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OpenAIのライバル:Cohereが最高にイケている件

Last updated at Posted at 2024-04-08

はじめに

Cohere(コーヒア)とは、生成AI関連のスタートアップ企業であり、オラクル、エヌビディア(NVIDIA)、セールスフォース・ベンチャーズ(Salesforce Ventures)、センチネルワン(SentinelOne)などが支援しています。

これまでにCommand-R+などのモデルを公開しています。

今回はCohereのイケている部分について紹介させていただきます。

UIがイケている

こちらCohereのダッシュボードです。実際に使ってみるとわかるのですが、全ての画面がわかりやすいです。この画面だけでもやりたいことがすぐ見つけられますし、サイドバー、ヘッダーの選択肢も適切です。(筆者の感想ですが)

 2024-04-08 18.47.44.png

PlayGroundはChatだけではなく、ClassifyとEmbedも選択できます。
さらにConnectorsでWeb検索を有無を選択できます。

このUIの偉いところは、一画面で情報が十分で、初めて使う筆者のようなユーザーにとってわかりやすく作られています。

 2024-04-08 18.53.23.png

Embedについても見てみます。
プログラムもAPIキー付きで簡単に見ることができ、個人的には調べる手間が一つ減るので、フレンドリーです。

 2024-04-08 19.03.03.png

ファインチューニングについても見てみます。

ファインチューニングの画面のUIの偉いところは、データを入力する画面に具体例&説明が記載されており、とてもわかりやすいです。
ドキュメントを熟読せずとも、簡単に使えるというのがフレンドリーです。(ちなみにドキュメントもわかりやすいです)

 2024-04-08 22.27.10.png

以上より、(筆者の主観ですが)UI/UXがとてつもなく良いです。

ドキュメントが豊富でイケている

ドキュメントの概観

こちらがCohereのドキュメントです。

 2024-04-08 22.05.57.png

サイドバーの情報の粒度が適切で調べたいことにすぐ辿り着けますし、量も少なすぎることは一切ないです。

教育資料が豊富(LLM University,LLMU)

以下のサイドバーを見てほしいのですが、コンテンツが豊富かつわかりやすいです。

 2024-04-08 22.08.38.png

さらに各パートで解説のnotebookまでついています。

以下ReRankingのノートブックなのですが、プログラムもしっかりしています。

なぜこれが無料なんだ。

具体例が豊富

教育資料のみならず、アプリケーションの具体例まで豊富です。

 2024-04-08 22.17.38.png

streamlitでのアプリケーションコードが全文公開されているので、簡単にLLMを組み込んだアプリを作ることができます。

なぜこれが無料なんだ。(2回目)

モデルがイケている

モデルに関しては他の人が色々な記事を書いているので、ここでは割愛します。自分も面白い内容があったら記事にします。

ここではCohereForAI/c4ai-command-r-plusのリンクだけ置いておきます。

トークナイザーがイケている (2024/04/11追加)

トークナイザーについて以下の記事を出しました。
端的にCohereのトークナイザーについて述べると語彙数が多い&必要なトークン数が既存モデルより少ないです。特に後者のトークン数が少ないという観点は、応答速度に直結します。

よければ読んでみてください。

さいごに

Cohereに惚れてしまいました。

このサイトを見るだけで、内部に優秀なフロントエンドエンジニアとデザイナー、AIエンジニアがいるだろうと予想されます。(当たり前かもしれませんが)

とりあえずCohereのペーパーは以下40ほどあるので、今月来月までに全部目を通して記事を出したいなと思います。

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