約1年半、CTOとして勤めていたplayground株式会社を退職しました。
playgroundってどんな会社?
playground株式会社は、主に電子チケット「QuickTicket」を運営するベンチャー企業です。
西武ライオンズさん、サンリオピューロランドさんなどに導入されています。
電子チケットというと、音楽のライブなどをイメージされる方が多いと思いますが、QuickTicketは主に野球、ラグビー、バレーなど主にスポーツ興行で導入されています。
音楽関連も全くやっていないわけではなく、実は安室奈美恵さんの衣装展のチケットとして導入されています。
あまり目立ってはいませんが、実は今かなり勢いに乗っているベンチャーです。
スポーツ、ライブなどに興味のあるエンジニア募集中です!
https://www.wantedly.com/projects/225321
私が退職を決めたのは、playgroundに不満があるというよりは、会社や事業との向き合い方を考えたいということが一番の理由です。
辞める際になって言うのもなんですが、playgroundは非常に良い会社で、私はエンジニア採用、新規事業開発など多くのことについて広く裁量を持って関わることができました。
今後望んでもなかなか手に入らないだろうと思うくらいには良い環境でした。
私がCTOを辞めた理由
私はエンジニアのキャリアについて考える機会が多いのですが、エンジニアにはまず大きく分けて2つのパターンがあると思っています。
- 技術が好きで、新しい技術などを積極的に使いたい。何を作るかよりも、どう作るかに興味がある。
- 事業、サービスが作りたい。そのための手段として技術を使っている。技術が嫌いというわけではないが(むしろ好きだが)、新しい技術の利用よりも、サービスの拡大、事業の推進に興味がある。
これは、どちらが良い、悪いという話ではないです。
とりわけ、エンジニアは1の人が多いと思います。
私は完全に2で、技術は好きですが、事業を作ることに興味があります。
エンジニアのキャリアとして、2というのは非常に難しい人生をたどると思います。
時間が有限である以上、技術を極めつつ事業づくりもエキスパートになるのは非常に困難で、
エンジニアとして、どう会社や事業と関わるべきか、という話については、特に2に分類される人には難しいです。
1に分類される人は、技術を極め、それを事業でどう使うかを考えていくという比較的シンプルな役割分担ができるのですが、2の人は会社への関わり方を考える機会が多いと思います。
私はCTOという職種は、基本的には1が求められると思っています。
つまり、技術を極め、技術を利用して事業やサービスの運営を助けていくことです。
ただ、私はCTOよりは、事業自体を作る人間になりたいと思いました。
そのため、CTOは辞めて、一人でサービスを作っていくという道を選びます。
今後どうなるかはわかりませんが(9割方失敗するでしょう)、
自分で考えたサービスを自分で作るということを、できる限りやっていきたいなと思います。