Angular6ではenvが指定できなくなりました。

Angularで develop, production以外の環境を用意するときに便利だったコマンド。

ng build --prod -e=staging

ng build --prod --env=staging

これ、Angular6では使えなくなりました。

つかうと、

Unknown option: '--env'

と怒られます。

Angular6　では、 env ではなく、 configuration を指定します。

ただ、その前にいくつか準備が必要です。

Angular6の下記の部分を変更する必要があります。。

angular.json

"configurations": {
    "production": {
        "fileReplacements": [
            {
                "replace": "src/environments/environment.ts",
                "with": "src/environments/environment.prod.ts"
            }
        ],
        "optimization": true,
        "outputHashing": "all",
        "sourceMap": false,
        "extractCss": true,
        "namedChunks": false,
        "aot": true,
        "extractLicenses": true,
        "vendorChunk": false,
        "buildOptimizer": true
    },
    "staging": {
        "fileReplacements": [
            {
                "replace": "src/environments/environment.ts",
                "with": "src/environments/environment.staging.ts"
            }
        ],
        "optimization": true,
        "outputHashing": "all",
        "sourceMap": true,
        "extractCss": true,
        "namedChunks": false,
        "aot": true,
        "extractLicenses": true,
        "vendorChunk": false,
        "buildOptimizer": true
    },
}

ここでは、 configurations に staging を追加しています。
Angular６では、 src/environments 以下の設定以外も変更しやすいように、 environment ではなく、 configuration になりました。

この設定を適用するには、下記のように build します

ng build --configuration=staging

(ng serveなども同様)