタ 未指定で利用できるレジスタ
例えば、Y""Yは同じ意味
a-z 名前付きレジスタ 格納先を(26個まで)指定可能なレジスタ
A-Z 名前付きレジスタ 該当のa~zレジスタに格納したテキストを追加する
0 番号付きレジスタ 直近のコピーテキストを格納
1 番号付きレジスタ 直近の一行超過の切り取りテキストを格納
- 小削除用レジスタ 直近の一行以下の切り取りテキストを格納
2-9 番号付きレジスタ 一行超過の切り取りテキストの履歴を2〜9に順次格納
. 読取専用レジスタ 最後に挿入モードで入力したテキストを格納
% 読取専用レジスタ カレントファイル名を格納
: 読取専用レジスタ 最後に実行したコマンドライン文字列を格納
# 代替ファイルレジスタ 代替ファイル(大抵は一つ前に開いていたファイル名)
= Expressionレジスタ vim scriptを実行し、出力する。※挿入モードで使用
* 選択範囲レジスタ クリップボードのテキストを格納
+ 選択範囲レジスタ クリップボードのテキストを格納
~ 選択範囲レジスタ ドラッグアンドドロップした際のテキストを格納
- ブラックホールレジスタ テキストを削除する
※他のレジスタに影響を与えない
/ 最終検索パターン用レジスタ 最後に検索したテキスト文字列を格納

注意)
*と+は参照する記憶領域に違いがある。
*はプライマリバッファ、+はクリップボードバッファ
基本的はプライマリバッファを利用している*を使用
参考:
 vim-jp x11-selection
 クリップボード-ArchWiki

Indexへ

:

コマンドモードに切り替え

Indexへ

;

直前に実行したfx,tx,Fx,Txを実行する(※xは任意の文字)
F, T

Indexへ

,

直前に実行したfx,tx,Fx,Txを反対方向へ実行する(※xは任意の文字)
F, T

Indexへ

.

最後の変更を繰り返す(※コマンドラインコマンドは実行しない)

Indexへ

^

非空白の行頭文字へ移動

Ctrl + ^

直前に編集していたバッファファイルに切り替え

[数値]Ctrl + ^

[数値]番目のバッファファイルに切り替え

Indexへ

%

現在位置に最も近い対応括弧に移動する
※括弧文字に関してはset matchpairsで決定する

Indexへ

&

最後に実行した置換処理を再実行する

Indexへ

|

[数値]|

現在行の[数値]桁位置に移動

Indexへ

+

次行の最初の非空白文字へ移動
※1.^mと同じ
※2.-:前行の最初の非空白文字へ移動

Indexへ

*

現在位置から最も近い単語の前方検索を実行
※#:現在位置から最も近い単語の後方検索を実行

Indexへ

-

前行の最初の非空白文字へ移動
※+:次行の最初の非空白文字へ移動

Indexへ

/

/

/[検索文字]の入力後、Enterで入力した検索文字の前方検索を実行
※ ?[検索文字]:後方検索実行
※ n:次検索(後方再検索)
※ N:前検索(前方再検索)

//

最後に検索した文字列で前方検索を実行
※ ??:最後に検索した文字列で後方検索実行

/[検索文字]/[offset]と//[offset]

/, //での前方検索実行後、指定したoffset位置に移動

補足(?の補足と同様の内容)

・n:現在の検索文字で次検索実行, N:現在の検索文字で前検索実行
offset

指定内容 動作
[数値] [数値]行下、1 桁目に移動
+[数値] [数値]行下、1 桁目に移動
-[数値] [数値]行上、1 桁目に移動
e[+数値] [数値]文字右に終わりの場所から移動
e[-数値] [数値]文字左に終わりの場所から移動
s[+数値] [数値]文字右に初めの場所から移動
s[-数値] [数値]文字左に初めの場所から移動
b[+数値] s[+数値] と同じ
b[-数値] s[-数値] と同じ
; 検索位置から続けて検索
例) /aaa/;?bbb?
  • 検索文字列は正規表現。ただし、デフォルトでは一部のメタ文字はエスケープ「\」の指定が必要
  • メタ文字のエスケープ指定は検索文字の前にオプションをしていすることで変更可

参考:
Vimでパターン検索するなら知っておいたほうがいいこと
vim上で:help magic

Indexへ

=

=[移動系コマンド]

[移動系コマンド]の範囲をset equalprgで設定してある処理を実行

==

set equalprgで設定してある処理を実行

補足

equalprgの値が未設定時は組込みの文整形処理を実行

Indexへ

( )

(

文の前方へ移動

)

文の後方へ移動

Indexへ

[ ]

[ ]

prefix的なコマンド [x・]x (xは任意のキー入力)で主に移動系のコマンドを実行する
※p,Pを除き、全て移動系

補足

[ ・]打鍵後、入力対象のキーおよび動作は下記リンクを参照
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その3)

^[

  • 入力中のコマンドをキャンセル
    ※キー操作記録等、キャンセルしないコマンドもある
  • ノーマルモード切り替え
    ※<Esc>と同じ

^]

カーソル配下のキーワード定義位置にジャンプ
※tagの設定が必要

Indexへ

<>

>[移動系コマンド]

[移動系コマンド]の範囲をset shiftwidth設定値分、右にインデント

<[移動系コマンド]

[移動系コマンド]の範囲をset shiftwidth設定値分、左にインデント

>>

set shiftwidth設定値分、右にインデント

<<

set shiftwidth設定値分、左にインデント

Indexへ

{}

{

段落の前方へ移動

}

段落の後方へ移動

Indexへ

<Space>

右に一文字移動
※ lと同じ

Indexへ

<Enter>

次行の最初の非空白文字へ移動
※^mと同じ

Indexへ

<Esc>

  • 入力中のコマンドをキャンセル
    ※キー操作記録等、キャンセルしないコマンドもある
  • ノーマルモード切り替え

Indexへ

蛇足

動機

 当初はvimでバインドキー設定の際、割当対象のキーに迷わないよう、押しやすくかつ利用の少ないキーの一覧を作ってみようかと考えておりました。
 しかし、結局は全コマンドを確認する必要があると思ったので、折角だから勉強も兼ねてまとめてみることにしました。

感想

 作成してみたところ、思ったより疲れました。とはいえ、便利そうなコマンドの再発見もあり、結構勉強になったので、最終的にはやってよかったと思います。
 未記載のprefix的なコマンドである^w,[,],g,zの動作をまとめた記事と当初の目的である推奨バインドキー一覧をまとめた記事もその内作成したいと思います。

2016/08/30 追記)
g,zクリック後の動作まとめ作成しました。
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その2)

2016/09/18 追記)
^w,[,]クリック後の動作まとめ作成しました。
vimのノーマルモードのコマンドまとめ(その3)

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