はじめに
Sequence MakerはExcelから測定器を制御可能にするアドインです。Sequence Makerは誰でも直感的な操作で使えるのですが、少し使い込んでくるといろいろと疑問がわいてくることがあります。そんな日頃感じている疑問・質問をまとめていきます。Sequence Makerについての詳細は以下の記事を参照ください。
お断り
本記事の内容はSequence Maker開発元の公式見解ではなく、あくまでも個人が趣味の範囲内で執筆しているものです。記事の内容について開発元へ問い合わせることはお控えください。ご質問・要望などは各記事のコメント欄へお願いいたします。
質問:Sequence Makerはどこで入手できますか?
回答
以下のサイトからダウンロード可能です。
質問:使用にあたり、ライセンス費用などかかりますか?
回答
かかりません。無料です。Excelは有償製品なので買ってください。
質問:測定器何台まで制御可能ですか?
回答
最大12台の測定器まで制御可能です。V1.60から6台⇒12台に増えました。
質問:測定器以外も制御可能ですか?
回答
Arduinoなどのシリアル通信可能なマイコンと通信することができます。またCONTECのデジタルIOボードと組み合わせてリレーなどを制御して回路を切り替えることができます。他にもLANで制御可能なパトライトなんかも制御できます。
質問:「通信コマンド」はどこを見ればわかりますか?
回答
「制御したい測定器の型名+通信取説」や「型名+通信コマンド」といったキーワードでGoogle検索すればたぶん見つかります。例えば、Keysignt社のE4980Aのコマンドを知りたいときは「E4980A 通信コマンド」と検索すると見つかります。ただし、メーカーによっては閲覧するのにユーザー登録が必要な場合があります。
質問:VISAを使って通信することもできるの?
回答
できます。NI-VISA、IO Libraries Suite、KI-VISA、R&S VISAなどに対応しているので、お好きなものが使えます。注意点としては、1つのPCに複数のVISAを入れることはやめた方が良いです。通信できない、などのトラブルの元になります。
質問:詳しい使い方を知りたいときは?
回答
Webマニュアルに細かく書かれているので参照。
質問:多言語対応?
回答
日本語、英語、韓国語、中国語に対応しています。Excelの言語設定と連動して自動的に切り替わります。
質問:パソコンと測定器はどうやって接続するの?
回答
RS-232CやUSB、GPIB、LANなどいろいろな接続方法があります。下記の記事参照。オススメはUSB。
質問:測定器を自動制御することもできるの?
回答
通信コマンドをExcelシートに並べて書くだけで、いろいろな制御が可能です。測定の自動化も可能です。測定条件を変えながら何万回も測定するとか、長時間測定するとか、余裕でできます。
質問:VBAとの連携や外部プログラムの実行はできる?
回答
余裕でできます。
Sequence Makerを外部プログラムから制御するためのAPIも公開されていますので、Sequence Makerの制御を自動化することも可能です。ちょっと複雑な制御をしたい場合はチャレンジしてみましょう。
質問:ちょっと変わった使い方は?
回答
マイコンと通信するとか、LINEにメッセージを送るとかできます。以下の記事参照。
まとめ
この記事は思いついたら随時追記していきます。また、掲載の無い質問などありましたらコメント欄にご記入ください。可能な範囲で回答いたします。