結論だけ知りたい人向け
Microsoftアカウントでリモートデスクトップ接続したい場合は、WindowsにMicrosoftアカウントでログインできるようにした際、PINコードや生体認証などの設定を一旦解除して、Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードでWindowsに一度だけログインしておく必要がある。
確認はしていないのですが、頂いたコメントによると、「その他のサインインオプション」から「Microsoftアカウントのユーザー名とパスワード」でログインすれば、わざわざPINなどの解除はしなくてもいいみたいです。
経緯
長らくMacユーザーだったのですが、最近久しぶりにWindowsPCを使いだしました。
今のWindowsってオンラインのMicrosoftアカウントでログインできるんですね。でも、このMicrosoftアカウントでのリモートデスクトップ接続に謎の苦労をしました。
僕のアカウントの状態
初めに、PCローカルのアカウントとしてユーザーを作成しました。Microsoftアカウントで作成するとユーザーフォルダの名前が勝手に決められてしまうようで、それが気持ち悪かったので。また、ログインにはPINコードを使うといいよ!というようなことを言われるため、PINコードを設定しました。その後、そのローカルアカウントをMSアカウントに変更しました。
この状態で、WindowsへのログインはMSアカウントのユーザー名/PINコードで可能な状態でした。
リモートデスクトップで接続したい
Macやスマホからリモートデスクトップ接続して利用したく、リモートデスクトップをONにしてログインしようとしたのですが、Microsoftアカウントのユーザー名とパスワードを入れたところ、ログインできませんでした。ということで、いろいろなパターンの入力を試す羽目になります。
まずユーザー名として入力するべきものの選択肢としては
- ローカルアカウントのユーザー名
- MSアカウントのユーザー名
がありますが、ローカルアカウントはマシン名をつける付けないがあります。また、調べたところMicrosoftアカウントはメールアドレスの前にMicrosoftAccountを付けるパターンがあるらしい、さらにメールアドレス全てを入れるのではなくメールアドレスの@マークの前だけを入れるパターンもあるらしい?なので、
- ローカルユーザー名
- マシン名\ローカルユーザー名
- foo@bar.net(MSアカウントのメールアドレス)
- foo(MSアカウントのメールアドレスの前の部分)
- MicrosoftAccount\foo@bar.net(MSアカウントのメールアドレス)
- MicrosoftAccount\foo(MSアカウントのメールアドレスの前の部分)
あたりのパターンが考えられます。
またパスワードは、Microsoftアカウントに2段階認証をかけているので、
- ローカルユーザーのパスワード
- PINコード
- MSアカウントのパスワード
- 2段階認証未対応アプリのために設定できるアプリパスワード
のパターンがあります。
多すぎです。
でも頑張って頑張っていろいろな組み合わせを試したんですが、結局ログインできませんでした。
再調査
もういいやと思ってあきらめて数か月放置してたんですが、改めて再調査していたところ、原因が判明しました。
どうやらローカルアカウントをMicrosoftアカウントに昇格させたあと、Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードで一回ログインしてないとダメらしい。
僕の場合、ローカルアカウント使用時にPINコードを設定して、その後にMicrosoftアカウントに昇格させたので、Microsoftアカウント/PINコードの組み合わせでしかログインしていませんでした。
なので一旦PINコードを解除して、Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードでWindowsへログインしてみたところ、Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードでリモートデスクトップ接続できるようになりました。
つまり色々なパターンを試していたわけですが、そもそも何を入れてもログインできない状態だったわけです。
その後PINコードを再設定して、WindowsHelloでの指紋認証なども設定しましたが、Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードの組み合わせでリモートデスクトップ接続できています。
結論
-
Microsoftアカウントでログインできるようにした時は、とりあえず一度Microsoftアカウントのユーザー名/パスワードでログインしておく
ていうか、気づかないでしょ、そんなの…。