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エンジニアの業種を整理してみた

Last updated at Posted at 2020-05-11

はじめに

以前転職活動をした際(当時は社内SEから社内SEを目指していた)に、
「IT系の業種ってわかりにくいな🤔」と感じていました。

エージェントや現役エンジニアの方に聞いた情報や、自分で調べた情報をもとに、エンジニア・ITの業種を少しまとめてみました。

網羅的でなく私見も入っていますが、よかったら見てください🙇‍♂️
(ご指摘いただけるとありがたいです!)

※ちなみに私は、都内の40名ほどの企業で社内SE(1人情シス)しています。

追記(2020/07/29)

自社開発企業のメガベンチャーから内定をいただけました。
立てた転職戦略をnoteにまとめたので、もし興味があれば覗いてみてください🙇‍♂️

未経験からWeb系エンジニアへ転職するために立てた逆算戦略〜【仕事しながら6ヶ月でメガベンチャーから内定獲得】〜

どの業種でも最終ゴールは共通する

どの業種・職種を選択した場合も最終的には
「上流工程・マネジメント」がゴールになってくる。

そうしないとキャリアアップできず、ずっと低い単価で下流工程やることになるためです。
(ずっとコーディングだけやるプログラマーになりたいなら別ですが、、、)

※上流工程・下流工程についての説明は、この辺りの記事がわかりやすいです。
システム開発での上流工程と下流工程の違いと求められるスキルとは

業種別の特徴

自社開発(いわゆるweb系)

「こういうシステムあったら便利では!!」と自社でサービスにして収益化

・1→10の経験(既存サービスのグロース・運用)がメイン。0→1もある
・納期等が緩くブラックになりにくい
・自分の意見がシステムに反映されやすい(裁量が大きい)
・特定の言語スキルしか身につかない可能性がある
・自社サービスありきなので、業種によっては不況の煽りを受けやすい
(逆にサービスがバズれば一気に規模拡大する)
・求人が少ない、競争率が高いので未経験にはハードルが高い

受託開発(いわゆるSIer)

顧客(企業)から「こういうシステム開発してくれ!」と案件を受注して開発

・0→1の経験(企画、要件定義など0からシステム作る)ができる
・多くのプロジェクトに携わるので、業務の幅もスキルの幅も広がりやすい
・企業として安定しやすい(営業力にもよるが)
・顧客ありきなので、裁量は小さい傾向。顧客に振り回される可能性
・2次請けなど、下層になればなるほど納期がシビア=ブラック度が上がる
・第二新卒なら未経験、ポートフォリオなしでも潜り込める可能性ある

※いわゆるIT土方(どかた)と言われるのはここです。
建築業界と同じように、大手ゼネコン(=プライムベンダー)が大口受注し、それを2次請け・3次請けに外注しているのと同じ構図が発生しているためです。

※Sierはさらに独立系・メーカー系・ユーザー系・外資系など種類が分かれますが、今回は省きます。

SES (System Engineering Service)

・顧客(企業)から「うちでシステム開発してるけど人手足りないから来て!」とクライアント企業に常駐して開発

・人材派遣とは違う(指揮命令権が雇用されている企業にある。派遣は指揮命令権がクライアント企業)
・未経験者にはハードルが低い(と言われている)
→単に求人の数が多いから?
・客先常駐が嫌な人には向かない→人間関係を案件毎に1から築く必要ある
(逆に色んな企業を見たい人には向いている)
・常駐先で成果を出せばその企業からスカウトされることもある(らしい)
・上流工程には携わりにくい
・案件ガチャの可能性がある(現場によっては、Excelのコピペをひたすら繰り返すだけ、、みたいな)
・割り切って「実務経験あり」になるためならアリなのかと

ITコンサル

「おたくの会社はここが課題だけど、こういうシステム入れれば解決するよ!」と助言・開発する

・上流工程がメイン
・開発など実際手を動かすことはほぼない
(アクセンチュアなど一気通貫型のところはチームによってある)
・最近は一気通貫型になる流れが強まりつつある
・めちゃくちゃハードだが年収高い
・転職よりは新卒から入る方がハードルが低い(印象)
・論理的思考力が求められる(CAB・GABみたいな)
・国内企業はそれぞれ国内での成長の限界、危機感(国内マーケットの売上減少を危惧してる)
→グローバル進出における課題が多い
・英語力が求められる企業が多い

※コンサルも分けると種類がかなりあるので、説明は省きます。

事業会社の社内SE ⇦ 今の僕がここ

「社内でこういう業務をもっと効率化できたら便利だよね!」と社内で使うシステムを開発

※会社によって形態が大きく異なるので、一般的なものを
・上流工程がメイン
・最終ゴールはCIO(最高情報責任者)寄り
・社内のシステム開発なので納期など緩い(自社開発企業に近い)
・システムの規模=会社の規模なので、事業の成長と仕事の幅が比例する
・実際に手を動かすことはほぼない(ベンダーコントロールがメイン)
・規模の小さい会社だと外注orSaasのカスタマイズしかやらない
・ワークライフバランスは高いが、中小だと物足りなくなく感じるかも(スキルも身につきにくい)
・社内SE→社内SEの転職は、前職の規模感をかなり重視される

自社開発企業との違い

  • 「会社外で使うシステムの開発(=自社開発)」→本来の事業の開発に携わる
  • 「会社内で使うシステムの開発(=社内SE)」→本来の事業は別

※社内システムを外販することはある

その他(調査中)

  • インフラエンジニア
  • SE(Web系以外)

どの業種・職種に就きたいか?を考えるには

一番大事なのは自己分析です。

「なんでウチ(自社開発企業)で働きたいの?」という質問に
「かっこよさそうだから!」「インフルエンサーがおすすめしてたから!」という回答はNGです。

自分が仕事を通じて何をしたいか、どういう働き方をしたいか、に照らした根拠のある回答が必要です。
そのためにも、各業種の特徴をとらえ、自分の軸だったらどこが最適化?を深く考えましょう!

おまけ

※完全に私見の就職難易度です
・自社 ⇒ 4
・受託(プライム) ⇒ 3
・受託(二次請け以降) ⇒ 2
・SES ⇒ 1
・ITコン ⇒ 5
・社内SE(大手) ⇒ 4.5
・社内SE(中小) ⇒ 3.5

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