はじめに
Sequence MakerはExcelから測定器を制御可能にするアドインです。Sequence Makerには通信コマンドのログを確認可能な「コマンドモニター」という機能があります。今回はコマンドモニターがどんな感じに表示されるのかを紹介したいと思います。Sequence Makerについての詳細は以下の記事を参照ください。
お断り
本記事の内容はSequence Maker開発元の公式見解ではなく、あくまでも個人が趣味の範囲内で執筆しているものです。記事の内容について開発元へ問い合わせることはお控えください。ご質問・要望などは各記事のコメント欄へお願いいたします。
コマンドモニターの表示
コマンドモニターを表示するためにはツールにある「コマンドモニター」をクリックします。
専用のウィンドが立ち上がります。
使用例
今回は以下の記事で使用した通信コマンドの送受信ログを表示してみます。
コマンドモニターを表示した状態で通信するとこんな感じになります。
コマンドモニターで表示される項目は以下の通りです。
- 年月日
- 時分秒
- インターフェイス設定番号(#1~#6)
- 送信(S)または受信(R)の識別記号
- 送受信したデータ
また、コマンドモニターのウィンドウ上で右クリックするとメニューが表示され、ログを保存したり選択したりクリアーしたりすることができます。保存はテキスト形式です。
使いどころ
コマンドモニターはSequence Makerで送受信したデータが全て残るので、後から通信内容を解析したり、何かトラブルが発生したときに確認するためのログとして使用できます。
注意
コマンドモニターを表示中は、描画更新などの影響でSequence Makerの処理速度が低下します。速度を優先する場合は使用を控えた方が良いでしょう。
まとめ
今回はSequence Makerのコマンドモニター機能を紹介しました。コマンドログが手軽に見られるのは便利なので、特にシーケンスを作る際のデバッグなどには活躍すると思います。動作確認ができ、順調に稼働するようになったら非表示にするという使い方が良いかと思います。