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Senstickの使い方についてメモ書き

Last updated at Posted at 2017-03-07

多機能センサーであるSenstickを弄って、気づいたこと、使い方についてメモ書き
https://www.facebook.com/UltraTinySensorBoardSenStick/

基本的な使い方については、Senstickを購入すると同封される「Senstickの使い方」のドキュメントを参照し、本記事は補助的に使うことを想定しています。

■目次
  □検証環境
  □セットアップ
  □ロギング
  □データ解析

■検証環境
・iPhone5s
・SenstickViewer:1.0.7
・Hardware revision:rev 2.0
・Firmware revision:rev 1.07
・Macbook Pro ※ログの取得に用いた

■セットアップ
①必要な機材や準備
・Senstick本体
・iPhone(iOS製品ならiPadなどでも可だと思われる)
・SenstickViewerをAppStoreからダウンロードする。
・iOS10.0以上へのバージョンアップ ※アプリがiOS10.0以上にのみ対応
・iTunesが入っているPC(USBコネクタあり)
・ライトニングUSBケーブル
・Senstickを入れる容器

②iPhoneとSenstickのペアリング
・iPhoneのBluetooth(以下BT)がONになっているか確認する。
・Senstickの電源がONになっているか確認する。
・SenstickViewerを起動する。
・画面を下にスワイプするとSenstickを選択できるようになる。
・Senstickをタップすると接続する。

③ファームウェアの更新
ファームウェアの更新がないかチェックする。(私の場合はあった)
・アプリ画面の右上のアイコンをタップする。
・ファームウェアの更新を選択して、更新を行う。
・アプリを終了(必要ないかも)。
・iPhoneのBTをOFF→ONする(BTのキャッシュをクリアする)
・②の操作を行い、ファームウェアの更新が成功しているか確認する。

■ロギング
①本測定前の確認
・Senstickが十分に充電されているか
・不要なログがあれば、必要に応じてSenstickのフォーマットを行う。
 (操作スイッチを5秒長押しし、赤点滅3回でフォーマットされる)
・iPhoneが十分に充電されているか(または電源に接続されているか)
・iPhoneの自動ロック設定を変更し、「なし」にする。
 (1度しか確認していないが、測定中にiPhoneがロックされてしばらくすると測定が中断されてしまった。特に、長時間測定する場合は、自動ロックを解除した方が良い。)

②ロギングの設定
・「Senstickの使い方」のFig.3.iOSアプリ画面(以下、アプリ画面)になっていることを確認する。
・使用するセンサーのみ、下部に緑色のバーが表示されていることを確認する。
  (ログ停止中にセンサーのアイコンをタップするとON/OFFができる)
・使用するセンサーのデータ取得周期と測定レンジの設定を確認する。
  (ログ停止中にセンサーアイコン右隣の部分をタップすると設定画面に遷移する。
    データ取得周期は、ドラム式UIなので、上下にスワイプして設定する。
    測定レンジの設定は、色々試したが"設定変更できなかった"。問い合わせする予定。)

③測定の開始と終了
・アプリ画面の「start」ボタンを押下すると測定開始。
・アプリ画面の「stop」ボタンを押下すると測定開始。

④ログファイルの作成
・アプリ画面の「Log#:」部分をタップするとログリスト画面に遷移する。
・取得したいログを選択するとログ読み出し画面に遷移する。
・上の行から順に左から右へログのグラフが流れていく。
・全ての行について、グラフが右へ流れ切るとログファイルの作成が完了する。
 (何時間にも渡ってログを記録すると、ログの読み出しに数分かかるので注意。
  この場合、ログの読み出し中にアプリが固まることがあるので、その際は
  アプリを再起動してやり直すこと。)

⑤ログファイルの削除
・「clear」ボタンを押下するか、操作ボタンを長押ししてフォーマットする。

⑥ログファイルのダウンロード
・iPhoneをPCに繋いで、iTunesを立ち上げる。
・iTunes画面の左上のデバイスのアイコンを選択し、更に設定>Appを選択。
・画面をスクロールしてファイル転送メニューを表示する。
  (「以下のAppでは、iPhoneとこのコンピュータとの間で書類を転送できます。」と表示されていると思う。)
・SenStickViewerを選択し、フォルダが表示されていることを確認する。
  (0KBになっている場合は、ファイル作成に失敗しているので、
④ログファイルの作成 に遡ってやり直すこと。)
・フォルダごとPCに保存できる。
(ドラッグ&ドロップでコピーできると思われる)

⑦ログファイルの見方
・フォルダ内に全センサーのファイルがそれぞれ作成されている。
  (ファイル作成を中断した場合は、作成に成功したファイルだけ作成されている。また、ロギングを行ってないセンサーについては、0バイトで作成されている。)

■データ解析
①加速度(acceleration)データファイルについて
・4列のデータが作成される。
・左から、時間(秒),x軸,y軸,z軸 になっている(と思われる)
・データ形式は「,」とタブが混在しているため、整形の際は考慮すること。
・加速度データにも関わらず、デフォルト値が「0」になっていないため、初めて見ると困惑する。
 (静止した状態でロギングしてもx,y,zそれぞれバラバラな値付近で変動しているデータが記録されていると思う。想定ではx,y,zそれぞれ0付近で変動すると思っていた。センサーの世界ではこれくらいは常識なのかもしれないが。。。なお、Senstickをフォーマットしても改善しなかった。問い合わせする予定。)

②角速度(gyro)データファイルについて
※解析中

③その他データファイルについて
※未使用

今のところ以上です。ご利用は自己責任でお願いします。

指摘があればご連絡ください。
なお、この場合はどうなるのか、こうしたい時はどうしたらいいのかといった疑問は、製造元にお問い合わせください。

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